仏滅

いよいよ６月が目前。
年度会計の閉め、監査、補助金の報告、総会・・と、ず～～っと、緊張感。
今も、再度の臨時理事会開催を控えて。

なにごともなく福祉亭の日々の運営が続いているのは、ひとえにボラさんたちのおかげ。
でも、昨日は、仏滅。
仏滅の大嵐は、やっぱり、ボラさんたちに襲いかかる。
フロントさんは、お勉強のために外出。
ワタシは、ちょうど、２階からロースターを下すので、厨房を離れていた。
と、何やら慌てた空気が、ドカ～～ン！！と２階にまで到達。
うん？
手に持ったロースターを２階に置いて、何なに？
どうした？
厨房をのぞく。

みなで、床を拭き掃除中。
熱湯をぶちまけてしまった・・と。
ありゃ～～～大変！！

とにかく、シェフさんが床掃除していては、まわらない。
お料理に戻って頂かないと。
すぐ床掃除を交代。
お二人熱湯で軽いやけど。
当然予測できる事故なのに、常備薬の箱には、抗生物質の軟膏がない。
薬を商店街の薬局に探しに出る。
ない。
うかつ・・。

午後、新聞の印刷に出かけられたスタッフが戻ると、疲れ顔。
印刷機か、折り機が、また不調だった・・と。

やれやれ、そこかしこに仏滅さまが黒い大羽根で、宙を羽ばたかれる。

写真

顔の写真って、苦手。
年齢が、そのままに出てしまう。
いいじゃないの・・と言う気分になかなかなれない。
他からみれば、いつもの、ふだんどおりの顔に過ぎないのに・・ね。

昨日も、来訪者。
別のスタッフが、応対され、ワタシは、厨房。
突然、呼ばれる。
ひき肉を混ぜている最中。
その手のままフロントに。
すると、写真！！って。
え～～！！
分けもわからないまま。
写真を求める来訪者は、にこにこ顔。
瞬時の判断をしないといけない場面。

じゃあ、３人で・・と提案。
私は、ノー・・と、すぐお一人からダメ出し。
じゃあ２人で・・と、さらに押す。
私は、写真は、ダメなの・・と押し返される。
結局、いつも、この場面に遭遇してしまう。

四の五の言っていたら、厨房がまわらない。
来訪者にも失礼。
・・・と、言うことで、け～～っきょくのところワタシ。

もうすぐ、首がとびそうなんですけれど、いいんですか～ワタシで・・と、冗談半分、本音半分。
来訪者は、そんなことないでしょう・・と、にこにこ呑気。
まったく、このＮＰＯつ～～ものの険しさを知らないね～お若い衆。

結局、パチリ、パチリ。
店を大きく、ワタシは小さく・・
ちょっとでも、ましなのをお願いしますね～・・などと、最後のあがき。

リーダー像

隣の市から届けられる野菜。
緑のメール便。
ひところより、ぐ～～んと、緑の量が増している。
どの野菜も、ツヤツヤと輝き、眺めるのも、楽しい。
のびやかな畑の様子が目に浮かぶ。
緑の中で、帽子を被って仕事する友人の姿も。

手の合間をぬって、鞘ものの筋とり。
一つひとつの収穫。
筋とりも一つひとつ。

閉店間際、予期せぬ来訪者。
テーマは、よもやま話。
よもやま話といっても、次第にメインテーマは、リーダーに求めるもの・・の方向へ。
公正。
構想力。
来訪者の出してきたのは、寛容。
そうか～～・・と、さらに話し込んでいると、もう一人の来訪者。
また、同じように尋ねる。
すると、決断力と。

お～～～・・そうか。
求めるリーダー像は、おそらく、それぞれの立ち位置での経験から。
繰り出すキーワードは三者三様。
なるほどねえ・・
しかし、現場で、みな、苦労しているんだなあ・・・の感慨がふっと。

アダプト

今年度、やっと２度？の入札不調に終わっていた公園の改修が８月に予定されている。
その影響で公園アダプトは、この５月にはなく、道路のみ。
花苗の配布週となり、どうしますか～～と、相棒にせっつかれながら、重い腰をあげる。
な～～んと、見捨てられ状態の公園側は、すでに相棒さんがキレイに整備してくださっていた。
まったく、頭脳労働者でありながら・・・
それも抜きん出た働きぶりなのに、身体を使う仕事に対しても、的確！！な動き。
あれがどうので・・と、ぐずぐずしがちなワタシとは、えらいちがい。
「仕事」というものの世界での鍛えられ方の差。

まあ、そんなこんなで、とりかかった道路アダプト。
最近の降雨量の少なさと、気温の上昇で、土は、さらさらと粉塵が舞う。
ぎょ～～てん！！
真夏日１９日・・過去最高！！
こうなると、熱中症対策としてエアコンをつけざるをえない。
その熱風を屋外に排出・・の今日この頃。
植物たちは、悲鳴をあげることもできずに、真夏日に対処していたんです。
道路側のノースポールも、公園側のパンジーも、最後の花を咲かせながら、懸命に。
でも、それを無慈悲に抜き取る作業をせざるをえません。
見切りで。
人間さまの高度な美的感覚に耐えるべく。

いよいよ

市内には、様々な協議体と名前がつく会議が存在する。
介護保険制度改正に伴う一連の動きの中で、また一つ協議体が発足。
昨日が第一回。
当初の予想を超える大部隊の編成。
自己紹介が、お一人２分で終わらず、肝心の資料説明が早口。
事務かたの勉強の度合いがよく分かる、よい説明になっていた。
会議の後、よくわかりましたよ～～と、声をかけると、晴れやかな笑顔が返ってきた。
仕事とはいえ、前日は夜、みなで準備した・・とか。

協議体は、１１月のフォーラムからの流れ。
フォーラムの準備に追われるばかりで、あの時、どれだけ、これから起こる事態を認識していたか・・を、振り返ると、どのくらい不十分な心構えだったかが、今になるとわかる。
だいたいフォーラムが降ってくる以前は、なんとか、やり過ごすことばかりを考えていた。
ジブンとの絡みは、最小限に・・と。
もちろん、末席を汚す所属団体からは、最高度の努力・・が求められてはいたけれど。
え～～～・・・
それって・・・
どうすりゃいいの・・が、その頃のワタシ。
最高度とは、どういう意味か、やっと、分かってきた。

事務かたの説明が一応終わり、それを受けて、市民側がどう日常の活動に照らしつつ、求められるサービスが何か、そして、そのサービスをどう作り出していくかの、模索が始まる。
いずれにしても、長い道のり。

トイレ掃除

とある曜日の男性ボラさん。
「おい、○曜日午後入ることになったんだけど・」
うん、もう聞いている。
「最後の者が、トイレ掃除をするんだろ？」と、お尋ね。

あはッ・・
トイレ掃除は、確かに難問。
一日の終わりには、どんなに時間が遅くても、疲れていても、やらないといけない仕事の一つ。
尋ねたボラさんは、お一人住まい。
だから、ご自分のウチのことは、既にやっておられる。
それでも、福祉亭のトイレ掃除は、心の重荷・・・のよう。
「やりかたを、教えてくれよな」と。
うん、うん、いいですよ～～・・にこッ。

確かに。
福祉亭立ち上げの頃、スタッフ２人と当時の理事長さんに、商店街のお寿司やさんで、ご馳走になった時があった。
ハナシの流れは、もう記憶にないけれど、その時、ワタシが「トイレ掃除が一番つらい・・いやだ・・」と言ったことだけは、鮮明な記憶。
その時まで、ワタシが毎日トイレ掃除を受け持っていた。
いやだ・・の語気が強かったようで、同席されたスタッフが、その日以降、入っておられる日だけは、やってくださるようになった。
それが、現在まで。
巡り巡って、とうとう男性ボラさんがトイレ掃除？？という時代に？？？

トイレだけは、きれいで、清潔感がなければ、いけない。
食べ物やとして、やっていけない。
それでいて、一番、汚れやすい。
世の中のトイレの進化は、急速で、入ると同時にセンサーが感知して、電気が付き、便座の蓋が上がり、終われば、自動的に洗浄・・というところにまできている。
すごい！！です。
まあね、福祉亭は、そこまでの最新設備をしつらえられません。
とにかく、掃除、掃除。
それしかありません。
となると、掃除をやる手が必要です。

さあて、どういうように解決していきますかね。
助けてあげられることは、分かっていますが、ちょっと、いじわるしちゃってみますかね。

売り上げ

最終週の日曜日カラオケ・・の設定が、理事の歓送迎会の設定となり、一週繰り上がる。
そんなことからか、奇数月の終わりごろのせいか、いくぶん、カラオケに元気がない。
でも、盛り上げてくださるボラスタッフがおられ、サポートしてくださるシェフお姉さまたちがいて・・なんとか無事に。
売り上げは、あまり、よろしくないのですが。
でも、そういう時もあって・・の福祉亭。
・・と、みなで、元気を出し合う。

売り上げを目指さなくてもいい・・と、言いながら、ご利用の多い時には、くたくたになりながらも、どこか満足感。
ご利用の少ない時は、どこか心さびしい。
だって、用意した食材が残ってしまう。
残った食材を前に、やっぱり、つかなくていい溜息がちょっと。

でも、実は、こういう時って、スタッフに心の余裕があって、いいこともあるのです。
後片付けも終わり、厨房の入り口で、もう帰る体制のボラさんがいるのに、みなでおしゃべり。
普段言えないことも、思いおもいに。
ワタシも、定食が出る時間は、１１時４５分・・と、やっと、言えました。
それぞれ一生懸命。
それぞれの思いもある。
だから、定食の時間が遅れて、しかたなくお待たせ・・してしまう日常ができてしまうのです。
それを、ご利用者の思いからだけ、遅い！！早く！！って、言えないのです。
もう80が目の前のボラさんもおられる厨房ですから。
80って、ご利用者の年齢ですよね。

ＮＰＯ

昨日は、ふっと、ＮＰＯって、結局のところ、なんだ？と。

力の抜き方

忙しい一日がそろそろ終わる頃、客人。
四方山ばなし。

介護予防体操なんかより、ず～っと、介護予防になるのは、カネ・メイヨそれからトキメキ・・と。
余りに、素直なハナシに、思わず、あ・は・は・は。
一日の疲れが吹っ飛びました。
アルコールは、入ってはいなかったんですが。
まあね、下世話のハナシになってしまうけれど、確かにね。
分かりやすい。

それを女性が言うと品がない。
語った人は、もちろん、男性。
結局のところ、こんなところで、人は、一生を終えるのですかね。
歴史上に名を残そうと言うのであれば、こんなこと言っていては、ダメ！！なんですが、ただのおじさんだったら・・ね。
釈迦力になって、まい進して、自己満足するのは、女性ですかね。
肩の力を抜かないといけませんね。

名刺

いつもと変わらない同じような日々。
でも、なんだか落ち着かないなあ。
理事長が決まっていないのに、日常の運営は、同じ。
そこは、大したもの・・とも言えるのですが。
決まるまで前任が担うと、定款にあるので、一応の心構え。
名刺を出す時も、理事長の名刺を使っていいのかなあ？と、迷う。
理事であることは確かなので、そちらの名刺が確か、まだ、残っているから、そちらを使おうかなあ？・・などと。

通常総会の後、即刻、理事長選出の臨時理事会が開かれ決定しいく・・
振り返るとなんで、この道筋が辿れなかったのかと。
議長が、議事を執っていらしたのに。
そうだ。
推薦されたかたが、どれだけ亭にふさわしいか・・のご意見を頂いている間に、前任の不手際論で、ごちゃごちゃ泥沼に入っていったんでした。
申し訳ありません。
前任って、ワタシです。
力不足が、そのままに出ていますね・・ってことです。

お～すごい！

ウチの大家さんと同じの団地見学に。
山一つ向こう。
至近？距離なのに、今までも時折耳にしていた団地なのに・・
初めて！！の訪問。
びっくりしました～～

ＮＴより、数年？入居は早いので、外観や街のつくり、雰囲気は、どこか似ている。
違うところは、沈んだ空気でないこと。
お～～すごい！！
商店街も、な～～んとか個人商店が維持できていて。
ケーキやさん、お蕎麦やさん、お米やさん、お茶やさん・・とあるのですよ～～！！
スーパーは、昔ながらの・・
だから、ちょっと、心配になってしまうような・・
でも、街の雰囲気がいい！！のです。

自治会訪問。
８０代会長さんが応対してくださる。
しっかりもの。
リクツは筋が通り、それでいて、ヘタなこだわりがない。
いい！！
自治会加入率は、60％ほどと。
すごいじゃない！！ですか。
先月訪問した団地を見習って、見守りの仕組みが昨年１１月スタートしている。
システムも進化している。
お～～～！！
目を見張るほどの進化ではないけれど、確実に前進。
有料で毎月１０００円。
高齢者有料賃貸の緊急通報システムが１４００円ちょっと。
それに上乗せするので、年金ぐらしには、ちょっと、さらなる負担。
でも、４０世帯が現在加入と。
それを、今年度150加入にもっていきたいと。
いや～～～いいなあ～～～
３年で国の支援が終わるのが、今のところの悩み・・とか。
うん、うん・・
もったいない団地の取り組みやら、地域通貨やら、ごきぶりだんごづくりやら・・とにかく、お～～すごいじゃない！！と、えらく感心。

雑草

公園改修を控え、花壇が荒れている。
工事着工までに、あと３か月。
手を入れたほうが気持ちがいいに、決まっている。
でも、工事だしなあ・・と、つい。
手入れ側の心の荒れ方が、そのまま出ている。

それにしても、雑草の勢いの小気味の良さ。
勝手に花を咲かせ、勝手に実をつけ、次の季節のために種子を残す。
子孫繁栄そのままに。
放置されて雑草もどきになっている栽培種も、季節の光に誘われて花を咲かせる。
これは、これで、風情。
ご迷惑さまさまの外来種が、根絶できていず、また、隆々と勢いよく伸びている。
まったく・・

人間さま世界とも、ほのかな類似点。
人間さまたちには、それ以外に、意地だの、なんだの。
大脳というものがあるばっかりに。

ぼやいてばかりいては、気持ちの良い季節が足早に過ぎ去って行ってしまいます。
澄んだ空気、柔らかい陽射し、そして薫風・・いいなあ。

その傍らでは、消えた老人・・たちが、さらに存在することが調査の結果わかったことをＴＶが報じていた。
年金額にして総額8500万円とか。
はあ～～・・・
死亡届けが出ていないかたも・・と。
間違えば、ＮＴは、そのホットスポットになってしまう・・かも。

潮目

今の福祉亭の動きって、よくよく考えてみると、大きな潮目。
ちっぽけな家内工業が、会社組織に生まれ変わる・・というような。
今までだって、なんとか法人・・なんですがね。
でも、どこか、やっぱり家内工業。
時々、個人商店って、揶揄されている。
それは、法人の体をなんとか作る役割を担ってきた者にとっては、ギャフン。
少し、心外ではあるのですが。

だって、ローマは、一日にしてならず・・という格言そのものの日々があって、個人商店と言われようが、とにかくシャッターを開け続けて、今があるのです。
2003年の４月１日から、当時は、休日なしでしたし。
年間350日ほどの稼働だったかなあ。
その後、日曜日に開いていたら福祉亭にシフトで入っていなくても落ち着かない・・というご意見で、日曜日は、原則、休業となった。
日曜日って、実は、おもしろい日だったんです。
普段は、福祉亭にみえない知的障害のみなさんが、マイクロバスでのお出かけ場所に使って頂いたり、仕事を持っておられるみなさんのご訪問日だったり、障害をお持ちの親子さんの休憩場所だったり・・。

地域の高齢化は、当時よりさらに進み、本来であれば、連続稼働で、お役に立たせて頂く必要性も実は、増しているように思えます。
でも、運営側も高齢化しています。
やみくもには、いけません。
担い手さんが増えれば、できるかな？・・って言うところ。
さしあたって、役員編成は、今年度増員させて頂いた。
現場の強化になるといいですよね。

総会

やれやれ、なんとか、みなさんのご協力で無事終了。
議案説明が苦手。
だから、作文しておいた。
でも、やっぱり、あがって、作文を読むのもしどろもどろ。
予定より、はるかに、口数少なめ。
説明不足。
ふ～～～
情けない。
でも、補って頂き、次第に落ち着く。

総会終了後は、参加者の自己紹介と、交流。
次々と、ご意見も頂く。
その後は、さらに名刺交換も。
出会いをつなげられてよかった。

そのもっと後は、臨時理事会。
結局、理事長は、未定のまま。
出席理事が少ないから、日を改めましょうと言ったのに、原則論。
でも、しかたないです、原則ですから。

その後は、食材探し。
昨日は、今日に、今日は、明日に続いていきます。

素晴らしい

結局、朝早く福祉館に、作品搬入。
部屋一杯素晴らしい！！
手仕事の作品群。
福祉亭スペースも、すでに作品が一杯。
いや～～良かった・・と一安心しながら、搬入した作品をどこに飾り付けようか・・。
絵と写真。
ちょっとずつ、他の作品を繰り合わせて。
それぞれの作品の位置を少しずつずらして、バランスを見ながら。
どの作品も、良い笑顔で、お客さまをお迎えできるように。
ちょっと離れて、うん、これならよし！！
すぐ戻れるつもりで、福祉亭を出てきたのに、結局４５分。
速足で、戻る。

夜は、呑み会の福祉亭を後に、ＮＴお遍路。
慌ただしさに、うっかり総会出欠の確認をすませていないかたが数人。
雨もちょっと降っていたり、すぐ、近くだから・・と、徒歩で。
すぐ近く・・それが、とんでもない。
オーベル近辺からぶりりあ近辺までの距離が、な～～～んと、遠い遠い。
初夏の夕暮れ時は、すっかり暮れる。
福祉亭のボラさんとばったり。
顔なじみの民生委員さんと行きと帰りばったり。
薄暮の中、知っている姿だから、それと分かる。
ご退任の理事さんの笑顔と出会えたので、まず、ほっ。
留守と思ったかたは、引き返す途中で会える。
猫ちゃんに食事タイム。
しばらく、ベンチに座って、おしゃべり。
さらに、サンド会でカラオケのお世話したご夫妻が、自転車の相乗り姿で帰路につく姿とばったり。
認知症が・・と、口やかましく嘆いているのに、こんな風なところもあるのか・・
がんばっているんだ～～～・・・と、一安心。


普段知ることなく過ごしているみなさんの日常に、ふっと、触れる。
四国お遍路は、きっと、良い出会いが生まれ、新たな一歩となるところが、高い人気なのでしょう。
ワタシは、居ながらに、ＮＴのお遍路。