glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

石井桃子さん逝く

2008-05-14 22:35:25 | 
4月石井桃子さんが亡くなられました。101歳だったそうです。
日本における子どもの社会教育に多く貢献された方と思います。30~40年前子どもための文庫活動が盛んでした。図書館もあまり整っていなかったせいでしょうか、青空文庫と称する出張図書館は地域の人には人気がありました。このような活動も彼女の活動に影響を受けたものと思います。
少子化の影響か、それともと予感が整備された影響か今は見かけなくなったように思います。仲間同士で本を選ぶ楽しさや、競争心もあって子どもたちは競い合って本を読んでいたように思います。共に読む楽しみが減ったことは残念です。

 もう40年前以上石井さん他4~5名の方が執筆した児童文学概論なるものを手に入れ何度も読みました。読み返す度に子どもの本選びで必要な心構えを思い出していたように思います。

 引越しの時もう読まないとわかっていても処分できません。ボランテイァ仲間に学校図書の司書資格を取って働き始めた人がいましたので、頼んでもらっていただきました。

 つい先日黄色く変色した児童書についてのスラップックを見つけました。まだ捨てきれず、押入れに入れました。

 中学に入ってすぐ読んだ本が『ノンちゃん雲に乗る』と壷井栄の『51番目のザボン』だった記憶があります。

 それ以来、子どもたちも含めて随分とお世話になったように感じます。

 ご冥福をお祈りいたします。ご本人は今雲の上かもしれません。
コメント (2)
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