熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

56回目のレッスン(通算73回目)

2007年10月20日 | チェロレッスン
突如、お奨めしたい練習曲がありますと先生。
初見で弾ける、第一ポジションばかりの簡単なテーマの繰り返し。
そのバリエーションが数種あって、だんだん音符が増えて早くなる。
16分音符が正確に早く弾けたら、ボッケーリーニにも応用できるのでがんばった。
次回までにテンポを上げて練習してくること。
先生の秋の一斉キャンペーンは、どうも音程と右手スピードのよう。

アップテンポは次のスケルツォもあるから忙しい。

◎メヌエット ボッケリーニ

前回終わりましたが、うまくいかないので再度チャレンジ。
心がけは評価して下さったが…

緊張してしまい、やっぱりコケまくり。

「よくなってますが・・・(まだまだアカン!)」

出だし、レド♯レミレ~を何度弾かされたことか…
(この楽譜、同じレ~にスタッカートがあったりなかったり)
最初が肝心。
ソフトに軽やかに粒ぞろいの音を出す。
レ~、響きを出すように。

4の指に力が乗ってないので、ぼやける。
発音をよくしようとすると、力の入った重い音、きつい音。
響きは短い。

ふんわり香り立つようなイメージで音を出して下さいと言われても・・・
よく響くソフトな音が出ない。
ちなみにアリュール付けてますが、香ってましたか?

ついに、「私のチェロだったら、もっと響くのに!」とぼやいてしまった。

先生のイタリア~ンなチェロと交換することに。
やはり、だいぶ響いてくれます。

延々、音のニュアンスをあれこれ言われ、まだよく理解できないながらも、
これが曲を弾く醍醐味かなと思う。
音楽をしている実感がある。

音のイメージを大切に!イメージ通りの音を出せるように!
デリカシーのない音の羅列はいけません。

最終的には、まあ及第点でデュエットできました。

が、録音をきいてびっくり。
チェロはやはり弾く人次第。
先生のチェロは、ワタシの演奏で無惨な別の音になっていて、
教室のチェロは、いつもとは違う上等な音色をしていた。

毛替えしたせいか、開放弦でビャンと言わなくなったのに、
先生のチェロでは、A線の絶叫が多い。
安物の弓を使うなと言われているようだった。

◎バッハ無伴奏1番 プレリュード(前半)

また残り少ない時間。
最近、見てませんね、ということで。

張り切って弾いたのですが、途中でふと楽譜を見たら、モタモタオロオロ。
楽譜のどこ見ても似ているので、どこかわからなくなった。

先生に、楽譜を隠され再チャレンジ。
この方が、よほど弾きやすい(途中でおぼろげなところありますが)
先生も、ずっとマシとおっしゃった。
なんだか、ロードムービーみたいなんですね、この曲。
山越え谷越え進んでいく感じが心地よい。

・・・のですが、
如何せん技術的に未熟過ぎてどうしようもなく、
もっともっと練習しなくては。
先生のチェロで、こんなプレリュード。すみません。

少し注意点を言われただけで、先生と一緒に弾いて本日終了。