福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

青い目の金髪さん

2011-09-30 04:48:39 | 日記
ワタシの世代は、子ども時代♪♪あ~おい目をしたお人形は~♪♪という、童謡を歌っていた。
金髪のジェニー・・これも、記憶の片隅に。
西部劇のヒロインでしたかね??

青い目と金髪は、どこか、西欧文明のあこがれとして、育った。
上の世代は、戦争を体験しておられるので、複雑な思いもお持ちかもしれません。

福祉亭の前になにか用事で、たまたま出ると、小柄な青い目の金髪さんに、話かけられる。
ワタシには、突然、目の前に現れた!!というような出会いかたでした。
視線が合う瞬間まで、そのかたの姿をとらえていなかったので。

定食のメニューをご覧になりながら、少し、外国なまりの日本語で「これはなんですか?」
宝袋・・・たからぶくろ・・と、説明。
「これは?」
茄子の揚げびたし・・・なすの・・・

「まだ、ありますか?」
「ありますよ~~!!」

もう、5時をまわっていた。
でも、食材はあった。
大はりきりで、ボラさんと、整える。
ちょうど傍らには、89歳さんと81歳さんの自称「不良老人」コンビと、偶々、ご依頼ごとがあって、みえていた女子大先生。

ワタシも、コンビさんも、金髪さんに興味津々。
だって、福祉亭始まって以来、初めての、金髪青い目の定食のお客さま。
定食はおいしいのかなあ・・・と気になる。
煮詰まって、味が少し濃い目だしなあ・・・と。

もちろん、頃合いを見計らって、話しかける。
コンビさんも、とうとう、ご自分の興味に打ち勝てず、話かける。

ご一緒のテーブルで、同席されることを、最初は、お断りになられた金髪さんも、やっと、みなさんのテーブルに。
わくわく気分が充満。
盛り上がる。
ワタシは、仕事しながらなので、話のつじつまが、なかなか合わないのですが、ドイツの北のご出身で、日本人のご主人、文化教室の英語の先生・・・と、わかってくる。
でも、イタリア人でいらっしゃるのだそうです。

お帰りになるとき、お名前も伺う。
すらすらと、日本のどこにでもある名字を名乗られる。
下のお名前まで、思い切って伺う。
マージットさん。
お花の『マーガレット』ですか?と、尋ねると、「そうです」
ワタシぐらいのお歳なのですが、どこか、お名前のとおり、かわいいかたです。
宝袋も、多いので、持ち帰りたい・・と。
ちょうど、亡くなられたマータイさんみたいに、「もったいない」文化なのですかね。
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取材

2011-09-29 05:26:27 | 日記
諏訪2丁目の建て替え工事がいよいよ始まった。
NHKの朝のニュースでも、数分取り上げられていた。
もう、すべて、家財を運び出し、ガランとした部屋と、風呂場。
古びている。
汚れている。
夜には、テレ朝でも、取り上げられたよう。
うっかり、見逃してしまった。
でも、見たかたから、福祉亭も出たよ~~と、教えてくださったとか。
取り壊しの映像と、その中のニュータウンの一つの希望?として、引っ張り出してくださったのかな・・・?
希望・・は、うれしい。

前日、夕方、取材があった。
ラウンジに、ご利用者から電話。
「こっちに来るの?」
もともと、行く用事もあったので、「行きます」と返事。

福祉亭に行くと、前で、ご利用者とスタッフが、数人。
用事をすましていると、見慣れない若い人物。
これが、テレ朝。
火曜担当から何の説明もない。
周りのご利用者からの話が入る。
これはよくないです。
ずっと、ワタシが理事会で、しかられ続けてきたこと。
でも、こういう時は、瞬時の判断がいる。
理事長に連絡をしてもらう。
ご不在でしたが。

取材シーンをつくっているので、指圧のお兄さん待ち。
カメラの気配を察し、ご利用のみなさんが、抜け始める。
ガラン・・
おっと==・・
居合わせたかたに、お願いしたり、厨房にたまっているボラさんに、お願いしたり・・

この苦労なので、放送されるといいなあ~~と、思っていたのです。
メデイアの取材に応じることへの、ご意見は、いろいろです。
でも、福祉亭を「前に進める」・・・という視点だけで、十分と、ワタシは、考えたいです。
難しい話は、いつも、何に対しても、起こります。
ニュータウンという実験都市が一つずつに、神経を尖らしていては、その先が、自ずと見えてきてしまいます。
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秋が深まり

2011-09-28 06:12:11 | 日記
抱えるものが大きいかたもある。
さして、不自由をしていないかたもある。
ご病気をお持ちのかたもある。
地域にはいろいろな悩みがある。

悩みの多いかた・・・が、おられる。
悩みの多いかたは、次ぎつぎと、悩みごとが出てみえる。
傍から拝見していると、「悩み」がそのかたに「拾って!!」て、言っているよう・・・集まってくるんですかね。

(失礼があるとは、思いますが、お許しください。)

ラウンジの80歳さんが、以前から、こんな風におっしゃっておられる。
「あんまり、幸せな人とは、話が続かないの」
「かわいそう・・と言ったらいけないけれど、ちょっと、悩みのある人、ちょっと、何かかわいそうなことを抱えている人とは、4時間も、5時間も、電話で、話すの」
その言葉だけ聞いていると、何か、なあ~~と、思われるとは、思いますが、よくよく考えると、どうも、そのカンジなのです。

「あの人は、マイナスのエネルギーを発散する」・・と、おっしゃったボラさんもおられました。
はあ~~、人間のエネルギーには、マイナスと、プラスがあるんだ~~と、びっくりしてしまったものですが。
でも、よくよく見てみると、「あ===、ほんとだ===!」なのです。

外観からは、あまり分からないのです。
でも、お話をしてみたり、一緒に仕事をしてみると、だんだん分かってくるのです。
身体が弱られたりしていても、マイナスのエネルギーにならないかたと、
どんなにご高齢でも、マイナスエネルギーを出されないかた、
ご性格が、おとなしめでも、マイナスエネルギーにならないかた・・と、おられるんですね。

地域って、おもしろいですよ~~。
秋が深まって、人を見る目も、深まってきたんですかね・・・
どうですかね~~~


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秋が深まり

2011-09-28 06:12:11 | 日記
抱えるものが大きいかたもある。
さして、不自由をしていないかたもある。
ご病気をお持ちのかたもある。
地域にはいろいろな悩みがある。

悩みの多いかた・・・が、おられる。
悩みの多いかたは、次ぎつぎと、悩みごとが出てみえる。
傍から拝見していると、「悩み」がそのかたに「拾って!!」て、言っているよう・・・集まってくるんですかね。

(失礼があるとは、思いますが、お許しください。)

ラウンジの80歳さんが、以前から、こんな風におっしゃっておられる。
「あんまり、幸せな人とは、話が続かないの」
「かわいそう・・と言ったらいけないけれど、ちょっと、悩みのある人、ちょっと、何かかわいそうなことを抱えている人とは、4時間も、5時間も、電話で、話すの」
その言葉だけ聞いていると、何か、なあ~~と、思われるとは、思いますが、よくよく考えると、どうも、そのカンジなのです。

「あの人は、マイナスのエネルギーを発散する」・・と、おっしゃったボラさんもおられました。
はあ~~、人間のエネルギーには、マイナスと、プラスがあるんだ~~と、びっくりしてしまったものですが。
でも、よくよく見てみると、「あ===、ほんとだ===!」なのです。

外観からは、あまり分からないのです。
でも、お話をしてみたり、一緒に仕事をしてみると、だんだん分かってくるのです。
身体が弱られたりしていても、マイナスのエネルギーにならないかたと、
どんなにご高齢でも、マイナスエネルギーを出されないかた、
ご性格が、おとなしめでも、マイナスエネルギーにならないかた・・と、おられるんですね。

地域って、おもしろいですよ~~。
秋が深まって、人を見る目も、深まってきたんですかね・・・
どうですかね~~~


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「ちょっと、お願い」のお役

2011-09-27 05:26:09 | 日記
最近、以前に比べて、かなあ??・・・言ってみれば、一見さんが、ちらほら。
昨日は、ご自分は、酸素吸入、
手を引いておられる奥さまは、目が幾分ご不自由・・と、一目で、生活の困難さが伺えるお二人が、来てくださった。
入り口まで、ご近所の普段からのご利用者さんと、一緒。

ゆっくりお話はできなかったけれど、タクシーを呼ぶことを、依頼された。
おかげで、少しお話できた。
商店街の歯医者さんに診察にみえた・・・という。
諏訪の奥・・から。
ちょうど、これから手がけたいと思っている「こと」で、さわやか福祉財団の説明者が訪問されていたので、、そのままになってしまったけれど、つくづく在宅ケアの厳しさを実感。

とにかく、地域の周辺整備を急がないと。
メニューはほぼ、出揃った・・・ところまで、なんとか来ている。
それを繋ぐ役割として、民生委員さんや、地域包括支援センターが、お役を担われている。
その情報が、一つずつの家庭に届き、一人ひとりのニーズと、結び付ける仕事が、ある。
福祉亭の冊子「おそばにおいて」も、その役割を担うもの。

でも、まだ、今年の夏の暑さで、配布もままならない。
涼しくなった最近は、なんだか、他の仕事に追われている。
それは、だ~れだ。ワタシ・・・
でも、とにかく、とりかからないと!!
それと、「おそばにおいて」の『見える化』も。

それと、もう少し、地域にサポートの手が欲しい。
気軽な、利用がってのいい「手」の持ち主の存在と、その取りまとめが欲しい。

「ねえ、ちょっと、お願い」と、頼める存在と出会いたい。
あまり、リッパ過ぎない・・
有償だの、無償だの・・・が、気にならない存在。

人を動かせば、お金がかかる・・・と、わかっては、いるけれど、そこを乗り越えて頂ける集団づくり。
福祉亭の「リボン」も、復活の時と、わかる。
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地域のお友だちづくり

2011-09-26 06:39:01 | 日記
カラオケの厨房ボラさんの中核を欠き、今流行りの言葉を使えば「再編」。
お料理名人さんたちを、お願いする。
その初日。
いろいろなことが、やっぱり起こる。

でも、終わってみれば、みんなで、やれやれ。
「来てくださって、良かった。気がきじゃないの」と、カラオケボラさんの奥さま。
明るい笑顔。
握手を交わしました。
ほんとに、ほっとしました。

市制40周年記念の永山フェステイバルの最終日でもあり、複合施設では、カラオケグループさんたちが、親睦会・・と、福祉亭は、ハナから負け?・・・かも、と、弱気ムードだった。
それが、みなさんに来て頂き、カラオケらしく盛り上がった。
ひと頃の、普段のご利用者のみなさんの集合体ではなく、カラオケは、カラオケ好きの別の集まり・・・となってきている。

結局のところ、ニュータウンは、テーマ別が似合っているのかな。
なかなかシャッフルは難しい。
でも、気長に、関わっていてくださると、おもしろい出会いもあるかと、ワタシは、思うのです。
やっかいな出会いも時々、あるのですけれど、それは、スパイスと思えば。

地域のお顔見知りづくりとお友だちづくり・・・
そうそう、今ごろ思い出した。
「地域のお友だち100人づくり」を、福祉亭の運営にあたり、目指していたことを。
それぞれが、100人の地域のお友だちをつくりましょう・・・・

「友だち100人できるかな~~♪♪100人で、食べたいなあ~~♪♪パックン、パックン、パックンと~~♪♪」
あの歌のとおりに。
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がんばれ!!

2011-09-25 06:15:00 | 日記
ニュータウン再生に関連するやりとりがウエブで活発。
おもしろい。
どんどん?波及していく。
数百人規模の母集団ネットの中でのことですが。
ニュータウン大好き!!人間たちが、熱い!!
女性と、若い世代がまだ、入っていない。
でも、きっと、注視している。
がんばれ!!男たち!!

NPOセンターの会議だった。
講座の開催日程の調整が幾分、長引いた。
事の発端は、次回講座の担当者が、メンバーの協力体制がなく、できない・・と、発言。
時間が無駄のようなやりとり・・となり、いささか周囲は、どの人もおい、おい、・・
そろそろ・・という空気。
それも、気がつかない様子で、うんぬん、かんぬん・・・ぐずぐず。
ご高齢ということもあって、歯切れも・・・
でも!!です。
「NPO関連の話を多摩大の先生に・・」と、ご自分のやりたいテーマを持ち出された。
みな、ほっと。
ほっとすると同時に、ワタシは、自分の中の不遜さを、恥じた。
へぼへぼしそうなところまで行った講座開催も、出席者のサポートで、カバーできた。

みんなで、力を合わせないとね!!

戻った福祉亭は、お酒の会。
にぎやか。
大きな声が裏まで、聞こえてくる。
上の世代特有の男がどう、女がどう・・の話。
どこか、むふッ・・とするくすぐったさ。
にぎやかさを、後に、ワタシは、カラオケの買出しに。
運転手さんは、80歳男性。
朝5時起きで、お墓参りを2ヶ所すませられたとか。
疲れた顔もなさらず、おつきあいくださる。

男性たちが、どこも、かしこも、がんばっている。
かつて、女性たちの天下だったニュータウンの地域活動も、なかなか、いい感じ。
いいですよ~~!!


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敬老

2011-09-24 07:16:12 | 日記
普段はほとんど、会議にも出席できずにいる自治会。
40年の歩みは、役員の高齢化、組合員の加入率の減少など、どこの自治会でも抱える課題は、抱えながらも、組織としての屋台骨は今のところ、強固。
昨日は、自治会の敬老の品をお渡しするのと、お茶会のお手伝い。
3日間のうちの2日目。

支えられる世代のみなさんが、ぼちぼち、次ぎ次ぎと、お見えになる。
70歳以上の申込みをされた方のみ。
支える自治会役員さんは、もちろん元気元気。
どこも、支障はなさそう。
でも、ほぼ同年代に近づきつつあるのは、一目瞭然。

地域には、元気元気の70歳以上さんたちが、山ほどおられ、すごいなあ・・と、いつも拝見している。
元気高齢者を引っ張るのが、老人会のみなさんだったり、カラオケなど趣味に生きがいを感じられて、暮らし模様を豊かにしておられるみなさん。
外出頻度も高そうで、お目にかかるチャンスも多い。

自治会のお祝いの場には、普段は、お目にかからない、或いは、通行人として、行き交うだけだったような、みなさんが、出て来ておられた。
やはり、どちらかと言うと、控えめ、少しお身体も弱られておられる。

カートを押して、ご夫妻でみえたかた。
「おめでとうございます。来られて良かったですね」とお声がけする。
「お父さんが連れて来てくれたの」
傍らのお父さんは、無言。
でも、手を貸される。
自立していて欲しいという願いがちゃんと伝わるサポートをされている。
両手を引いてさしあげながら、「よかったですね」と、自然な言葉が出る。
お相手も、嬉しそうに、にっこり。
ささやかな外出の場づくりにも、なった敬老のお祝い。

加入率の減少といっても、この高齢のみなさんが加入されなくなったら、若い世代は、加入して頂けるのだろうか。
隣の部屋では、永山フェステイバル出店のピザとじゃがバタの下準備をする子育て世代のグループ。
手際がいいい。
シンクのところでだけ、自治会のみなさんと、交差する。
その時かわす、お互いの会話は、「すみません」とか、「はい、わかりました」とか、短め。

世代間の交流って、なかなか。
地域がやっぱり、普段から顔見知り程度にまで、なっていないと、くっきり2分されてしまいますね。
顔見知りになっていると、一年に一度だけの言葉かけにしかならないとしても、自然に、「今日は、おめでとうございます」という、言葉が出ることでしょうね。
さあ、それには、どうしたものか・・・





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エール

2011-09-23 05:57:08 | 日記
希望を書きしるすべきなのか、それとも、人間のおぞましさ・・・を書かせて頂くか、今朝は、逡巡。

昨日は、祝日を前に滑り込むように、ニーズ調査にみえた一群、
久しぶりに出てみえた役所のみなさん、
夏休み明けにみえると約束されていたメデイアに所属するかたと、その周辺・・・、
と、多彩。
テーマはそれぞれ。
それぞれから学ぶ。

介護の息苦しさから陥ってしまった、ワタシからも、福祉亭からもみえない病む家族の話。
それは、目をまんまるにしても、どんなに、我が耳を疑ってみても、すぐには信じられないような話。
話されるかたも、どこか、そのことを知ってしまって、味合う苦しさから、ほとばしるような思いで、伝えてくださる。
一瞬の大きなたじろぎ。
人間が持つあまりのおぞましさ。

でも、福祉亭と共に歩んできた数年の歩みは、人間というものを見る目を確かなものに鍛えても、頂いている。
その病んでいる家族が、目の前にいらしたら、伝えたいことが、ワタシには、ちゃんとあった。
「そんなに、苦しまれることないですよ。是非、ありのままをご相談ください。その息苦しさを、少し、ご一緒に、担わせて頂きたいと思う人間が役所にも、地域にもいますよ」と。
伝えられたら・・・伝えたい。

木サロのデリバリーの準備に追われていると、
「介護について5分話せ・・」と、地域の友人が呼びにみえた。
「は~~い」と、返事だけ。
なんとか、準備の目途もたった頃、再々度、呼びにみえたので、同席する。
まじめに話し始める。

ふっと「まじめでいいの?」と、聞いてみる。
みなさん、うなずいてくださる。
「ビール飲まなきゃ、話さない」と言ってみる。
みなさん、途端に、笑顔。
グラスをとりに立ち上がるかたや、もう、ビール瓶を傾けて、グラスのくるのを待ち構えるかたや・・・
みなさんと、ビールで、乾杯して、ハナシを始めさせて頂く。
前々日、隣の街区の女医さんとしたハナシ。
松本大会のハナシ。
前日、都庁の会議の座長さんとしたハナシ。

もう、亡くなられた奥さまを介護されていた頃、やっぱり、叩いてしまったりした経験をお持ちの86歳さん。
「だいじょうぶ!!安心してください。ワタシたちがいますから!!」と、全く、どうなるとも、こうなるとも、根拠のないハナシを、力強く、ワタシは言う。
本当に小さな、聞こえるか、聞こえない声で、「うん」とだけおっしゃり、頷かれた。
小さな「うん」だった・・
その小ささ、かぼそさは、ご自分の行く末を思う大きな不安を感じさせ、かえって、胸に応えた。

でも、それは、ワタシにとっては、励ましでもあります。
定食屋をやることに、時に、悩む、ワタシへの大きなエールです。

やっぱり、「ニュータウンの希望」を、みなさんと、語り合いたいです。


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新人さん

2011-09-22 08:08:48 | 日記
理事会。
階下が唱歌をする日というので、2階物置部屋で。

新任の理事さんが、初めて2階に上がられた日。
階段下に、靴が1足ならべてあった。
折からの台風15号で、どなたか雨靴を替えられたのかと・・・
2階の入り口にはもう、3足の靴。
中には、4人。
ここで、気がつかないといけないのに、うっかり、そのまま理事会。

福祉亭の理事会は、どこか、なんだろうなあ・・ワタシは、表現の言葉を持たないけれど、角がとれているというのか・・・。
それが、いい時と、そうでもない時がある。
幾分、その気配を残しながらも、昨日の理事会は、キチンと、メリハリのあるもの。
福祉亭が、すこしずつ、骨組みがしっかりしてきたことが、実感できる。
その方向で、舵取りされたことが、分かった。

呼吸をそろえることが、どのくらい難しかったか・・、長い数年の歩みを思う。
つまらないところの指摘だったり、議論がかみ合わなかったり・・
口先としか、言われるほうには、思えない意見に、何度、困惑し、苛立ちを覚えて、周囲を巻き込んできたことか。
理事会の協議が大事・・・は基本。
その基本がぐずぐずした運営の中で、下位に置いてきた、或いは、下位に置かれていた・・・かなあ。

理事会が終わり、新人の理事さんの「物置部屋」の感想がもれる。
「すごいですねえ」
「初めてですか?」
「初めてです」
すみませ~~ん。
「靴は、ここで脱げばいいのですか?」と、2階ダイニング入り口で。
その言葉で、やっと、階段下に揃えてあった靴の持ち主が分かった。
「あっ、それは・・・」
なかなか、きれいとは、言いかねる階段を靴を脱いで、上がられていた。
「すみませ~~ん」

新人さんのフレッシュな感想は、いいですね。
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可能性のある街

2011-09-21 04:39:14 | 日記
彼岸の入りの昨日。
ラウンジ。
本当は、都庁のシンポに出かけたかった。
松本大会の続きで、頭のブラッシュアップに取り組みたかった。
でも、「彼岸の入りだから、小豆を煮て、おはぎをみなさんに。お出かけはやめて・・」と、控えめに、言われていた。

朝、7時30分。
気を病んでおられるだろうと、おはぎ名人のところに出かける。
「お身体の調子は、どうですか?」
「だいじょうぶ」
「ラウンジやりましょう!」と伝える。
「いいんですか?」
「だいじょうぶですよ~」
小豆は、もう、買ってあるけれど、餅米がないと、まだ、グズグズ。
「ちょっと、待って、うちにあったかもしれないので見てきます」
パッと、表情が明るくなる。
「待ってま~す」と、声まで、トーンがあがる。
ちょうど、袋に半分の餅米をみつけた。
ほっとする・・・86歳さんも、ワタシも。

出来上がったおはぎは、おかあさんが作ってくださっていた思い出のおはぎ。
丸めない。
おはぎを詰める重箱・・があって、昔、ご近所にも、配っていらしたとか。
「私たちは、そのお返しが楽しみだったの・・」と、86歳さん。

活気のあるラウンジになった。
松本大会でご一緒できた女医さんも、珍しく顔をのぞかせる。
おはぎを、召し上がってくださった。
長野モデルのささやかな検証と、ニュータウンの「これからの20年」をやりとりする。
ニュータウンは可能性のある街・・・ということで、一致。
長野にはいなくなった「人」がいる。
そのこと自体が、悩みの根源となるけれど、可能性もある・・・と。
お互いに「にこっ!」と、笑顔のエール交換。
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頭の中は

2011-09-20 06:09:16 | 日記
台風15号が迷走したままで、沖縄付近で、一回転し、今度は早足で、せき止め湖の和歌山を通過する予報。
自然の容赦ない追い討ち。

頭の中は、松本大会で学ばせて頂いたことで、一杯。
かなりのショックは、5、6年前、映画学校のお一人から耳にした長野の在宅医療が、壊滅状態・・・・という状況が、やはり、現実であり、本当だったこと。
長野モデルはもう、機能していない・・・と。
在宅を支える人間がいないので、施設介護に移っている・・・と。
地域にいるのは、高齢化した片親と、結婚していない息子の組み合わせ家族・・・と。
保健士は、かつて、地域をまわり、お茶飲みをしていれば、情報が集まり、どう手立てを講じればよいかが分かり、適格なサポートが可能だった。
今、地域に人がいない・・・と。

ニュータウンで地域医療をめざしている女医さんも、同じ会場にいらした。
「これから、長野は、何をめざすのか?」と、質問された。
泰阜村村長さんからは、「集中と選択」。はっきり、プラスと分かっているものを選択し、そこに集中すると。
社協さんも、保健士さんも、「連携」
そして、語られたことは、生きている間は、十分、生をまっとうさせる・・・死を前にした時は、それを受け入れる・・・
PPKと似てはいるけれど、どこか、ちがう。

急性期病院は、3ヶ月で、出ないといけない。
退院にあたって、受け入れ先を、どこか探して・・と家族は言われる。
胃ろうをしますかと、家族に選択を迫らざるをえない医療の現場。
年老いた家族は、在宅での介護は、できかねることを思い、胃ろうを受け入れる。
そして、もう反応しないままの家族を前に、その人が、生きながらえることに、悩む・・・数年にわたる介護を強いられる家族もある。
一方には、胃ろうでもいい、生きていて・・・と願う家族もいる。嫁にあたる友人は、疑問を持ちながら、受け入れざるをえない・・

これが、ニュータウンにもある現実。
たぶん、長野にもあるだろう。

「医療は暮らしの中にある」と、全国から注目された諏訪中央病院は、「あたたかい急性期病院」に舵取りした・・と。
語る医師も、元諏訪中央病院の医師。
舵取りした病院の苦悩を、思いやっていらした。

何がどう・・で、結局のところ、どうしたらいいのか・・・
頭が熱を持っている今朝。

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む・む・む・・・・

2011-09-19 07:50:05 | 日記
密かに心に期していたプレゼンのグランプリ!
みなさんの期待に応えたい!!

全国の力は高く、ただ、ただ、勉強になっただけで、終わりました。
みなさんに、申し訳ない・・・

心配した空模様は、幸い2日間とも恵まれています。
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在宅ケア

2011-09-18 07:41:40 | 日記
松本にいます。
在宅ケアを支える、支えてたい・・・という医師、事業者、MPO・・・市民が、毎年全国のどこかに集まります。
今年は、松本大会。
市民が取り組む事例発表をします。
準備に追われました。
たった6分間の持ち時間のために、多くのかたのサポートを頂き、取り組んできたものです。
キアイ!!
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友?遠方より来る

2011-09-17 06:54:10 | 日記
定食に用意した小鉢が一つなくなってしまって、商店街の八百屋さんまで、出かける。
偶然、以前、よく福祉亭にみえていたかたを見かける。
諏訪街区にお住まい。
目がご不自由で、足元も、すり足のような・・・
その覚束なさで、はるばる、福祉亭にみえていた。
定食をいつも、召し上がる。
「代々の天皇のお名前を知ってる?」とか、ご自分の優れた記憶力を駆使されて、質問ぜめ。
なかなか、終わらない話なので、近くに行って、つかまらないようにする・・など、つまらない努力をしていた。
食事も随分床にこぼされるし、洋服も、汚れていたり・・・
お帰りになられると、ほっとしたもの。
でも、そんな風に過ごされているうちに、諏訪の商店街の階段から、落ちることもあって、入院されたりで、、とうとう、娘さんがひきとられた・・・という風に、聞いていた。
その娘さんに手を引かれ、月に一度の診察にみえたという。
お元気!!うれしい。
「小規模多機能の○○に行っています」と娘さん。
それは、確か、他のお一人も行っている施設。

偶然、そのあと、その別のお一人も車イスで、福祉亭にみえる。
お名前を出すと、付き添われている奥さまが、すぐ、分かる。
ご本人も。
施設での様子のお話は、そのかた、そのまま。

また、そのあと。
スーパーに買い物に行った帰り、商店街で、声をかけられる。
「○○さんは、みえていますか?」
お顔は、見覚えがある。
ただ、実は、そのボラさんは、もう、亡くなられた。
そのお話に驚かれる。
つきない話に、福祉亭に入られる。
「ひとりでは、入りにくくて・・」と。
お話してみると、随分、知り合いが共通していた。

また、そのあと。
ボラさんを尋ねて、府中からみえたお友だち。
何度、電話をしても出ないので、とうとう、ご自宅まで言いに行く。
やっと、久しぶりの邂逅。
お友だちが帰られたあと、ありがとうのお礼と一緒に、どういうお友だちかを、教えてくださる。
昔、家計に窮することがあった時、その頃商店街にあったお米屋さんに、10キロものお米を注文して、黙って帰られたのだとか。
持つべきものは、友・・・言葉どおりのお話。

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