福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

場と機会の提供

2012-06-30 04:47:25 | 日記
中学生の職場体験を受け入れた一週間だった。
男子二人。

市内の公共施設にも、2・3人ずつ職場体験ぐみさんたちの姿を見かけた。
2年生。
姿をみると、ふ・ふ・ふ・・と、どこか、笑みがこぼれる。
筋肉が柔らかい人たちは、心の筋肉も柔らかく、空気まだで柔らか。
素直、かわいい、初々しい・・・
でも、しっかりもしている。
5日間という長丁場。
福祉亭の5日間は、どんな毎日だったことか。

職場体験のノートには、がんばった様子と、また、明日、こんな風にがんばるぞ・・が記入されていた。
組織としても未熟で、職場環境としても整備されているわけでもない福祉亭が、中学生のみなさんに、提供できるものとして、
人と人の関係づくりの場と機会を提供できます・・・と、数年前、職場体験記録集に書かせて頂いている。
東京都教育委員会から直接連絡が入ったり・・のやりとりの中で、体験記に掲載されるってことは、何か名誉なことだったみたいでしたよ。

福祉亭からみた職場体験の位置づけは、世代間交流。
毎年、どんな子どもたちが来てくれるのか楽しみに待つ。
今の親世代がどんな子育てをしているのかにも触れる機会。
皿洗いをしながらのなにげない会話から、その子が生まれながらに背負っているものに触れることにもなる。
何が恵まれていて、何が恵まれていないか・・などと、簡単には、判断がつきかねるもの。

そんな職場体験の時間の中から、「人生」は、高齢世代だけにあるわけではないことに気付かされる。
生まれながらにして、人として背負うもの・・・
それが、重荷になることもあれば、生きていく力になることにも。

「場と機会の提供」は、中学校教育に携わるみなさんへ提供するばかりではなく、福祉亭も多くの「場と機会」を中学生のみなさんと、先生たちから得ている。
まだ、まだ、身体もきゃしゃで、できることも少ない14歳さんたちに「人生」を教えられるのです。
たぶん、それは、これからの人生の、時間の長短は、あるけれど、どちらにも「力」になるものだと思います。

笑顔が曇るようなことのない人生が、開かれていきますように・・・がんばって。
見送った中学生の後ろ姿は、ほっとしていました。

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地域のお役

2012-06-29 06:03:19 | 日記
民生委員さんのご相談日。
ちょうど、ご利用も少なく、おしゃべり。
内心、ご相談に来て頂いているのに、ご相談ごとがなくて、申し訳ないなあ・・と、思っていた。
ところが、民生委員さんのほうから、ご相談ごとが・・

民生委員さんに、地域のみなさんは、どんなことを期待しているのか、聞いてみて欲しい・・と。
そうか・・
民生委員さんとしての仕事に対する取り組みは、大変多様。
普通の市民感覚からは、ちょっと、なあ・・・の、示威行動もこなされているし、
守秘義務を背負うので、そうそう、世間話フウには、おしゃべりもしにくいし・・と気付かされる。
それでいて、地域の期待感は大きい。
だから、失望感も大きくなりがち。

福祉亭にご縁のある民生委員さんは、複数人おられる。
どのかたも信頼できる人物。
ただ、困ったことが持ち上がった時、すぐ、お顔が浮かぶかたは、まあ、限られてしまうのかな~。
この違い・・これは、なんだろうか???
よく、ケアマネさんにしても、民生委員さんにしても、「相性」が語られる。
仕事上のご相談ごとに、相性が語られ、それですまされてしまいそうなのも、ちょっと???・・疑問ですよね。
まあ、しかたのないことではありますが。

ご相談ごとに対する取組みの姿勢、
関わりの中からみえる人物像・・こんなところが、無意識の判断になっているのですかね。
身近にいつも、いてくださる・・これも、重要。
電話にも、すぐ、出て頂ける・・
すぐ、来て頂ける・・これは、大きな安心。




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お困りごと

2012-06-28 07:22:26 | 日記
地域のお困りごと相談は、いろいろ、いろいろ。
福祉亭のお困りごとも、いろいろ。
大きなお困りごとは、荷物の多さ。
これは、昨日も、取りかかり、幾分、空間がみえてきた。

ボラさん交流会で、提案があったお困りごとは、 
ネギを切っていると、つながってしまう!!
なんとかして欲しい。
まな板がすり減ってしまっているからです。

昨日は、月に一度だけスーパーの前で、店開きする修理何でも屋さんの日。
まな板削りをお願いに行ったら、いかにも、やりたくなさげ。
一枚1000円なら・・と。
包丁研ぎと同じで、一度やれば、すむということでもないことに、1000円かあ~~と、内心、困る。
福祉亭のまな板は、何枚あるんだろう・・

ふっと、ちょうど折よく、別の用件でみえることになっている器用さんのことを思い出す。
さっそく、お願いしてみる。
快諾してくださる。

夕方、カンナ2台持参で、みえる。
早速、取り掛かってくださる。
見ていると、子ども時代に飽きることなく見とれていた大工さんの手元そのまま。
シュッ、シュッと、カンナの背中から出てくる削りくず。
ひのきの、良い匂いがたつ。
削りすぎず、削り足りなくないように、器用に、カンナを動かされる。
ほんの20・30分で、削り終わる。
木くずは、コンポストへ。
一石二鳥。
あっと言うまに、お困りごとは解決。
ほ~~っ。
ボラさん交流会で出たご要望は、なんとか、これで、全部クリア・・かな。
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安請け合い

2012-06-27 06:25:40 | 日記
やっと、気持ちにいくぶんのゆとり。
なんとかするように・・と、急かされている片づけ仕事がある。
2階の大掃除。

捨てても、捨てても、一向に減ることのない荷物。
空間を作れば、待っていたかのように、荷物が置かる。
その責任の一端をワタシも担うので、文句のつけようもない。
ただ、唖然とするばかり。

断りきれないお相手。
お相手の気持ちもわかる。
ついつい、お引き受けする。
持ち込まれた物をみれば、確かに、もったいない・・と思うような品物。
2階に収める。
そのまま・・数年。

これの繰り返し。
いくらなんでも!!
しかられていることもありますが、いくらなんでも・・・・の多さ。

捨てる!!
とにかく捨てる。
感情を動かさない。

何度も、ごみステーションに運ぶ。
それでも、片づけは、ほんの30%終わった程度。
どのくらいのごみに囲まれていたか、つくづく実感。
小さな冷蔵庫の処分に6700円!!
安易な安請け合いが、高いものについてしまう時代になっている。

消費税の増税も可決しましたね。
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10年目の・・・

2012-06-26 05:27:54 | 日記
トイレシャワーがとうとう、故障。
慣れた機能がないと、どうも、不便。
それでいて、すぐ、連絡をするわけでもなく、ぐずぐず。
もしかして、今度は、水が出るかもしれない・・・
もしかして、コンセントの入れ方が悪かったのかもしれない・・
明日は、出るかもしれない・・
こんな調子で、数週間。
とうとう、トイレ内には、故障の張り紙が出され、修理の日時が伝言ボードに張り出された。
つまり、ワタシではないどなたかが、修理を依頼してくださった・・・ということ。

修理のかたが、みえる。
すぐ、トイレの中に。
ひえ~~
あたりまえ!!
テキパキと便座をはずされる。
ぐ・ぐえ======!!
10年動かされなかった便座がいとも簡単に動き、10年分の汚れとともに・・・!!!
機械部分も・・・・

「治りますか?」
「はい」
ほんと???
修理は、手際よく進む。
いとも簡単そうに。
修理が終わると、修理はすんだ・・とばかりに、汚れはそのまま元にもどされそうな気配に、あわてる。
「あッ、待ってください。チョツ、ちょっと、汚れを・・・」
タオルを受けとってくださる気配はない。
しかたなく、ワタシがいつもの掃除タオルでこすってみる。
すこし、きれいに。

ハナシは、もっと、こわい。
サンポールは、トイレ内に置くだけでもダメ!!
ほんと??
汚れのよほどひどい時にだけ・・と。
サンポールから、トイレマジックリンから、3種類ぐらいを、とっかえ、ひっかえ、使っていた!!
塩素の揮発は、金属部分を錆びさせ、水道管が折れてしまうことがある・・・と。
え~~!!その時は、どうすればいいんですか?
「水道の元栓を閉めるしかありません。水道の元栓の位置を確認しておいてください。」
え~~~~??
どこ?
こういうことは、もっと、得意なかたにおまかせ。

うろうろ、厨房外を探してくださる。
見当たらない。
どういうものですか?
すると、お隣の水道の元栓を指さされる。
あッ、それなら、どこかにありましたよ。
あちこち探す。
厨房外のテーブルの下で、発見。
それを、開けると・・・
また、また、ぎえ=====!!
向こうも驚いたでしょうが、ほら、れいの、茶色のアイツが大慌て!!右往左往!!
きゃあ~~~~

結局、熱湯をかける。
かけながらも、きゃあ~~~~

10年も、開けたことないって、た~~~~いへん!!
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おチャ

2012-06-25 04:19:47 | 日記
賑やかなカラオケが、なんとか、無事終了し、みなさんとおチャ。
とにかく、スタッフは、全員フル回転しないと回らない日でした。
スタッフの編成は、60代半ばのワタシが最年少です。
前期も後期もおられるけれど、みんな間違いなく高齢者。
80歳さんは、疲れた・・・と、早めにお帰りに。
朝から、ちょっと、体調不良だったようです。
編成の最高齢は、たしか83歳さん。
お元気なのは、ほんとに、心強いのですが、後の疲れが気にかかります。

ちょっと、遅れてみえたパーキンソンを患われるかたも、カラオケの後のおチャに、ご参加。
一人くらしだから、みんなのいるところが好き・・と、喜ばれる。
特に、なにがあるというわけではないおしゃべりの会が、大変、気にいられた様子。
結局、1000円カンパしてくださるという。
お断りしても聞き入れてくださらないので、会員の年会費にさせて頂くことに。

おチャしていると、また、次つぎにボラさんや、お馴染みさんがみえる。

あれやこれや、一日中、立ち働きましたが、気持ちのよい一日でした。
膝と、足首がちょっと、痛みます。
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つまらないハナシ

2012-06-24 04:37:28 | 日記
会議に出かける前、そうだ、フォーラムのチラシ!!・・・と、大急ぎで福祉亭に。
なにやら福祉亭前のテーブルには、客人。
水曜日から、ほんの偶然に、ご利用が始まった「先生」と、お若い3人。

先生は、個性派。
先生の福祉亭との出会いは、大きな出会いとなったよう。
かつての教え子さんの保護者が、福祉亭のボラさんに数人。
先生も教え子さんを覚えていた。
たまたま居合わせたご利用者さんは、都心の学校の事務さんだった・・・ということで、また、盛り上がったよう。
夕方、忘れたうちわをとりにみえた時、たまたま、ワタシも出会う。
ワタシも、印象に残っている子どもの先生の名前を言うと、すぐ、現在の勤務先と役職を教えてくださる。
それから、毎日ではないけれど、毎日のように立ち寄られる。
いつも、うちわを片手に。
ワタシの顔を見ると、先生は、すたこら退散。

お若い3人ぐみさんは、韓国の留学生でした。
日本語は、ほとんど、不自由なさげ。
院生という。
公園ウオッチングの話から、ハナシは、どんどん、はずみ、日本人女性と結婚した韓国人男性の悩み。
日本語は、達者なんですが、語句と語句の組み合わせを間違えて、奥さんにいやがられている日々・・・という。
その奥さんは、お若く、かわいらしく、控え目・・・申し分なさげ。
ところが、どうも、うんちの話らしいんですが(さすが韓国のインテリジェンス!!はっきりは、おっしゃらない)、自宅ではせず、いつも、会社ですませるんだそうです。
それが、お若いご主人には不思議ふしぎ・・・と。
もう、笑うよりほかありません。
それじゃあと、おならに対する日本の家庭の様々・・・を大きな声で、話してしまいました。
まったく、そこまで、サービス精神を発揮しなくてもいいものを・・・
日本の・・じゃあないですね。我が家周辺の。
盛り上がる。
そしたら、韓国は、礼法の国ですから、「こんな話を外で、大きな声でしてしまいました・・」と、冗談まじりに、恥じらわれる。
あははは・・
楽しかった。

結局、会議は遅刻。、
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しっかりものさん

2012-06-23 07:34:34 | 日記
う~~ん、しみじみ感心!!
4月のボラ交流会で、業務日誌を提案されたかたが、久しぶりに出てみえた。
福祉亭ですから、「業務」という固い言葉は、馴染みませんので、「しごとの記録」ノートとさせて頂いた。

まだ、数ページの記入。
「まだ、これだけなの?」
「はい」ぐずぐず・・
「キチンと気付いたことを書かないと」
「そうですね」ぐずぐず・・
「書いたことを、見た人が、見たと、わかるように、何かマークでもいいから記入しないと」
「はい」
「書かれていることに、一言でも、なんでも、コメントを書かなければ、反応がない・・・と、みな、すぐ、やめてしまうでしょう」
「はい」

とにかく、こう言えば、ああ・・
ああいえば、こう・・の日々。
書かれていることは、まあね~、そうですね・・・。
それほど目新しいことでもないし、そんなこと言うなら、その前に、こっちのほうは、どうなんでしょうか?・・・などと、つまらない考えも、ついつい、浮かんでしまう。
これこれ・・・
これが、原因。
とにかく、ノートに目は通してはいるものの、頭から、はずしたい・・
お互いのいざこざの元になりそうなハナシは、とにかく、忘れたふりをしていたい。

そもそも、これが、今の福祉亭を作ってきた!!と、にぶ~~い、ワタシの頭でも、理解できました。

とにかく、すぐには、良くはならない。
でも、全体が上がっていく。
ボランティアだから言えませんよね。
でもね・・・と、適格なご意見。

「はい」
実践から出ている言葉の威力に負けました。
何度か、ワタシには、理解できない怒りを現され、いつもいつも、窮してしまったかたです。
一つひとつの怒りの元にある意味が、なんとか、理解できました。
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え・え・え????

2012-06-22 06:13:32 | 日記
昼前の厨房。
「通らせて頂いていいですか?」
「どうぞ~~」
な・なんと、大荷物が通過する。
しかも、2階へ。
え・え・え???
だって、荷物を整理するように!!というご指示で、やっと、なんとか重い腰が上がり始めた矢先です。
2階から1階へ、それから、それぞれの分別に従って、各自が処理をする・・が想定の流れ。
それが、逆!!。

目がまんまるに。
どういうわけか、こういう時、何も発することはできない福祉亭。
にこにこ。

午後、今度も、大きな荷物。
今度は、別のかた。
2階にあげるのに、荷物を分けないと上がらないから・・と、荷物をほどいておられる。
そうですか・・・。
やって、さしあげる。
2階は、もう、入りきらないほどの荷物があるのに、倒れ込むような姿勢で、なんとか入れ込んでさしあげました。
つい、最近、お断りしかねてお引き受けした着物類を、資源ごみに出したばかりなんですが・・・・。
どうして、こういうことになるのか、ワタシの頭と心は、コンランの極致。
ワタシがお引き受けしたものは、もちろん、責任を負わせて頂きます。
2階に運んでさしあげた・・ということは、もう、責任が発生したのでしょうか。

そうそう、他の曜日のボラさんが、「福祉亭に来るとびっくりすることばかり」と、おっしゃっておられました。
何に驚かれるのか、今度、ゆっくりお聞きしてみないといけません。
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2012-06-21 05:01:16 | 日記
今朝の夢。

歯の治療をしている。
にこにこ顔の看護師さんが、アップ。
目の前には、歯の模型?
「今度は、できあがっていますからね。」にこにこ。

ぎょう~~~~~てん。
だって、どうみても、その入れ歯の模型は、まだ、いい歯を抜いて揃えないと、成り立たない型。
「抜くんですか?!!!」と叫ぶ。
目が覚める。

歯には、子どもの頃から自信がない。
ぐずぐず寝しなにぐずると、口に飴玉を入れてくれたという。
そうすると、寝付いたから・・と、母がいつか、思い出ばなし。

まったく~~~!!

おかげで、土曜日の午後になると、歯が痛~~~い、歯が痛~~~いと、泣く子どもに育ってしまった・・・という。
虫歯だらけ。
でも、乳歯は、生え変わるから・・・と、母は、信じていたらしい。

虫歯だらけの子は、結局、生え変わりもうまくいかず、しかも、歯の質の弱~~い歯に、生涯悩まされる。
虫歯の治療には、さすがに診療所には行くけれど、とにかく、行きたくない。
せっぱつまって、やっと、歯医者の電話番号を探す。
とにかく、自信がないので、歯医者に口の中をのぞかれるのもいや。

それが、今朝ような夢。
目が覚めた後に、まだ、残る衝撃!!
昨夜、あまりの疲れに、歯磨きしないまま寝てしまった。
その「いけない」「しまった」の感覚が、夢に。

でも、現実のご高齢者たちは、この夢が現実。
まだ、虫歯にもなっていない歯が、歯周病で、抜けてしまったり、なにやかや。
そのおかげで、まだ、残っているなんとか良い状態の歯まで、入れ歯をいれるために抜かれる・・・・という。
歯医者は、親切心や、職業上の使命感で、そういう措置をしてくださるのでしょうが、抵抗できないご高齢者は、どんな思いで、治療を受けるのか・・・を実感。

だって、しかたないですよね。齢をとれば・・誰だって、と、昨日までは、思っていた。
でも、でも、この驚きと、恐怖心!!
きゃあ~~・・・

今日から、もっと、もっと、優しい、いたわりの気持ちで、ご高齢のみなさんに、エールを送ります。
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台風4号

2012-06-20 05:05:57 | 日記
まだ6月なのに。
早くも、台風が上陸。
気圧が激しく動く。
時折の激しい雨足。
深夜、ゴーゴー激しい風。
やっと、通過。
静かすぎる今朝。
小鳥がいつものように囀らない。
耳の奥まで、し~~ん・・・
小鳥たちが飛ぶ姿を、なんとか確認。
どんな一夜を過ごしたことか。


ラウンジの買い物にスーパーに立ち寄る。
レジで、よく見かける若いレジ担当さんが買い物していた。
買い物かごには、梅の袋が二つ。
「梅を買うの?」と、思わず尋ねる。
だって、若くて、ほんのお姉さんレジさん。
「お買い得になっていたから買って、梅とお酢と砂糖を同量にして・・・」と、丁寧に説明してくれる。
そのまっすぐな視線と、姿勢に、微笑ましい思いで、聞く。
目はくりくり・・・
「おいしいですよ~~」と。
「へ~~、えらいのねえ」
若いってすてき。
大姉さまたちが繰り広げる様々な姿に、時々、どんな人生を送られたのですか?と、つぶやいてしまう日々です。

大姉さまたち、しっかりなさらないといけません。
人生は、今の先があります。
TAボラの授業で見たアルツハイマー病の女性を支える若いスタッフたちのご苦労。
言葉を失い、人格まで破壊されたかのような女性の姿。
その中で、残された力、ご本人の意思をなんとか見つけようとする努力。
病を患いながら、目に留まる光。
かろうじて残る「人」としての光です。
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手仕事

2012-06-19 04:44:41 | 日記
レジのつり銭や、経費の準備ができていない・・休み明けの福祉亭。
土曜日は、お酒を楽しむ会、日曜日は、落語の会・・と第3週は、すっかり、担当がしっかり運営される。

自宅を幾分早めに出たのに、福祉亭は、もう、立ち上げの準備が始まっていた。
厨房側から入ると、ぷ~~んと、良い匂い!!
匂いの元は、梅。
前日、届けられたよう。
その旨のメモも。
段ボールの中をのぞくと、梅がどっさり。
でも、点々とほくろ。
いたるところ風に揺さぶられた傷あとが、茶色の固い皮になっている。
びっくり!!
痛みかけているものも。
なんとか使えたら使って・・という、せっかくできた梅の実への心づかいと、わかる。
こんなにたくさん自宅では使えないので、福祉亭さんなら・・・というお気持ちもすく、了解。
でも、午前の厨房は、すぐ定食のために動き出す。
余分な動きをする余地はない。
2階の水回りに運ぶ。
ざっと、洗って水きり。
さあ~~て、どうしたものか。
梅酒にするにも、梅干しにするにも、梅の実の痛みが激しすぎ。

午前は、他のなにやかやで、手をとられ、結局、梅の実を拭く作業に移れたのは、昼過ぎ。
外の椅子で、とりかかる。
そうすると、通行のみなさんが、それぞれ声かけしてくださる。
ほらッ、昔は、縁側で手仕事をしていると、みなさんが、挨拶し、声かけして、ちょっと、時間のある人は、座り込んで、おしゃべりをしていったでしょ?
あんな感じ・・!!
すてきでしょ?

その後も、手のあいた時間を利用しながら、梅の皮をむいたりして、結局、夜になってから、これ以上痛みが進まないように、加熱。
ずっと、良い匂いが、厨房に充満。
ちょっと、なめてみる。
す~~ぱい!!
砂糖をあと、2~3キロは、追加しなくては。

できあがりが楽しみ。

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緑の大きさ

2012-06-18 05:47:57 | 日記
文京区に住みたいって、嫁が言ってね・・・と、福祉亭のボラさんから聞いたのは、いつだったか。
市民後見の研修日を間違えていたことを、会場の玄関ドアに手をかけるまで、全く気付かなかった。
「あれッ?鍵がしまっている!」
時間?早すぎているわけじゃない・・
手帳をとりだすと、メモが記入してある。
研修日のお知らせの手紙を取り出してみる。
初めて、「あッ、間違えた・・」
目が細かい字を読めなくなっているのに、つい、感のようなもので、見る昨今。

突然、できてしまった自由時間。
アダプトの時の会話もあったし、ジブンの中でも、一度出かけたいと思っていた植物園に出かけてみよう・・に、その時間を当てることに。
突然の予定変更なので、ぼんやりした位置の記憶があるだけ。
記憶を辿り、御茶ノ水へ。
聖橋側に出たことをいいことに、そのまま湯島天満宮をめざす。
夏の祁払いの時期とかで、大きな輪飾りくぐり。
ちょっと、遠慮がちに、やってみる。
それから、春日局の墓を訪れ、東大へ。
肝心な植物園の位置が確認できす、博物館で尋ねる。
茗荷谷・・そうか。そういえば、そう。

植物園に向かう道々。
緑の大きさと豊かさに、圧倒される。
植物園は、緑の多さに幾分、手入れ不足の感はいなめないけれど、はるばる出かけたかいは十二分。
薬草園は、見知った草花に潜む薬効に、驚く。
日本庭園だけは、手入れの手を欠かさないようで、整った、スケールの大きな庭園の姿だった。
水彩画を楽しむグループ、家族づれ・・若葉の植物園を満喫。

多摩市は、緑の保全に手を焼き、市民も、もっと、少なくても同じような緑の恩恵を受けられる・・などと、専門者的に発言したりすることも耳にする。
かなり訪れることのなかった、久しぶりの文京区。
街の成り立ちの歴史のちがい、時間の流れを、さやさやと、目の前の巨木が静かに語る。
のびのびと、枝を広げ、苔むし、ごつごつとした幹が隆々と空に向かう。
木々の葉の重なりに梅雨空は、葉陰からわずかに望める程度。
自由に育てられた見事な景観。

やっと、40年あまりを経過しただけの木々も生活の利便性、配管工事の必要性などから、太く、見事なものから伐採されていくニュータウン。
スケールは小さく、小さく、手入れが、簡単なほうへ、簡単なほうへ・・と、緑まで小づくり。
ニュータウンは、盆栽の街だったんですかね。
盆栽の街に住む市民だったのかあ~・・
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強さと深さ

2012-06-17 05:38:35 | 日記
福祉亭に取材?にみえたご縁で、つながったご縁。
今では、ボラの牧師さんとビールを飲みながら語らわれる。
介護施設の事故で、亡くなられたご家族がおられる。
その後、裁判に。その経過は本にまとめられている。
新しい本を出された。
「介護と裁判~よりよい施設ケアのために」
帯には「人間らしく生きたい、自分らしく老いたい」とある。

忙しさに紛れ、老眼の煩わしさもあり、本を読むことから遠ざかっていた。
せいぜい雑誌程度。
雨の土曜日、報告事項や、何やら、落ち着いた時でないとできない仕事をしていた。
それにも疲れ、ふっと、本を手にとると、読みふけることに。

介護の現場で起きてしまった事故と、裁判の経過。
あちらこちらに散在する著者の言葉と、優れた見識を持ち、優れた活動をする様々な立場のみなさんの言葉、そして、取り立てた力を持っているわけではない、ごく普通の家族や介護職員が、それぞれの思いから、裁判に立ち向かう経過と、その時々の思い・・・の集積。

どのくらいのいい加減さで、日々を過ごし、考えをまとめていたか・・に思いが及ぶ。
本に納められているそれぞれの思いの深さに比べれば、福祉亭の日々がなんと軽いことか・・
「人」というもののとらえ方が、なんと未熟だったことか・・
「尊厳」という言葉に込める深さの違いに、圧倒される。

「老いた人にとっては、一日々々が重いときをきざむ。ケアに望まれるのは、老いの平凡をどう守り、いかにはずませるかにある。」

福祉亭も、似たようなことは、言ってきたようには思う。
でも、似て非なるものだったかもしれません。
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交付申請

2012-06-16 05:52:25 | 日記
また、新しい年度が始まったと実感する、この申請。
理事会の協議の具合も反映しないと・・・と、理事会まで待っていた部分があった。
結局、理事会は、いささか尖った空気で、肝心な部分は、先送りになってしまった。
だから、例年どおり・・かなあと、迷う。
迷ってはいたものの、理事会の次の日は、大忙しだったので、文言の修正をかけるかどうか、判断しなくてはいけないことを忘れてしまっていた。
夜は、疲れ、次の朝は、書類を整えるので精一杯となってしまった。
だから、結局、例年どおり。

とにかく、書類提出をすませ、9時には、福祉亭に戻らないといけない。
窓口に着いたのは、8時30分を少しまわってしまっていた。
申請の時は、整える書類はそれほど多くはないし、だから、それほど難しいことはない・・と落ち着いていた。
ところが、不備な部分は、あるもので、書式一枚目の団体代表の官職名が抜けていることの指摘があった。
これは、手書きで記入すればよいと。
予算書の補助金の名前も注意を受けた。
東京都といれず、そのままの名称がよろしいと。
この修正は、来年度かけると。
会員会費と利用料の考え方も。
会費のほうは、たぶん、按分としなくてはいけないもののよう。
でも、今回は、例年どおりで、よろしいということに。
予算の数字を確認してくださる間、はらはら。
「間違っていますか?」
「いいえ」
この問いかけと、お答えを何度か繰り返してしまう。
按分をするので、ちょっと、うっかりすると違う数字が入ってしまう。

今回、予算書に補助金をいれるかどうか・・の論議もあったので、そのことを、こちらからは質問。
質問は、窓口の担当には、ちょっと、変化球だったようで、どちらのケースもあるので、どちらでもよい・・ということになった。

「いろいろ教えて頂いて、ありがとうございます」と、最後に言うと、初めてにこッとされた。
こちらも緊張するのですが、あちらも緊張されるんですね。
だって、担当課長さんや、別の課長さんや、職員さんや、顔見知りのみなさんが、なにやかや、ご挨拶にみえるのに、ほとんど、表情を変えることなく、対応されていたのです。
ワタシは、その度に、つい、笑顔で、応対してしまうのに。
窓口業務もなかなか大変なんですねえ。

ともかく、ダブルチェックの機能にもなり、屋台骨がすぐ、ぐらつく福祉亭としては、大変ありがたいです。
社会は、何をどう求めるか・・・が、よくわかります。
交付申請提出のもう一つのメリットですかね。
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