おしゃべり

大抵のことは、わかった・・ような気がしてきている。
それを見事に覆してくれるのが、人間。
人間って、不思議。
そして、おもしろい。

ここ数日福祉亭に起きているできごとを順を追って、説明して、説明することに熱中。
べらべら・・と。
人間の不思議さとおもしろさを感じたできごとについて。
動作まで交えて。
もうちょっとで、今日のできごとのハナシに入りそうなところに来た。
ここがカンジン。
しかし・・
聞き役さんの動作と表情で、ふっと、気が付く。
気乗りしていないことに。

あれ？
ハナシが長くなってすみません・・と言うと、
最初のハナシは、忘れてしまった・・と。
あははは・・
長いたって、時間にすれば、ほんの数分。
忘れるような長さではないのに。
つまり、聞き役さんには、気乗りしないハナシだってことです。
話し手のワタシは、話すことに夢中になるようなハナシなのに。

おしゃべりって、しゃべり手の自己完結でしたっけ？
コミュニケーションは、相互作用でしたよね、確か・・

あれもこれも含めて、福祉亭って、おもしろい。
人間って、おもしろい。

生きがい

淡々と流れる日常にあきあきするのは、人の常。
日本を脱出したい・・と。
夢が語られる。
ラウンジで。

お若いみなさんの夢であれば、うん、それもいいね・・と、きっと誰しもが言うと思う。
でも、高齢期のみなさんのおしゃべり。
すぐには、そうだね！！とは、言い難い。

年金は、海外でも引き出せる。
でも、医療保険もなく高齢期を乗り切るのは、かなりの決意がいるし。
それと、言葉の壁。
あいさつと買い物程度の言葉のあやつりで、人生の最終章の日々を送るのは、返って退屈。
知的な刺激があっての人生。
どの国を思って、夢を語られたのかは、伺わなかったけれど。
社会保障もなんとか整っている国の住民の、見果てぬ夢。

健康が許す限り、精一杯自分の力を社会で活用する・・は、長寿を達成できた国の大きな課題。
日々、生きる・・
まっすぐに生きる・・
ただ、ひたすらに生きる・・
そして、生かされている意味を知る。

これが、高齢期の仕事。
これが、また、むずかしいのですよね。

夕方、福祉亭の前のテーブルで、長い白髪を乱したまま、つっぷす姿。
声をかける。
困ります・・と。
福祉亭のために、よろしくお願いします・・と。
すると、福祉亭、福祉亭ばっかりじゃないか・・と。
福祉は、そんなもんじゃない・・と、キツイ目。
捨て台詞され、立ち去られた。

人と人

人と人・・その間にある様々な距離や思いや、それを表現する言葉の世界がある。
難しい。

午前中参加した市民評価の中にも。
ご利用者同士の言葉のやりとりで、介護の現場に波紋。
事故扱いと。

そうか！！
事故か・・と、小さな驚き。
ささいな、日常の一言・・と言ってしまえば、そう。
対策と対応を試みるスタッフの姿が報告書の中に散見される。
講じられた再発防止策の適切さと有効性の検証が次のステージ。
市民評価の委員たちで、現場ヒヤリングに入る予定。

もし、この一連の流れが、どこの介護施設にも適用されたら、どれだけいいか。
ご利用者本人、ご家族、そして、スタッフ、事業者にとって。
関係するどの立場の者にとっても、学び合いの場。

ご利用者やご家族の高齢化は、ただでさえ、大きな課題。
その渦の中で、感情のぶつかりあいではなく、次のステージのために必要な作業をしていく。

福祉亭にも、ジツは、必要なしくみ。
個人の問題のようで、ジツは、個人の問題ではないのに。
しくみになっていないので、個人の判断にゆだねられてしまっている。

賑やか

久し振りに賑やかなカラオケ。
大人数のご参加を想定していず、ばたばた。
でも、ヒマを持て余しているかのように、ダラダラ過ごすカラオケより、ずっと、いいです。
ご参加者は、何度もは、歌えず、ちょっと、ザ～～ンネン・・だったかもしれないですね。

3時半を過ぎると、終了時間が迫っていることに、司会役のボラさんが、はらはら。
何度か、アナウンス。
いつもと、だいぶ様子が違います。
どうも、声かけがあっての賑わいだったようです。
催しは、声かけ次第ですね。

作ったいなり寿司は、80個。
巻いた太巻き寿司は、10本。
何一つ、余った食材は、ありませんでした。
すっきりは、気持ちがいいです。

さあて、いよいよ、12月が目の前です。
片づけ仕事と並行して、厨房は、暮れの大掃除に備え、ちょっとずつ、普段より丁寧なみがき。
ほんのちょっとの、みがきあげでも、気持ちのいい厨房になります。
福祉亭暮らしは、料理づくりと、掃除好きの主婦を作り上げたかも・・・？？？です。
まだ、まだ・・ですけどね。

晴れ間

寒い日が続き、昨日は、暖かなお日和に恵まれました。
植え替えを控え、公園アダプトの花壇整備にお二人でとりかかってくださいました。
ありがとうございました！！
ワタシは、定食時間帯をちょっと抜けて、ほんのお手伝いだけ。
気持ちよい陽射しについ、つい、精を出してしまう。
もちろん、すぐ、戻れ・・呼び戻しされてしまう。
はい、すぐに・・。
まったく、鉄砲玉・・と、おしかり。
朝から取り掛かってくださったお二人は、5時間の長丁場。
昼抜きです。
おかげで、さっぱり、きれい・・になりました。

大荒れの今場所の角界。
その観戦をみんなで・・と、千秋楽を待たず、優勝の行方が決まる昨日、ころあいを見計らってのお集り。
いつもの相撲好きさんたち。
他愛なく、賑やかに、TVに至近距離のゼロテーブルで、観戦。
おかげで、福祉亭全体が、愉快な空気。
この平明さが、ホントいいです。

フロントは、お任せして、バックヤードは、終いの作業に集中。
その最中、ラーメンが出たり、お通しの追加注文に追われたり。
そうそう、午後は、お試しマッサージの日でした。
月1回第四土曜日午後。
10分間のマッサージが、大変、気持ちがいい。
ほんの10分で、ですよ～～。
肩こりの自覚がなかったのに、マッサージを受けると痛気持ちい～～い。
びっくり。
今朝は、肩が軽い。
お若い施術師さんの腕前は、確かですよ～～。
来月は、祝日と重なって、お休みですが。

ものカフェ

ずっと続いている「ものカフェ」。
認知症より、ず～～っと気持ちも楽なもの忘れ。
それでいて、名前は、忘れる、地名は、忘れる、漢字まで忘れる・・高齢期の日々。
親しい友と思っていたかたでさえ、しばら～～くお目にかかれないでいると、ふっと、名前が思い出せない・・この驚き！！
字を書こうと紙に向かう・・
ペンを持つ右手が、その字を書けない・・・この驚き！！
あれ・・
あれ・・
それ・・
あれじゃあわからない・・と言うワタシも、時折、あれ・・。
当初は、ギョウテン！！
だんだん、驚かなくなるのよ・・の先輩諸姉の言葉どおり。

重度のもの忘れは、もちろん、もの忘れ外来に。
軽度のうちに、なんとか対策を・・というような主旨で始まった。
学びを入れた場面づくり・・など、いろいろ試してきたけれど、今は、おしゃべり。
ご相談会。
世間ばなしフウに、日常を語って頂き、より重度になった時には、介護保険の入り口に抵抗なく立てるように。
介護保険にお世話になるのは、それからずっと先ですが、誰に、いつ、そして、どんな仕組みとサービスがあるの？
そういった心の準備を常日頃から。
あれっ？と思った時に、まず、相談。
その相談先。

時折、みえるかたを、包括スタッフにまずご紹介。
いつも、おしゃべりのお相手を求めておられる。
その後、比較的ニューカマーのご利用者さんをご紹介。
ニューカマーさんは、脳梗塞の後遺症が残っておられ、ご相談ができたことを、大変喜んでくださった。
また、来ます・・と、にこにこ笑顔で、帰られた。
うん、これこれ。
それから、ずっと、あと。
閉店まで一時間。
久し振りのご利用者さん。
もう、食材の揃わない定食をオーダーされる。
揃わないことをご了承頂いて、温め直す。
立派な体格と、しっかりした頭脳をお持ち。
でも、足取りがより、おぼつかず、お顔が、はっきりしなくなっておられる。
世話になるなあ・・とタクシーでお帰りに。

比較的、群れることをしない男性たちの姿。
その自立心が、高齢期には、わざわいとなりがち。
みんな同じ・・のスタートラインに立ちましょう。
たわいないコミュニケーションがんばりましょう。

ぎりぎり

若い時から、一夜漬けやらなにやら。
それで何度失敗していることか。
懲りごりしているはずが、人生の第3か、第4コーナーを走っているというのに、未だその習性。
周囲を巻き込まなければいい・・のですが、巻き込むタイプ。
騒がしいのが来た・・って、むか～～～し、同級生から言われたそのままの姿。
言われたその時は、えっ？ワタシが騒がしい？？ほんと？？・・と自分の姿が信じられなかったけれど。
確かに。

アタマがオーバータイムぎりぎりにならないと、まわらないのです。
というわけで、勤労感謝の昨日は、終日やり残しの宿題に追いまくられる。
祝日があって感謝。
ぎりぎりまで、気をもませてしまう周囲のみなさん、すみません！！
今朝の目覚め直前の夢は、福祉亭・・でした。
や～～れやれ。

いい夫婦

今朝は、雨。
昨日は、午後から、予報どおり降雨。
雨は、いやがられてしまいますよね。
でも、アダプトの植え付けを終えたばかりのワタシは、うれしい！！
バケツで、運ぶ水やりの苦労は、並大抵ではありません。
天水のありがたさ。
乾ききって、土埃のような花壇が、一気に蘇ります。

昨日は、「いい夫婦の日」でしたね。
いい夫婦を、ずっと、続けるのは、人生の大きな宿題。
なかなか。

今日は、いい夫婦の日ですからね・・
おこったりしないでね・・
夕飯のおかずは、一品増やしてね・・などと、何度も、みなさんに。
反応がおもしろい。

あらためて、いい夫婦と言われても、ふ・ふ・ふ・・・
苦笑いばかり。
もちろん、ワタシも、ありゃりゃ・・組みです。

健康

高齢期は、健康状態の保持が、最優先のしごと。
ラウンジを抜け、お弁当を受け取りに福祉亭に。
賑やかな亭内。
どなたが・・とも気が付かず、お金の支払い。
すると、〇〇さんからの年賀状ですって・・という声。
えッ？
山梨の〇〇さんと同郷のボラさんの声でした。

急ぎ、お顔を拝見に。
本当に、久し振りに〇〇さんがみえておられました。
福祉亭立ち上げの頃から、突然、みえるようになった、もと弁護士さん。
おりおり、将棋を楽しまれたり・・
福祉亭のお汁粉を大変、喜んでくださり、勝負の時には、必ずお汁粉のご注文。
お汁粉には、どうもパワーがある様子らしかったですよ。
小さなお子さんとの交流を特に、好まれておられました。

高齢期の三大病。
癌に。
お顔は、小さくなられても、くりくりとしたやんちゃな目は、そのまま。
しっかり、握手。
85歳になられておられました。
85歳の平均健康寿命は、4年半から5年・・
私は、主治医に3年半と、言われている・・とお話される。
もちろん、笑顔で、励ます。
力を込めて。

いつか訪れるだろうと、誰しもが、思いながら、でも、それは、遠い先・・と、誰しもが思っているみなさんとの別れ。
人生の時間を区切られることの痛み。
あれやこれやの心配事も、なんとかなくなって、やれやれ・・と人生の平穏期が訪れると、今度は、健康状態の悩み。
人生甘やかしては、くれないですね。
人として、全うすることを、背負わされていますよねえ。
さあて・・・です。
福祉亭にできることは・・・
非力さを痛切に思います。
ただ、もし、伴走させて頂けるものであれば、そのお役を担わせて頂ければ。
お役と言っても、励ましと笑顔だけ・・程度のものですが。

煮魚

昨日は、36年ぶりの寒さを記録。
11月としての寒さが3度台。
地球は、どうなっているのですかね。
テロ支援国家再指定も。
こちらは、9年ぶりとか。
12月を10日余りに控え、心慌ただしい。
なにごともありませんように・・

昼ごろは、なんとか、陽射しも出て、お出かけ頂いた。
たくさん残ることを懸念した定食も、なんとか出て、やれやれ。
メニューは、いなだの煮魚。
煮魚は、いつやっても、難しい。

むかしの日本の家庭は、煮魚、焼き魚が多かったように思うけれど。
戦後生まれの70歳のワタシは、この歳になっても、料理としての煮魚は、苦手。
海を控えていたので、魚の入荷は多かったはずなのに。
父の晩酌は、いつも、お刺身だったなあ。
家族は、ルーを小麦粉で固くしたカレーの時でも。

東京のスーパーで買う魚と、鮮度の違いは、あるかも。
そうだ、そうだ。
85歳になる同じ郷里出身のかたが、その日、浜であがった白魚の中に混じる小魚が魚屋さんに並ぶから、それを買って・・と、いつも思い出話をしておられる。
味つけや調理方法に頼る必要がなかった鮮度の良さ。
やれやれ・・
そうか・・
原因は、こんなところでしたかね。
・・・と、料理の腕のせいにしたくないワタシ。

植え替え

道路アダプトの植え替え。
今回は、高校一年生の助っ人さんが、彗星のように。
ありがたかったです。
とにかく、力は、あふれています。

アダプトを始めた頃は、まだ、保育園児。
にこにこ笑顔は、変わらず、すっかりいい子に成長して、頼もしい限りです。
作業は、確実に、二人より、三人がいいです。
作業が終了すると、くたくたになるところが、なんだか、昨日は、余力がありました。
暖かい陽射しにも恵まれ、昼前には、終了。
気持ちのいい花壇になりました。

作業中、避難所設置訓練のみなさんが、旗を先頭に避難場所の小学校めざしてお出かけしておられました。
大勢のご参加だったそうで、ありがたいことです。
たぶん、永山地区は、直下型地震のような災害時以外に、避難指示は、出ないとは思いますが。
なにごとも、事前準備。
訓練訓練。
いざ・・という時には、どのくらいの混乱となるか。
はかりしれません。

就労

障害のある若い利用者さんの就労。
一年近く福祉亭に、折々通われた。
一度は、職場復帰のチャンスを逃していた。
いよいよ・・となった時、三か月は、福祉亭に来てはいけない・・と伝えた。
その言葉どおり、折々の電話はあっても、みえず、三か月して久しぶりに先月みえた。
元気だった。
居合わせたご利用のみなさんとハイタッチ。
それぞれのお名前を、しっかり忘れずに。
それから、数週間。

電話で、行きます・・と連絡が。
どなたかを連れて・・と。
おじいちゃまですか？と問う。
ヒミツです・・という返事だったとか。
へ～～～・・・
ヒミツかあ～～～・・と口元がほころんでしまった。
楽しみ。

定食時間にちょっと遅れてみえました。
お友だちを連れて・・！！
お友だちも、やっぱり、軽い障害の様子。
でも、明るく、いかにも、気のあいそうな。
定食と、ジュースを飲んでくれました。
いや～～嬉しいものです。
自分で、働いたお金で、福祉亭を尋ねて来てくれたのですから。
しかも、お友だちと。

社会との接点の大事さ。
若い存在にとっての就労の意味。
笑顔の向こうに見えるもの・・をしみじみ思います。
そして、そんなみなさんを、受け入れる体制づくりが社会に進んでいることの実感。
なんとか、良い人生を歩んで欲しいです。
嬉しい日でした。

愛犬

奥さんが亡くなられて、その後、愛犬と暮らしておられたご利用者さん。
ひと月ほど前、突然、集中治療室に入っている・・という情報。
なにかと、折々、面倒をみておられた同郷のご近所さんもおられた。
その時、愛犬は、近くのかたが・・ともお知らせがあった。

昨日、同じ号棟にお弁当の配達。
配達先のかたは、なんとか、お元気に過ごされていた。
階段を下りると、顔見知りのお世話役のかたが、話しかけて来てくださった。
今、引き取られていったよ・・と。
今ですか？
うん・・と。

おっかなびっくり、保健所ですか？とお尋ねすると、
保健所でもなく、動物愛護協会でもなく、キチンと里親を探してくれる団体が都内にあって・・と。
行政と、探したのだそうです。
犬の扱いが、上手だったねえ・・と。
どちらかと言うと、神経質な印象の愛犬。
その犬が、すっと、車に乗っていったよ・・と。
このひと月あまり、毎日食べ物の世話をしていらしたという。
ありがたいお話でした。

以前、動物愛護協会のビデオをみたことがあります。
ペットたちの末路。
最近の墓苑には、ペットと一緒に入れる墓もあるようですが、面倒をみてくれる人がいなくなったペットたちは、あわれでした。
家族同然でありながら、扱いは、もの。
ものと化すのは、人間も同じですが、なんとか、心休まる供養であって欲しいです。

ヒマ

前日のわんさかもっさか・・が嘘のように、静か。
定食を出し始めた直後、かぼちゃが、生煮え・・と、フロントから。
大慌てで、回収して頂く。
いやいや・・まったく、煮過ぎで、崩してしまう時もあれば・・の定食づくり。
串でさして、確認したのですが、どうも、ムラ。
食事していらしたのは、いつものボラさん、ご利用者さん・・でしたので、やれやれ。
大急ぎで、煮直し。

昨日は、どのボラさんにも、ゆっくり、まかないに入って頂けました。
やれやれ・・の、ほッ・・です。
途中、ご利用者さん同士が、お互いに手相をみておられる。
ヒマなので、ワタシもみて・・と。
感情線と、頭脳線を間違えておられました。
お遊びですから、別に。
みんなで、にこにこ。

パズルも新しくなっていました。
おもしろい！！
万華鏡のよう。
一つ、どうも、これ失敗していませんか？というのがある。
お尋ねすると、それでいい・・と、製作者さんが、パズルの本を出して、確認して下さる。
動きが中心に集まるタイプと、外に外に・・というパズルの動きがあるようですよ。

・・・と、一日中ヒマさして頂いてわけでは、ありません。
夕方のデリバリーの日ですので、ちゃあんと、お手伝いもいたしましたし、ゴミ出しもいたしました。
無事に一日が終了。
これが、なによりです。

エラー

一年に何度、慌てることか！！
昨日も。
予定した50食。
そこからまかないを8のぞきます。

もう、とっくに、予定数になっているのに、まだ時間は、無慈悲にも1時30分前。
とうとう、まかないに食い込みはじめます。
オーダーを止めてください！！と言っているのに、フロントから小声のオーダー。
誰？と亭内をみると、確かに、お身体がご不自由なお断りしにくいご常連さん。
やりくりする。
やりくりすると、また、小声のオーダー。
また、なんとかする。
それを数回繰り返す。
とうとう、本当にダメです！！と、みんなで、両手のバツで、合図。

残った食材をまかないの人数に小分けし、なんとか、まかないに入って頂く。
ここまでは、まだ、良かった。
それなのに、さらにまた、オーダー。
さすがに、イラつく。
定食がなければ、なんでもいい・・
何も食べていないんだ・・と言ってます・・という声が届く。
何か作って・・と。
いやいや、何かを作る手間をかける気力もない。
ワタシのまかないを差し上げる。
やれやれ・・・
とにかく安堵。

ワタシですか？
もちろん、しっかりしていますよ～！！
まかないからさらに残った食材を集め、かろうじて、ご飯だけは、炊きたて。
それを頂きました。
食べない・・は、必ず、次の失敗を生みますから。
みなさんが、なんとか、まかないに入った時には、既にもう、スタッフが、一つ小皿を割っていました。
しかたのないことです。
必ず、これが、誰かに起きてしまいます。
ヒューマンエラーは、とにかく未然の対策。