火星エンジン

 昨日blogに突如YS-11が登場したので驚かれた方がおられるかも知れないが、実は日曜日に埼玉県所沢まで出かけて行った郷秋<Gauche>なのである。主たる用事は所沢市民文化センター  ミューズアークホールで行われた、Vn:千住真理子、Vc:長谷川陽子、Pf:仲道郁代のピアノトリオの演奏会であったのだが、せっかく航空公園まで行くならば是非とも所沢航空発祥記念館を見てこようとコンサートの客入れ1時間半前に航空公園に行き記念館を見学してきたのでありました。

 どんなヒコーキが展示されているのか勿論事前にWebで調べて出かけたのでしたが、失礼ながら脈絡なく手に入ったヒコーキが展示されていると云った感じではあった。しかし、クルマの博物館はあってもヒコーキの博物館となると我が国ではその数が極少ないので貴重な存在であることは間違いない。昨日ご覧いただいたYS-11はこれだけが駅前に展示されていたのだが、これと公園内に屋外展示されているカーチスC-46コマンドー以外は全て屋内展示である。

 今日は記念館内に展示されていた、三菱重工業が太平洋戦争期に開発・製造した空冷複列星型14気筒エンジン、火星(かせい)をご覧いただこう。双発の爆撃機一式陸上攻撃機や海軍の局地戦闘機雷電に搭載されたエンジンである。展示されているのは厚木基地の土中から発掘されたものとの事。調べてみるとこの「火星」には遠心式スーパーチャージャーが装着されていたようだ。米軍のB29のエンジンにはスーパーチャージャーが装着され高高度から云々と聞かされていたが、太平洋戦争初期に既に日本製のエンジンにもスーパーチャージャーが装着されていたことを初めて知った郷秋<Gauche>であった。


http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 13日に撮影した写真を掲載いたしております。木々が一斉に芽吹きだす森の様子をどうぞご覧ください。

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