熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

トロイメライ

2009年08月17日 | チェロ


市の音楽室にキャンセルが出たので、帰省中のM子さんと急遽デュオをすることに。
このたびはM子さんのコンクール出場が控えています。

コンクールの課題曲は何とトロイメライ。チェロでもお馴染みな曲です。
そうだ!ワタシもトライメライしてみような~んて!

トロイメライが載っている31選の名曲集は手付かずのまま。
ノンヴィブラートでは面白くないので敬遠中なんですが・・・
いくら亀の歩みでも、音の所在はちーとはわかってきたので昔より音を取るのは早くなってますね。

しかし、この単調な曲をブザー音で弾くと耐えがたいものがあります。

ピアノと調性も同じでした。
伴奏譜とソロの楽譜も共通部分があります。
弾き始めて2日目のチェロの伴奏という、酷なお願いをしたものの、ピアノソロの素晴らしさとのギャップが大き過ぎてぼう然、そして中断。
時期尚早でした。ごめんなさい。

メロディがチェロだけではテンポ感も音程も危ういので、ピアノソロと一緒に弾かせてもらうことに。
曲想が体感できるし、手馴れたピアノに相乗りさせてもらって超楽しい!!!
しかし、録音を聴いたらチェロの音がいかにも邪魔で、愕然としましたよ。

M子さんのトロイメライは、録音を聴いても美しい。
本人は全然出来ていないとおっしゃるけど、かなりいい線いっていると思いました。
一次予選はワタクシが保証します!

YouTubeでホロヴィッツや、仲道郁代さんの解説付き演奏も聴けるのですね。
夕べ、聞きまくりました。
ピアノは音符がたくさんあって雄弁で華やかですね。

チェロでは、カザルス、ジュリアン・ロイド・ウェッバーなど。

弦楽器は、ピアノの音符の豊かさに変わる何かを、弦の振動で表現しないことには聴き劣りしてしまうわけですね。
考えたら恐ろしいことです。

Pablo Casals plays Traumerei

音が悪いので、カザルスと知らない頃なら、絶対スルーしていたでしょう。

新倉瞳さんの動画
ボウイング、指使い、を参考にさせていただきました。

帰り際、事務所のオバチャンに「ピアノ上手ですね!すごいですね!」とビックリされました。
最後の方は汗だくでショパンをバリバリ弾いていたのですが、防音設備がないから丸聞こえ。
下手なチェロも丸聞こえかと思ったら、ピアノとは音量が全然違うことがわかりました。
広々としたお庭付き練習室、快適でした。