写真はNikonのHPより
ニコンが、予てより噂になっておりましたフルサイズミラーレスのフラッグシップ機「ニコン Z 9」の開発を正式に発表しました。
https://www.nikon.co.jp/news/2021/0310_z9_01.htm
Z 9については既に昨年より噂が飛び交い、私も10月10日にこれに関する記事を書いておりました。
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/ca8e8dce3ef73e8a22cac3166c6a4047
その折にはhttps://nikonrumors.com/ に掲載されていたZ9の予想写真を掲載いたしましたが、今回ニコンから発表されたZ9は、それよりはるかに機能美に溢れた端正なもので、ニコンのフラッグシップ機として相応しいデザインだと思いました。Nikon Rumorsの最新の記事によればその大きさはDSLRのフラッグシップであるD6の85%程の大きさだとのこと。
ニコンZマウントは口径55mmと、 35mmフルサイズのイメージセンサー用としては世界最大です。それでいてレフレックス機構を持たないミラーレスのボディはDSLRよりも小型となりますので、Z7など現行のZシリーズはボディサイズに対して大き過ぎるマウントをデザイン的に処理しきれずマウント上部が軍艦部まで食い込み、私に云わせれば「ニコンにあるまじき不細工な姿」となっておりました。
しかし、今回発表されたZ9の写真を見る限りにおいては、ミラーレスだからとボディを無理に小さくせず、成人男性の手で操作し易い範囲での小型化により実に品良くまとまっておるではないですか。先にも書いた通りなんとも不細工なZ7やZ6にはまったく食指の動かなかった私ですが、これなら「買い」ですね。ただD6同様、報道用のフラッグシップ機ですから私の用途には過剰な部分もあるし、そもそも高価(おそらく実売over800k)に過ぎます。
いずれD850の後継機もミラーレスになることと思いますが、その時にはZ7-Z6の流れを汲むデザインではなく、Z9の下部(縦用グリップ)をカットし、必要に応じて各種設定ボタンを配置したマルチバッテリーパックを装着できるものにしてもらいたいものです。
この夏にオリンピックが実施されたとするならば(私は、おそらくは実施できないし、するべきではないと考えておりますが)各競技会場ではZ9が大量に試用され、そこからのソフト的なフィードバックが反映されたモデルが冬前に発売になるものと思われます。
Z9の登場が、このところのレンズ交換式ミラーレスの市場ではソニー、キヤノンはおろかオリンパスやフジの後塵を拝するまでになっているニコンのカンフル剤となり、三つ巴のトップ争いに参戦できるようになることを大いに期待したいものです。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月6日に撮影した写真を4点掲載いたしております。春の野の足元で咲く、小さな花たちをご覧頂けたら嬉しいです。
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