福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

頼られて・・

2020-03-22 14:40:41 | 日記
春分の日の前は、天候に恵まれず、寒いこともあって、ご利用は、苦戦。
だから、土曜日の食数をつい、加減していつもより5少なく。
しかし・・
結局のところ、空模様の見間違い。

なになになに・・あっという間に、限界食数に。
後は、まかないを削るしか・・。
ところが、ところが、まかないにさえ、食い込み始める。
メインの魚を変えて、なんとか急場しのぎ。
お二人分のまかないだけは・・と、なんとか確保。
その後も、こちらがいらつくほどのご利用。
とにかく、空腹は、よくありません。

ご利用のみなさんは、いつものおなじみのかたばかりで、定食はありません・・と言いずらい。
なんとかなんとか、やりくりやりくり。
やりくりも底をつき、やっと、麺類に誘導。
やれやれ・・でもあり、やっかいだなあ・・でもあり。

それから、ず~~っと時間が経過して、ワタシもまかないに入り、
それからまた、ず~~っと時間が経過して、最終オーダーの時間に。
その時まで、ずっと静かに、新聞読んだりしながら過ごされていたご利用者さんが、
うちに帰ってご飯つくるより、ここでご飯を食べたい・・とお申し出。
むぐっ・・
ありがたい・・
とほほ・・いろいろな感情が、ごちゃごちゃと。
・・ではありましたが、その時には、ワタシもまかないにありつけて、なんとか元気を回復していました。
だから、結局、足りない小鉢用の卵を焼いたり・・なんとか定食まがいのお食事を用意できました。
ゆっくりゆっくり召し上がっておられました。
その間にも、タクシーで予約されたお弁当をとりにみえたご利用者さん。
腰を痛めて、整形に行って腰ベルトを巻いてもらった・・と。
なあんと、乗ってきたタクシーを待たせて、お弁当を渡されるのを待たれていたのです。
もお、びっくり!!

老いていくかたを見守っての15年あまり。
こんなにも、信頼して頂いているのか!!と、本当に、びっくり!!
福祉亭の運営を担い始めての頃、市の担当職員が、
年寄りは、律儀だよ・・・心配ない・・と励ましてもらいました。
それをずっとアタマの隅に置いての運営となりました。
確かに!!
本当に、言葉どおり!!
その職員のお父さんは、確か、同じような公務員系だったような??記憶。
大変周囲を大事にされ、常に、周囲のみなさんのためになるように・・という仕事ぶりだった・・と伺っています。
その息子さんも、ワタシたちの手に、福祉亭を残してくれました。



コメント
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