熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

携帯から

2009年11月09日 | 日常
パソコン入院中につき携帯から。

先日右手中指が腫れて痛みもでた。
中指を一番使っているらしい。
1日で治ってやれやれ。
珍しい友人知人に会う機会が立て続けで、仕事も暇だし、それら逃さず参加。
なかなか刺激的で楽しかった。

中でも現代美術の作家達と建築家達中心の集まりがハチャメチャですごかった。
なんとノンアルコールは私だけ!

60代とは思えぬ元気なお兄さんお姉さん。
とある古い市民ホールを私がけなしたところ設計した本人でマジ切れ寸前。
市民の声は素直に聞くもんだとかばってくれる方ありでホッ。
ホールの設計、音響の話題は興味深かった。

彼らに会うのは十年ぶり?
彼らに限らず、そんな長いスパンが珍しくなくなるお年頃。
あと何回会えるのかなとふと思う。
参加したすべての集まりで、親の介護が話題になったのも特筆です。

振り返れば意外なことに、たまたま同席した方の話にピンときて、転職したり、引っ越ししたりしてるんです。
人の話っておもしろいのはおもしろい。

ああしんど。
携帯は疲れる。

フルート・ピアノ・チェロ

2009年11月03日 | コンサート
山形由美さんとヴェネツィア室内合奏団のメンバーとのトリオです。

因果なものです。
フルートよりもどうしてもチェロに注意が行ってしまいます。
何しろ、「ガダ兄」のモデル、ガダニーニを目の前で見ているのですから。
色も全然違うし、第一あの優美で奥行きのある響きの低音を聞いたら、
ガダ兄のどこがガダニーニやねん、とつっこみたくなりました。
ただ、明るい音色は傾向が同じだと思えます。

若いファンキーなチェリスト君、大活躍でした。
超絶技巧の曲が2曲もあったし、大熱演。
イタリア人の演奏はほんとに表情豊かで、ノリノリ。
恍惚のフレーズ、危険なフレーズ、全身で表してくれるのでわかりやすい。
ピアノの人は、いつぞやのリュートのおぢさんと同じ目つきだったりして。

歌の翼は、フルートの方が翼っぽくて聴き惚れました。
余談ですが、私の高校の恩師はアマチュアフルーティストの「鳥の歌」を聴いて感涙にむせんだ経験があり、チェロの曲だと言ってもフルートの方が合っていると信じておられます。

最後のオペラメドレー、アンコールの夢、トリオが新鮮で感激しました。
昔から妙にツボにはまる曲、カヴァ・・間奏曲、一部チェロのソロを初めて聴きましたが、上手く弾かれると泣きそうになりますね。

山形さんのドレスは上等です。


■出演者
フルート 山形 由美 ☆
ピアノ パオロ・コニョラート ◎
チェロ ダビデ・アマーディオ □


■プログラム
メンデルスゾーン=シュテックメスト:「歌の翼に」による幻想曲 ☆◎
モーツァルト:フルート、ピアノ、チェロのためのソナタ ヘ長調 KV13 ☆◎□
パガニーニ:ロッシーニの「モーセ」の主題による変奏曲 □◎
ハイドン:ピアノ三重奏 ニ長調 Hob.HV-16 ☆◎□
* * *
マルチェッロ:ヴェニスの愛(オーボエ協奏曲 ニ短調 第二楽章「アダージョ」) ☆◎□
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭 ☆◎□
パガニーニ:ポラッカと変奏曲 □◎
ヴィラ=ロボス:ジェットホイッスル ☆□
サンサーンス:白鳥 ☆◎□
サティ:ジュ・トゥ・ヴ ☆◎□
加藤昌則編:イタリアオペラ・三都物語 ☆◎□※世界初演
ヴェネツィア、ローマ、ナポリで初演されたオペラの有名アリアをたどるメドレー【トゥーランドット「誰も寝てはならぬ」、カヴァレリア・ルスティカーナ「間奏曲」、椿姫「乾杯の歌」など】

アンコール
ドビュッシー:夢 ☆◎□

15回目のレッスン

2009年11月01日 | チェロレッスン
○ユーモレスク

先に手馴らしとして、Dotzauerを弾いてもよかったのですが、
ぶっつけで弱点をさらけだすことに。

ドツボから脱出中。
お手本堤CDを聴き、一緒に弾き、ヨーヨー・マの動画を見て徹底物真似大作戦。
結果、練習を録音したら予想以上に効果があって、思わずニンマリ。
しかし、まだしっかりと身についておらず、レッスンになると7割程度の出来。
ミスも多かった。
音程も不調で、ミとファ♯が低くなる傾向。
レッスンの録音を聞くと、ちょっとショックですけど、先生はちゃんと認めて下さった。
どう弾きたいかわかるし、だいぶ色が出てきました、弓の運びもスムーズですと。

○今回の最大ポイントは拡張。
細かい音符のある例の小節ですが、発音が悪いので特訓。
こういう小節は、端折っている風な弾き方は禁物。
はっきり、くっきり説得力がほしい。
耳タコですが、人差し指が未だに伸ばし続けられない。
先がすぐ曲がってしまう。
初心に返って、拡張の手の形をおさらい。
それと、指番号もちょっと変更。その手は気がつきませんでした。
何回もトライしましたが、希望の粒ぞろいの音はなかなか出せません。

○左4本の指を置く時、1の指に重心をかけすぎる。←音程が狂いやすい
 腕、指の形、おさらい。

○ちりめんVib.になる場合、正しい音を鳴らしてからVib.
○5ポジ、7ポジの小節、音程が的中した時は、堂々と聞かせるつもりでテンポを落とす。
 どこでも言えることですが、その時出た音で、臨機応変に対応する。
○唐突なrit. dim. pp f 開放弦など、そこだけ極端になりすぎないこと。
○場面の転換では、焦らずゆっくり間を取る。その他アチコチせっかちな箇所注意。

次回も。
Dotzauerは自習継続。