Fukushimaの現実

 本業的には年度初めの繁忙期ですし、副業的には花盛りの森に撮影に行きたい時期ではあるのですが、訳あって昨日から福島の実家に帰ってきております。と云うわけで今日は、福島県民にとっては日常ですし、福島人である郷秋<Gauche>としても帰って来るたびに目にしていることではあるのですが、福島以外にお住いの方には???と云う画面だと思いますのであえてここに掲載いたします。


 3.11から6年が経ち、福島以外では既に風化が始まっているかに見える東京電力福島第一原子力発電所の事故ですが、現地福島ではいまだに毎日このように各地の放射線量がNHKテレビで報じられているのです。この画面は浜通りに位置した福島第一原発付近のものですが、この前には県内全体の、そしてこの後には「福一」構内の放射線量が毎日報じられているのです。

 しつこいようですが云っておきます。「福一」で発電された電気を、福島県民は1ワットたりとも使っておりませんでした。そこで作られた電気は全て首都圏に送られ首都圏で消費されていたのです。そして今、事故の後遺症で苦しんでいるのは福島県民です。「放射能がついている」と、いじめにあっているのは首都圏に自主避難している福島県民なのです。

 残念ながら私に出来ることは、「福一」で作られた電気を使っていた首都圏の皆さんにこの事実を伝え、そしてこの事実に心を寄せて頂きたいとお願いすることだけなのです。私の力はもちろん小さい。でも、この事実を伝えないではいられないのです。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは3月18日に撮影した写真を5点掲載いたしております。まごうことのない春がやって来た、そんな森の様子をどうぞご覧ください。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

 と云うわけで今週末も恩田の森に撮影に行けませんこと、blogに掲載できませんことをお知らせいたします。

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