福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

一幅の絵

2013-06-30 06:25:59 | 日記
加齢黄斑変性症・・・これで、良かったですか?
病名まで、難しいですねえ。
iPS細胞の実証実験にゴーサインが出た今週。
全国で6名で、とりかかるらしいですね。
お一人5千万円の総費用とか。
びっくりしてしまうけれど、臓器移植に比べれば、安いですね。

同じ病名で、大学病院で、何度か手術されているカラオケボラさん。
「来月は、(カラオケ)やるよ」と、久しぶりにみえる。
6月の手術は、すんだのかと伺うと、7月中旬になったとか。
それじゃあ、7月末のカラオケは、どうかなあ・・

でも、久しぶりなので、賑やかな人の輪ができる。
別のお顔見知りも、予約をいれた遅い定食を召し上がりに。
遅れて、そのお友だちもみえ、良い空気。
温かい。
お出ししたお通しを肴に、お話がはずむ。

片づけ仕事しながら、離れてみなさんの様子を見ていると、心楽しい。
福祉亭の電気が黄色で、いい・・って、ずっと、ムカシ、映画学校の学生さんが言っていた。
ほんと。
みなさんが、福祉亭の中に、溶け込んでいる。
レンブラント・・・・かな。





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主役

2013-06-29 04:22:20 | 日記
自分は、いつも、人生の主役にはなれず、ただ黙ってビールを飲む・・
こんな意味の句を詠まれたご利用者さんが、いらした。
もう、あちらの世界にいかれましたが。
昨日の90歳のお祝いを、ご交友のみなさんとされたかたは、いつも主役。
・・・「主役」がお好き。
実は、もう93歳になられている。

2年前の3・11で、お祝いが流れていたということで、やっと実現。
岩手ご出身。
福祉亭でのお祝いなので、ささやかなもの。
でも、心温かい、良い会でした。
贈る言葉と、贈る歌。
主役さんも、2曲、3曲と、披露される。
心楽しい交友を重ねながら、地域で過ごす良さを、体現されておられる。
もちろん、平均年齢は、アップ・アップ!!

厨房は、大忙し。
いつもの大黒柱さんを欠き、ひよこぐみさん。
でも、これが、予想外にスムーズ。
それぞれの人生の歩みの中で、普段は、発揮しきれない様々な力が、存分に発揮される。
その姿を目で追い、ひよこさんたちの頭が、フル稼働している様子を、感じるのは、やっぱり、嬉しい。
新しい発見もある。
良い意味の人生の崖っぷち・・・みたいな時間。
みんなで渡れば、怖くありません。
主役をはれなくても、日本のお家芸のチームワークの強み。
なでしこさんたち、すばらしい!!です。

ワタシは、無事終わって、ほ~~っ!!


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彩雲

2013-06-28 04:32:34 | 日記
前日の大雨で、上空は、すっかり洗い流されたのか、素晴らしい夏日和。
幾分ひんやりした風。
空の色と雲は、もう、夏だぞ~~~!!って。
一日中。

いろいろ忙しい一日が、そろそろ終わり・・の時間。
昨日は、生ゴミだしの日。
69才のボラさんと、74才のボラさんが、お二人で、まず一つ。
とにかく、生ごみなので、いつも重い。
40リットル。
運ぶには、もと買い物カートの骨になったのを使う。
「運ぶまでは、なんとかいいいんだけれど、ゴミボックスに入れるのが大変・・・」って、聞いていた。
確かに。
ワタシが、一人で持ち上げられない時は、重くて、ボックスの入り口を一段下げる。
コツは、もちろん、お二人に伝授。

フロントの片づけに追われていると、戻ったボラさんが、
「工事のお兄さんが手伝ってくれました」と、報告がある。
ほんと?
二人で、思わずにこっ。
ボラさんの横顔が、明るい。
「どこのどいつが、(お年寄りを)いじめているんだ!!って、思われたわね」と。
お兄さんの優しさに、嬉しくなる。

フロントにいて、ゴミ出しに出かけてくださったことに、気付かなかった。
10年ゴミ出しして下さっているけれど、初めてのこと。
「電車で、初めて席を譲られた時の、びっくり!!と同じね」と笑いあう。
74才のボラさんは、バスで席を譲られるそうです。
きゃしゃで、小さなお背です。
よ~~く、動かれます。
大事にするように、言われていますから、大事に思っているのですが、ついつい、ご負担をおかけします。

火曜日と木曜日のボラさんですから、どっちが、大事にしているか、競いあいます。
「木曜日は、(74才さんに)ラーメンなんて作ってもらわない・・」って言うと、
「大事にしているよ~。早く帰れ!!って、いつも言っている」と、逆襲される。
みなさんに愛されておられます。

昨日は、彩雲が見られたんですよ~~!!
気が付きました?
ボラさんと、一緒に、遥か上空の雲を見上げました。
きれいでしたよ~~!!

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三枚おろし

2013-06-27 05:47:37 | 日記
朝から雨。
2日分の食材を、どうしようかなあと、迷う。
いつものスーパーへ。
手頃なお値段の鯵を発見。
三枚おろしを、頼む。
鮭は、昨日のメニューで、もう使っているし、選択の余地もなく・・。

「30!!」って、店の人にも驚かれる。
「大き目の(鯵)で、お願いしますね」と、そっと言う。
「もう、あれしかないから・・」と、さりげに、それは無理・・の無表情。
でも、大き目ので・・と、もう一度、念をおす。

一匹あたりの単価からみれば、三枚におろしていたら、割に合わない。
無理なのは、分かっているけれど・・そこを、なんとか。
ワタシは、おばさん、というか、おばあさんのトシ。
だから、人生の時間を背に、こういう時の押しの強さに使う。
ごめんなさい。

時間がかかることをお願いしたので、その他の食材も、夕方一気に・・と、決める。
雨足は、激しくなって、買い出しの頃は、大雨。
台風並み。
三枚おろしは、きれいにできあがっていた。
野菜と、肉も2種類買う。
かなり大量。
福祉亭に着いて、運びこむにも、濡れる。
残っておられるボラさんもびっくり顔。
びっくりして、ただ、見ておられる。
レインコート替わりのウインドブレーカーがびっしょり。

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どうも来ない

2013-06-26 04:47:50 | 日記
10年記念誌のお名前の修正を、かけるか、かけないか・・と、気になっていたご利用者さん。
まだ、現役世代。
待っても、なかなか現れない。
仕事が忙しいのかなあ・・
健康を害していないといいけれど・・・
しばらく、気をもんだ。
先日、やっと、現れ、問題は解決。
修正の必要なし。
やれやれ・・で、やっと、印刷ゴー!!

昨日、ラウンジも終わり、隣の街区へアテンド。
偶然、そのご利用者さんと、ばったり。
「今日、食べられなかったのよ」と。
え~~、そうだったの。
「12時30分ごろ福祉亭に行ったけれど、もう、定食の紙がとってあった・・」と。

最近、その傾向は、確かにある。
でも、2時ごろ福祉亭にお弁当の注文をしに行った時、ボラさんが、大鍋のハンバーグを数えておられました。
まだ、残っている!!って感じだったんです。

ご利用者さんは「最近3回メニューが外してあって、引き返したの」と。
そうか、それで、しばらく、お顔をみないままだったんだ・・と、合点。
それは、そうだけれど、今日??
変だなあ・・

アテンドの帰り、福祉亭にお弁当を受け取りに。
「12時30分ごろ、もう、売り切れだった?」と尋ねる。
???
「メニューが外してあったって○○さんが・・」
???
「ねえ、もしかして、メニューを出し忘れたんじゃないの?」
はっ!!とした表情。
「それだ!!」と。
どうも、いつもに比べ、ご利用が少なかった???・・・様子。
「あ~~!!」と、お互いに顔を見合わせて、にこっ。

おっと~~大失敗!!

・・と、思っていたら、メニューはしっかり出ていたそうです。
売上もありました。

結局、から騒ぎ・・だったようですね。


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ちょっと、待って

2013-06-25 07:04:30 | 日記
時折見えるご利用者さん。
なにげに話かける。
「いつから今のところにいるの?」
「平成○年から」
へ~~
「その前は?」
「○○大学の図書館にいて、そのあとは、工場で・・」
えっ!!
「図書館司書さんなの?」
お相手の横顔をまじまじ・・
すると、かすかに、うなづかれる。
「えっ?ワタシも静大と学芸大よ。図書館司書だったのよ。」
「なんで、○○大やめられたの?」と、思わず。
だって、国家公務員です。
しかも、ご利用者さんは、男性。
やめる・・は、かなりのこと。
「しつれんして」
!!!!
絶句。
言葉が一瞬出てきませんでした。
「つらかったんだね」が、精一杯。
うなづかれる。

いや~~、思いがけない人生の歩み。
なんということ!!

ちょっと、待って!!
なんで、失恋で・・・という言葉を飲み込む。
なにげに問わねば、ずっと、お相手も黙っておられて、ワタシだって、ずっと、ちょっと○○・・とだけ思っていたことでしょう。
失恋で、大きく人生の軌跡を変えてしまう歩みかたもある・・ということは、今までは、TVか、文学か、どこか、もう少し別の世界のはなし。
目の前のかたのハナシとは、思ってみることもなかった。
しばらく、その驚きに、うちのめされてしまった。
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国体

2013-06-24 04:49:17 | 日記
サッカーのコンフェデ杯は、3連敗。
富士山の世界遺産登録は、完了。
都議選は、民主15、自民59・・・民主は共産の17にも及ばない。
ネットも3。

時間の経過の中で、輝きを増すものと、輝きを失うもの。
どれも、人というものを介している。
人とのかかわりの中で。
それと、時の勢いも・・

東京国体を秋に控えながら、ちょっと、盛り上がりが今いち。
でも、準備はちゃくちゃく・・・みたいです。
国体の時、会場を彩る花苗が、植え付けに使う土と一緒に、配られた。
アダプト。
どうも、土の買い付けを間違えているような・・・???
マットのような・・フカフカした感触。
保水性に欠け、一晩で、花苗がグタ~~~
水をいくらやっても、最後は、プランターからかなりの水が漏れだしても、どうも、はっきりしない。
何度も、○○の土と書いてあるビニール袋の表示を確認。
他の土と混ぜる・・とは、書いてない。
納得がいかない。
とうとう、スーパー店頭の別の培養土を買いに。

やっと、納得。
花苗たちも、やっと、なんとか落ち着いた風情。
かわいい。
もの言わない・・って、言うけれど、ちゃんと、答えていることに気づく。
扱いが間違っていれば、グタ~~
合っていれば、イキイキ・・
もともと持つ遺伝子の生命力に従って伸びていく。

やっかいなものを引き受けた・・という気持ちから、やっと、楽しみに変わる。



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び~~くりっ!!

2013-06-23 05:48:42 | 日記
一つは、救急搬送となったボラさん。
ご容態が、どうも、よくない。
あの日は、それでも顔色も戻り、なんとか付き添いつきで、歩いてお帰りになったのに。
ちょっとした用事で、立ち寄られたご親族からの情報。
「脳が痙攣している状態」!!!!!
ゲエ~~~~!!
脳のけいれん・・って、????
とにかく食事もとれないので、経管栄養と。
ショックでした。

あと一つ。
ボラさんが、「会計ノートを見せて頂けますか?」と。
どうぞ・・・と。
しばらくして、ボラさんに、お友だちがみえ、遅いまかないに入られた。
本当に、偶然、ボラさんが会計ノートを開いているところに立つ。
ふっと、書いてあるメモを覗く。
うん??
ゲエ~~~!!
目がま~~んまるに。
メモには、今月の売上の数字が、日付と曜日と一緒に、一日ごとに転記されている。
な・なんですか??!!
かろうじて、戻ってみえたボラさんに、「理事会を通してからにしてください」と、伝える。
ボラさんの反応が、また、びっくり!!
「理事長でしょう・・」
えっ???
頭の中は、ぐるぐる・・
かろうじて、なんとか、ノートとメモを、回収。
コーヒーデスクの引出にしまう。

その後は、ショックのあまり、雨が降り出した駐車場で、国体の協力花苗の植え付け。
濡れるよりなにより、うちのめされる。
数時間後、そのメモも見つからず、さらに、追い打ちをかけられる。

福祉亭の危機管理って、どうなっているのか・・と。
すべての責任を担うのか・・と。

(後日、メモは、出てきました。いや~~、良かったです。)


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ご飯

2013-06-22 05:17:59 | 日記
「このご販どうしたんですか?」
えっ?おいしいでしょ???
「プロが炊いているんでしょ?」
うん?

いつもの、金曜日のメインシェフさんを欠き、他の曜日のボラさんに、泣きついた昨日。
でも、いつもより、ずっと、緊張感がそれぞれにあるので、順調。
だって、いつもは、おまかせしておけば、すばらしいお料理が、次々とできあがるのです。
だから、ちょっと、おしゃべりに花が咲いてしまうこともあるんです。
メインシェフさんを欠いては、一切、そんなゆとりは、ありません。
みなさんで、フル稼働。

昼時の大波を越え、やっと、ワタシも遅いお昼の時間。
厨房外で、ぶっちょうずらして、の~~んびり・・
フロントだと、話しかけられたり、笑顔でいたりしないといけないから。
のんきな厨房外が、いいのです。
涼しい初夏の風も吹きますし。
まだ、エアコンの熱風も、昨日は、ありません。

ご飯が、どうかしました?と、内心。
「おいしいっ!!」って、口答え。
でも、お相手は、しぶ顔。
うん?
やっと、ご販の状態に気付く。
柔らかい。
傍らのご飯担当のボラさんは、
「最初は、わたしが炊きました。水加減は良かったと思いますが、ちょっと、今日のお米は、柔らく炊けました・・」と、かわいい。
お~~、そうか!!
そう言えば、柔らかい・・・
冷凍したお米だった・・と、思い出す。

まだ、お茶碗に残っていたご飯を口に運ぶ。
そう、そう、合鴨農法の特別米。
いつもと、お米がちがう。
金曜日のみなさんに、食べさせてあげたいなあ~~って思って、取っておいたもの。

疲れで、全体の感度が落ちていることに、やっと、気が付く。
でも、食べ終わると、ご飯パワーで、元気が復活。
やっぱり、ワタシは、ご飯党。



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デリバリー

2013-06-21 06:51:15 | 日記
定例のデリバリー。
木サロ30・・と、わかり、おっと~~!!
そりゃあ大変!!
前日から食材準備。
とにかく、手慣れたボラさんが、お一人入院されている。
パワー不足は、歴然。
もちろん、ボラさんの手当は、早々にすませていた。

朝は、みなさんいつもより早出。
お日和は、いかにも・・で、ぶつめつ。
ぶつぶつ・・・。
え~~~い、気合だ~~!!
これしかありません。
いつもの2倍弱の基数。

でも、な~~あんと、ボラさんたちのお手並みは、大したもの。
順調、順調。
15年ほど某放送局の社員食堂で、お仕事されていたボラさん。
多摩市内で、今でも開院中の、某病院の入院患者さんの食事づくりをされていたボラさん。
このお二人に大いに助けられました。
年齢をうんぬんしがちですが、それだけではありませんよ~~~。
火事場のばかちから・・みたいなパワーに、威力を発揮するのは、経験。
経験って、すごい!!
お料理もすばらしい!!
盛り付けも。

ところがですよ・・・
デリバリーのだんになると、なかなか・・
専用のものが、何一つない福祉亭なので、いつも、大苦労。
ほらッ、クリームの長方形の入れ物を、プロさんたちは、使っているでしょ!
あれが、ないんですよ~~
お料理の上に、お料理が、積み重ねられるんです。
きゃあ~~!!なんです。
お料理名人さんたちは、もう、とっくに、お帰りになっておられますので、いいのですが。
きっと、目にしたら、がっかりされます。
ないしょ・・・
今度、卸売市場に行って、探してみてみましょう。

木サロは、なあんと、40人のお客さま!!で、「疲れた~~~」って。
お料理は、残って、それぞれ、持ち帰った、もっと、もうけるように・・って。
洗ったお皿を届けがてら・・
あはは・・そう?ありがとう!!
いつも。

なんとか、乗り越えたぶつめつの日の最後は「にこッ・・」で、終わりました。






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対処

2013-06-20 06:28:45 | 日記
最近の1時間勝負!!の傾向に、どうも、シフトのひずみが出てきている。
やりかたを今までとは変えてみることも必要。
一つひとつ。

フロントを二人体制にするか、一人でなんとか、こなすやりかたは??・・
定食づくりのシェフさんの動きのチェック・・
厨房の全体の動き・・

福祉亭は、誠実。
だから、手間をかける。
それで、時間もかかる。
手も遅い。
あんな、こんなで、いろいろなことが起きてしまう。
しかも、主婦集団なので、上の世代の衰えが、もろに、影響してくる。
は~~ひ~~

まあ、そんなもの・・と、お互いに思ってくださると、それはそれですむことも。
福祉亭だもの・・と。
でも、現実は、なかなか、やっかいな事態に。
しかも、安全で、事故などがないように・・

一番は、お互いに、落ち着くこと・・ですかね。
まあ、まあ、いいじゃないの・・
まあ、なんとか、ここは、みんなで、しのぎましょう・・・と。

ただ、それでおさまらないこともあれば、おさまらないかたも、おられる。
少しずつ、対処。



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持ち帰り

2013-06-19 05:29:08 | 日記
福祉亭を立ち上げた頃、市内には、お料理名を冠した配食のワーカーズが活発に活動していた。
市役所に用事で出かけたりしていると、配食中のみなさんに出会ったり、隣の街区にあるその店のハナシが話題にあがったり・・
そうそう、市役所そのものにも、食堂があった。
ホールの取り壊しと一緒に、食堂もなくなってしまった。
親子映画や、図書館利用の折、食堂を使っていた。
手頃な値段で、子どもづれの時でも、安心して利用できた。
ホットケーキが子どもたちは、好きで、お出かけの一つの楽しみにしていた風情だった。
子どもたちが、それぞれ、学校に行くようになると、今度は、議会傍聴の時などに、おしゃべり場に使ったりしていた。
街のレストランみたいなところとは、幾分空気がちがっていて、おもしろい空間だった。

さあて、福祉亭は、どんな記憶をそれぞれに残して行くんでしょうね。
こわいような、おもしろいような・・
みんなで、思い出として、笑いあえるようなことは、今でも山ほど!!なんですけれど。
火曜日のラウンジのみなさんは、いつも、2つお弁当を注文される。
そのお世話をする。

昨日は、夕方突然、黒雲に覆われ、いかにも、降るぞ!!って気配。
降り始めそうなので、ラウンジのみなさんと急かれる思いで、帰宅する途中。
退院して間もないかたと、ばったり。
そのかたは、お昼は、必ず福祉亭で、召し上がり、夜用に、お弁当も買ってくださる。
腰には、コルセット。
足取りもゆっくり。
「あッ、お弁当をもらってくるのを、忘れた!!」と言うので、届けることに。
ラウンジの大荷物を階段に置いて、福祉亭に引き返す。
「えッ!お弁当?」と、今度は、ボラさんが驚く。
どうも、誰かが受けて、伝達を忘れてしまった様子。
慌てて、準備してくださる。
もう、その頃には、雨は、本降り。
結局、マッサージのお兄さんのお弁当を、予約用として、先に頂くことに。
雨の中を、引き返す。
傘なしでしたが。
この一つのお弁当がない時の、不自由さを思う。
福祉亭のお弁当は、上出来の時もあれば、不出来の時もある。
それでも、信頼して、毎日のように買ってくださる。
幾分、遠慮がちに。

食を支えることは、健康を支えること。
健康を支えることは、言ってみれば、そのかたの生活、もっと言えば、人生を支える。
福祉亭を担う前には、見えなかったことが、今は、見えてきた。



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若者たち

2013-06-18 05:27:36 | 日記
昨日の定食は、一年ぶりに冷やし中華。

厨房の扇風機は、壁掛け用1台、据え置き用2台にする。
エアコンは、フロントのみ。
ここまでして、厨房のエアコンをいれると、電気容量オーバーになりそう・・で、そのまま。
厨房は、朝は現場実習生も入り、6名。
時間差で、増やし、次第に減員のスタイル。
トータル12名で、フル稼働。
暑い!!

11時30分から一時間が、ピーク。
その間に用意した食数を出すことに。
戦場・・
この言葉には、ちょっと、申し訳ないけれど・・
ワタシたちにとっては戦場。

数を確認しつつひたすら、それぞれの仕事に取り組む。
現場実習生は、19歳お二人。
にぎやか。
しかも、実習最終日という気持ちの高揚感もあって、にぎやかなおしゃべり。
それを受け止めるみなさんも、若い。
でも、腕の筋を痛めた・・というので、久しぶりにお歳を聞くと、40代になっていた。
いつまでも、30代の気持ちでは、だめよ!!・・と、婆~~ばぶり。
30代前半からのお付き合い。
独身時代から。

福祉亭のボラさんの最年長は、理事さんの78才。
だから、40代でも、若いわかい・・ということに。
70代さんたちも、十分、会話や、動きや、賑やかさは、若い!!

午後のスタッフは、20代最終あたり。
呑んべいのたぶん70代さんたちは、かわいく思う。
「この人はなに?」と、聞かれる。
ワタシの答えは、「プリンセス!!」







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ただならぬ叫び

2013-06-17 05:06:25 | 日記
まず、子どものギャーという泣き声。
大きく、切羽つまっている。
うん?どうした?
「だれか~~」と、必死なお母さんの声がその後に。
ただならぬ声。
????
なにげに、窓に。
日曜日の昼下がり。

わあ~~~!!
どうなってるのッ!!!
お向かいの棟のベランダ。
4F。
子どもが落ちそう!!
身体は、ベランダの外。
首は、ベランダの柵にはさまれて・・
だから、頭は、ベランダ側に残る。
大泣きしながら手で、べラダンの柵を握って、身体を丸めている。
足は、浮いている。
お母さんはどこッ!!

とにかく、110番。
「事故ですか、事件ですか?」のいつもの冒頭の問いかけに答えもせず、「すぐ、来てくださいッ!!」
もどかしい思いで、状況を説明。
その間も、子どもの泣き声が、響く。
なんとか、伝え終わり、また、外を覗く。
おかあさんが、必死に支えている。
同じ棟のベランダから顔を出す人たちは、みな首をのばして、子どもの様子を見ている。
こわい!!
下の芝生には、お布団を広げた大人4人が待機。
ベランダごしに、ペンキ屋のお兄さんが一人近づく。
子どもをお母さんと一緒に支える。
もう一人のペンキ屋のお兄さんは、3Fから子どものお尻を支える。
お兄さんが、落ち着いた声で、「大丈夫だよ。支えているから、足をここに置いて立って・・」と。
子どもが立てる。
すると、子どももなんとか安心したらしく泣き声もおさまる。
お兄さん二人が、ゆっくり、子どもの身体をベランダの柵の間を通らせる。
10cm幅の柵の間を、足をすべらせたのか、身体が出てしまったらしい。
出たものは、通る。
確かに。
無事、子どもがベランダ側に。
4・5歳児。

いや~~、よかったッ!!
もう一度、110番。
現場の確認に行きます・・と。
しばらくすると、パトカー3台、消防車2台が到着。
大勢の警察官と、消防隊員。
あわわわ・・・
頼もしい!!
でも、遅いッ!!

とにかく、最初の数分間が大事。
なんとか、そこを持ちこたえないと、救急も、消防も、助けにならない・・と、実感。

しばらく、ニュースに出てくるような「事件現場」の空気が、号棟間に漂う。







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早朝の公園

2013-06-16 04:30:47 | 日記
昨年同様、畑で育成したコスモスの苗を頂く。
段ボールで。

雨あがりの土曜日の朝。
陽の出る前に・・と、朝の公園に。
もう、ぽつぽつ人影。
へ~~と、びっくり。
旅行に行った時ぐらいにしか、早朝出歩くことのないワタシ。

公園の、かつての「少年たちの庭」に移植、と決めていた。
鍬を空中に振り上げ、下す。
ガツ。
年と共に、筋肉にどうも、自信がない。
幾分の不安感。
土は、ガチガチ。
ガツ、ガツ、ガツ・・と、鍬を入れても、時には、跳ね返されるほど。
木の根っこ、草の根っこ・・がザクザク。
未だに大きな石も出てくる。
「土」という名称の半分は、根っこ。
根っこを取り除くと、土が残るかなあ・・
根っこも土と思うことにするのかなあ・・
ぶつぶつ。

ほんの半坪ほどのエリアに手をやく。
仕事しながら目の片隅に入っていた、いつも公園の整備をしてくださっているハタノさん。
ベンチ横に散乱しているごみを片づけてくださっている。
「困ったものですねえ」「仕事を作ってくれますよ」と挨拶。

いつの間にか、人が公園に溢れている。
その人数の多いこと。
音の悪いラジオから、声も流れてくる。
そうか、体操の時間になっていたんだ・・と気づく。
中央には、先生役のかたが立つ。
広範囲に広がって、一斉に曲に合わせて、ラジオ体操。
気持ちよさげ。

でも、体操をしているゆとりもない。
ひたすら、ガツ、ガツ・・
ハタノさんの熊手を借りて、根っこの除去。

もう、いいことにしよう・・と、肥料をまく。
コスモスを植え込み始める。
ハタノさんと、体操にみえた見知らぬ男性が、お手伝いしてくださる。
手に余った耕しを、鍬で、もう一度してくださる。
深さ10㎝も、実は、掘り返せていない。
ムリムリの植え込み。
お手伝いのかたの額は、汗が噴き出している。
陽もとうとう上がってしまい、暑い。

やっと、完成。
ペットボトルの水を、コスモスの根っこにやりながら、手も一緒に洗う。
気持ちい~~い。



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