キヤノンには有ってニコンには無かった超望遠レンズ、800mm f/5.6が間もなく登場するはずだとNikon Rumorsは主張している(see here)。大昔には2000mmのレフレックスとか1200mmなどと云う弩級のレンズをラインナップしていたニコンだが、2005年にカタログから800mmが落ちて以降は600mm f/4が最も焦点距離の長いレンズとなっていた。
2005年時点で報道用のカメラは既にフィルムからデジタルに移行し、D2シリーズが使われていた訳だが、D2シリーズのイメージセンサーはAPS-Cだから600mmレンズを装着すればその画角はフルサイズ換算900mmと同じになるから800mm超望遠が無くても特に支障はなかったのだろ。
ところがフルサイズイメージセンサー時代となってみると、×1.4テレコンバーターを使ってくださいとも云いにくいし、キヤノンへの対抗上も無い訳にはいかないとの判断でAF-SとVR、そしておそらくはナノクリスタルコートを施しての復活なんだろうな。
Nikon Rumorsによれば、発表は今からフォトキナ(9月18日から)の間だと云うことだが、それじゃぁロンドンオリンピックに間に合わないだろう。もっとも報道各社には無償貸与されロンドンで実践使用されるのだろう。でもその後はどうなるんだろうね。あげちゃうのかな?
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の桑の老木の荒れた樹皮。蚕を飼わなくなって久しいが、餌となる葉を取るための桑の木は今でもところどころに残っている。