福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

講演会の準備

2010-02-01 | できごと
知り合いのT先生が歯科医師会で学術関係の理事をしているなりゆきでしょうか、福岡市とその周辺をカバーする福岡県西地区歯科医師会の年次大会で講演をするはめになってしまいました。
私も聴く側としてはここ数年参加しているのですが、この地域は開業歯科医師が多いので、結構な参加者がある学会です。そのうちポスター発表くらいは、と思ってはいましたが、いきなり講演をする側になるとは想定外でした。
テーマは「基本にもどって、患者さんが求める歯科医療」、で副題は「歯がだめになったら」。
自分の専門分野で小児~青少年期で考えると、乳歯がだめになったら、というのが中心でしょうが、成人の場合と異なるのは、乳歯はだめにならなくても永久歯のかみ合わせや歯並びを良好に誘導するために、乳歯を計画的に抜かねばならない場合もあるということです。
また、この時期の抜歯といえば、上の前歯付近に発生することがある、過剰歯があります。また、基本的に抜きたくはないのですが、歯科矯正治療のために小臼歯などを抜く場合もあります。
成人では、虫歯や歯周病などで抜くか保存するか? と悩む場合が通常で、抜歯後はブリッジ、入れ歯、インプラントなどで修復するというのが流れでしょう。
しかし、青少年期までは成長発育という時間軸があるので、抜歯といっても咬合育成的であってマイナスイメージがありません。ちなみに咬合育成とは、健全な歯と歯茎をベースに、機能をともなった良い歯並びかみ合わせを育てるという意味合いがあります。
私の講演タイトルは「経過観察のなかで学び、抜歯を考える」。福岡県歯科医師会館にて2月14日(日)、トップバッターで1時間ほど話すことになります。
週末の時間でシナリオがほぼ出来上がりましたので、少しほっとしたところです。


 





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                           http://www.futatsuki-dental.com/
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