熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

短いコンサート1

2011年09月04日 | コンサート
時間的余裕がなくなった今日この頃。
手軽に行けるコンサートがあると、サッと行ってリフレッシュしています。
アクセスのよい所に住むメリットをつくづく感じます!
それにコンサートは無料!!!

コンサート1
美術館の調べ

藤井快哉レクチャーコンサート。
前に書いたピアニストのインタビューのたしか後半のお話が彼だったと思います。
(青柳いづみこ著「我が偏愛のピアニスト」)

♪Sing Swing Gershwin!

ガーシュイン、ガーシュウィンどっちかしらん。
ほとんどガーシュウィンの曲ばかりのプログラム。
ラプソディー・イン・ブルーは江口玲さんという方の楽譜で、
大変な難曲に仕上がっているそうで、力演でした。

クラシックのピアニストが弾いているので、あくまでもなんちゃってジャズなんだそうです。
そもそも楽譜を見るのがジャズではない!?
ジャズとクラシックの深い河に橋を架けたガーシュウィンは偉大です。
ジャズをきちんとした楽譜にしたところがエライのでした。

藤井氏がなんちゃってジャズなら、私がコソ練していたガーシュウィンはいったい何?
一気にやる気なくなりました。

ボルコムという現代作曲家の「ラスト・ラグ」、いい曲。
メロディをチェロの音色に変換して聴いている自分にびっくり。

興味深いエピソードもまじえながら、1時間15分の楽しいコンサートでした。
楽譜店で手にとって見て下さいと、使った楽譜もプログラムに記載されていました。

藤井氏は大阪クラシックにもご出演。
池村佳子さん達と「四次元三重奏団」を組まれています。

この「美術館の調べ」に行ったのは2回目。
1回目はエントランスホールでチェロのコンサートでした。
今回はアトリエ1となっていたので、教室みたいな部屋を想像したら、
天井高5mくらいありそうな広い部屋で観客数も大勢。
ずっと前に行った茂木健一郎氏の講演&コンサートは、館内にちゃんとした多目的ホールがあって、そこでした。
私の仲間内では大不評の建築「行く気のしない美術館」なのですが、行くたびに贅沢な空間が出現するので、いっそ「館内めぐり」の企画でもしてくれたらウケるのにと思いました。