どピーカン

 今日の昼過ぎまでのように、雲ひとつなく太陽の光が地上に燦々と振り注ぐ日を人は「絶好の写真日和ですね」と云う。確かにある種の風景写真では真っ青な空が欲しくなるのだが、雲ひとつないのが良いかと云えば然にあらず。その季節らしい雲が浮かんでいる「青い空に白い雲」の方がはるかに良い、と云う場合の方が多い。たとえその季節らしい特徴がなくても、プカリプカリと白い雲が浮かんでいてくれた方が絵になる場合の方が多い。

 今日ご覧いただくような花の写真には、「どピーカン」は、実は撮影には全く不向き。ご覧いただいてお判りの通り、強い影が出たり花弁の白が飛んでしまったりと、余りよろしくないのだ。助手でも入れば広げたレフ板で直射日光を遮ってもらうのだが、一人での撮影だからそうも行かない。花の写真の場合には「ピーカン」は「絶好の写真日和」ではなく、空全体が満遍なく薄い雲に覆われた日が「写真日和」なのである。
注:「ピーカン」と云う言葉をご存知ない方はhttp://zokugo-dict.com/27hi/p-kan.htm をご参照ください。


 と云うわけで今日の一枚は、「どピーカン」の中で撮った広葉の甘菜(ひろはのあまな)。ようやく咲き出しただばかりなのであと1、2週間は撮ることができそうだし、そうこうしているうちにカタクリも咲き始める。昼休みの散歩&撮影がしばらく続くことになりそうだ。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは3月11日に撮影した写真を5点掲載いたしております。春がちょっと足踏みをしている、そんな森の様子をどうぞご覧ください。
「恩田の森Now」 http/:blog.goo.ne.jp/ondanomori
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