台風余波

かわした・・と言ってしまうと、被害が出ておられる地域に皆さんには、申し訳ない。
でも、数日前から気をもんだ台風の進路。
火曜日営業ができるのかどうか、
用意する食材数をいくつとするのかどうか・・と。

火曜日チームには、しっかりしたリーダーさんがおられるので、気をもむだけですむのですが。
台風で外出できないと予想して、お弁当の配達の依頼が月曜日に。
普段は、なんとか外出できる。
最近は、体調がどうも思わしくない様子のご利用者さん。
朝、お弁当の確認をすると、一つだったはずが二つ・・と。
これはいかん・・
すぐ電話。
夕方配達のかたの分も確認。
やれやれ。
けれど、明らかに、用意している食数が普段より少ない。
遠慮しつつ、卵弁当で・・と依頼する。

昼過ぎ、お弁当を受け取りに福祉亭に。
台風の通過がはっきりしたことで、普段どおりの賑わいに厨房は、大わらわ。
すでに、用意していたハンバーグはなく、冷凍の餃子にメインが変更になっている様子。
いや～～・・このコンラン。
どのボラさんも、物も言えない様子の忙しさ。
へたな手出しは無用。
お弁当をつくってくださるのを待つ。
待ちつつ、メニューをはずして、いったん落ち着かせましょう・・と口出ししてしまう。
今オーダーが入っているものだけで、対応したほうが・・と。
その間にも、昼食時間なので、あらたな来訪者が、定食！！と、元気よく注文される。

この苦しさは、経験してみないとわからない。
小鉢はある・・という声も耳に。
でも、メニューをはずしても、頓着なく注文が入る福祉亭です。
チームの限界を超えては、毎日毎日がまわりません。
だから、いったん外すのも良いのですよ・・・

本

ゼロテーブルに本3冊。
高齢期、高齢社会に対するアドバイスとアイディア。
おもしろい。
老年期の様々な諸相。
みんな同じか～～・・って、やれやれ一安心。

今は、高齢者が大勢おられるので、老いることに多少の不安感を持ちながらも、怖さは、ないのでは・・。
センパイたちが、高齢期の諸相を様々に、後に続く者たちに、示してくださっているし。
自然の姿として。
いつか来るその日は、まあ、それも覚悟はできている・・って、カンジです。

入れ歯の不具合がいやで、歯のない口を大きく開けて、朗らかに笑っておられる。
あそこが痛い、どこそこの具合が悪い・・と嘆きつつ、それを種に話題沸騰。
夢中でおしゃべりしておられる。
そのおしゃべりも、相互に会話のキャッチボールしているのではなく、ご自分の言いたいことを最後まで言ってしまって、ご自分だけで、笑っておられる。
お相手は、ふんふん・・と。
うふッ。
気が合うのでしょう。
あいつとあいつが、どうのって、つまらないことも言っています。
時間が一杯あって、困っているのです。
グループのしっぽについていくだけでも、いいです。
しっぽについていく健康とそこそこのお小遣いがあるってことが幸せ。

でも、いつか、この時代も過ぎ去り、高齢者を地域に探し回る時代が来るのですかね？？
子どもの姿を地域に探し回るように。
それは、サビシイ。
社会が縮小していく姿は。
お～～い、なんとかうまくやってよ・・って、エールだけしか送れないけれど。

カラオケ

雨なのでカラオケ・・
雨なのにカラオケ・・
雨でもカラオケ・・
そんなみなさんが、ご参集。
正統派の歌い手さんもお二人混じられて。
お～～！！
圧巻。
しみじみ心にしみいる歌。
演歌も軽いポップスも、それぞれいいのですが、さすが、キチンとした歌い方は、厨房仕事の傍ら、聞いていても気持ちがいいです。

きれいなＭＣさんも手配されておられました。
福祉亭の天井は、赤・青・黄色のライトアップ。
すてき！！
いつもより数時間早く準備に入られていたわけは、このライト。

厨房は、いつもの手慣れたボラさんたちがお休みで、急きょ編成チーム。
いつもより少な目の品数にさせて頂きました。
だって、それでも、大わらわ。
とにかくワタシがシェフさんですから。
相変わらずの薄味で、後から醤油を足したり・・のあわてぶり。
でも、手際の良いボラさんたちが、一生懸命にサポートしてくださり、やれやれ。
感謝です。

でも、長い一日でしたねえ。
何度も時計に目をやり、時間を確認。
なんとか無事にカラオケの日・・が終わり、ほッ！！
向き不向き・・って、あるものです。

台風10号

ふらふらと進路を変える台風10号。
ご利用も少ない。
トリプル台風が次々で、ここ数日、スタッフが一番優勢。

雨の中、お弁当を届ける。
それぞれなんとかお元気な様子。
始めてショートステイを利用された90代さん。
なんておっしゃるかなあ・・と心配しながら伺う。
案に相違して、温泉もあって、きれいで、きれいな人ばっかりで・・・と、ご機嫌。
いや～～よかった・・
まずは、やれやれ。
パンパンに腫れ上がっていた下肢のほうも、ほんのいくぶん和らいでいる。
出かける前は、ぐずぐずいやがっておられた。
良いところですよ～～・・と、実は、一度も見学にも行っていないのに、励ましていたのです。

夜になって、80代のボラさんが、駅の階段でふらついた、こんなこと初めて・・お休みしたい・・と。
うん？？軽い脳梗塞？？・・・と頭に過ぎる。
でも、そんなことは言わず、気圧のせいでしょう・・きっと・・と励ます。
気圧の動きは、体調に影響する。
台風の動きで、耳の奥がポーン・・となったり、
めまいがすることも。
高齢期の体調は、とにかく天候に左右されがち。
がんばれ！！
がんばれ！！

相談日

包括の相談日。
薬のハナシ。
お話を聞かれる高齢者より、ご見学の専門職が多い・・ような。

でも、そんな中でも、何度も、何度もお誘いしながら、なかなかこの相談日に合わせられなかった相談者がみえた。
偶然のように。
いや、たぶん、家族介護に行き詰られているのでは・・・
その相談にみえた・・とわかった時には、こちらのほうが、嬉しさを感じてしまった。
限界まで、ご家族が介護を抱え込んではいけないことは、よく知られている。
でも、やっぱり、躊躇するハードルはいくつもあるのだろう。

相談をしたからと言って、すぐ、その通りにしなくてもいい。
ゆっくり考えてもいい。
断ってもいい。
でも、一度、相談をしておけば、いよいよ困った時には、対応が早い。

ＳＯＳを出すことは、恥ずかしいことでもなんでもない。
がんばっていることを知ってもらうだけでもいい。
ご自分のやりかたの他に、別のやりかたを教えてもらうのもいい。
とにかく、まず、一度、ご相談。

悩み

高齢期に、悩みごとをかかえるかたは、多い。
しかも、だいたい堂々めぐりしてしてしまうので、なかなか、抜け出せない。
お話しを伺っていると、結局、最後の気構え・・ができていない節がほのかに感じられる。
高齢期には、避けて通ることのできない最後の別れに対する心構え・・だったり。
それに対して、うろうろ・・うろうろ・・おろおろ。
折々、今までもぐちのような形でご相談を受けてはいた。
なんとか堂々めぐりから抜け出させてさしあげたいとは、思うけれど、結論は、ご自分で出して頂かないと。
誰かに出してもらえれば、気持ちが軽くなる・・
息子も、娘も忙しくて、相談にのってもらえないし・・・ということらしい。

悩み事の根底にお金がその姿をちらつかせることが多い。
だから、よけいに、取捨選択の形でしか、お話を整理できない。
お金の姿がみえなければ、健康。
健康・・であれば、家族関係。
この三つがなんとか充足できているご高齢期のみなさんは、お元気お元気！！
それが、たとえ空元気・・であっても、お顔は明るい。
とにかく、割りきり。
そうそう高齢期の3Ｋ・・・って、2000年ごろから言っていましたよねえ。

母が言っていました。
上をみたらきりがない。
下をみたらきりがない。
毎日毎日が、平穏に暮らせていることが大事・・・って。
平凡な答えですが、これに勝る答えはないような気がしますが。

本の中に

ねこサポさんからご招待頂いて、「音楽宅急便」へ。
子どもたちの情操教育と地域に根ざした社会貢献・・
福祉亭から10名ほどの参加。
福祉亭の時間は、忙しく、本当に久しぶりのコンサート。
子どもたちの声も聞こえる中、よく知られている曲が次々に。
運動会のバックだったり、学校のお掃除タイムのバックによく流れている曲たち。
ムカ～～シ、大好きだったなあと懐かしい曲も。
ホールが、音に包まれると、ブラームスが好き・・と言っていた、しばらく会えていない友人の顔が浮かんだり。
心楽しく。

ここで、一日が終わらない。
夏休みに紙ごみを整理していて発見した「介護が裁かれるとき」をつい、読み始める。
音楽のせいか、気分が落ちついている。
何度も手にとって、小節は、拾い読みしながらも、読みとおしたことがなかった本。
けれども、今、永山モデル・・というものが、目の前の課題にある。
市民がどこまで高齢期の、支援を必要とするかたのサポートを担えるか・・
もともと著者さんから頂いている本。

日常、ちょっとしたヒューマンエラーから大きな事故となる介護の現場。
そのリスクに対して、どう、どこまで、心していくか・・・が、ワタシの中に。
それは、これから担い手となられるどのかたのココロの底にあるもの。
以前に比べ、ヒューマンエラーというものに対する構えが格段に違っている。
本の帯には、「よりよい高齢社会のために、いま何ができるのか？」とある。
いま何ができ、何を備えればいいのか・・
周囲は、保険の有無を常に問う。
保険の備えも大事。
でも、保険の前に、何が大事なのか・・を知りたくて、一字一字を読み進む。
答えが、本の中にあるはず。
母の最後の頃の様子も脳裡に蘇る。

高齢期

ラウンジは、寂しく二人。
いつもの会話。
歌も。
楽しかった～～って言ってくださる。
その後、2時間おしゃべりは、種もつきる。
歌もうたわないと・・と、にこにこと言われる。

え～～・・びっくり。
お相手に合わせて、かなり無理しているのに。
途中眠気が襲うのを、いや、傾聴傾聴・・・と、ジブンに言い聞かせて、繰り返しのおしゃべりを伺っているのに。
いや～～、これは、お相手して頂いているのは、どちら？？・・・と。

夜、もう始まって12年になる会議に。
次々と出る発言のテンポにどうもついていけてない。
いや、よくよく考えるとなんだか、最近、その傾向か？？と。ふっと気が付く。
パッパッ・・と反応しない。
頭の中で、うろつくワタシに比べ、鍛えぬいている男性たちの頭脳は、クリア。
納得のいく質問。
昔だったら、とっくに、口をはさんでいる場面でも、うろうろ。
いや～～・・・これはいかん！！！
たまに発言しても、なんだか、どこのオバサンですか？程度のしゃべり。
いや、いかん。

これは、脳の毛細血管がヘタリ始めている・・て、ことでしょ。
だいたい、やたらと、まくしたてるお相手は、最近苦手と思う。
いくぶん険しい目をして、発言してみえる相手は、特に、苦手。
ジブンのペースとテーマで、会話できることが、好き。
会話の中で、ふっと消えてしまう固有名詞があるし。

明らかに高齢期の特徴。
さて、さて、いよいよ介護予防。
あっちも、こっちも。

配達

台風一過。
今朝は、富士山が西の空に青々と浮かぶ。

予報どおり、昨日は、昼前後が一番の雨足。
その時間帯が、実は、お弁当の配達時間だったのです。
手分けしたものの、とにかく、激しい雨。
でも、待っているみなさんは、みなご高齢。
四の五の言っていては、催促の電話がかかったり、あ～～でもない、こ～～でもない。
だから、お弁当の用意が整い次第、配達に出かける。
この難儀を分かって頂けるかなあ・・・と、思い思い。

具合が悪いから配達なのです。
分かっています。
でも・・・
チャイムを鳴らした後、ずっと待つ。
待つ間、お向かいのかたが、不信に思ってドアを開けられるほどの時間なのです。
やっと出てみえる。
無表情。
具合が悪そうなので、何か他に用事あります？って、つい親切心で、お尋ねすると、ペットボトルを1本資源ごみに・・と、下のポストをみて・・・と。
すでにびしょぬれ。
郵便物がポストにあったら、また、階段をあがるの？？
できないよ～～・・・と、内心。
でも、幸い、郵便物なし・・
よかった～～・・・です。

一軒のご利用者さんのところは、預かっている鍵を忘れてしまって、また、雨の中を福祉亭に戻ったり。
これは、こちらのミスなんですが、ズボンは、絞れるほどの濡れかた。
でも、ベットまでお届け。
ご利用のかたは、ベットに起き上がれない、何も食べていない・・だったんです。。
痛がるので、どうしようもないのです。
カレーは、冷凍して・・とおっしゃるので冷凍。
だいじょうぶですか？とお尋ねすると、だいじょうぶ・・と。
肩と足をさすってさしあげる。
ゼリー状の補水液が冷蔵庫にまだあったので、せめて・・と、手に持って頂く。
明日また、来ますからね・・と言ってシツレイする。

モデル

案の定、朝から、強い雨が降り始めました。
トリプル台風襲来ですから。
雲も厚くたれこめていますが、こちらの気分も重く黒雲。
だって、福祉亭に入れば、遊んでいるわけにはいきません。
でも、遊べそうな・・
この狭間で、うろうろしないといけません。

日曜日は、永山モデルの構想の下案づくり。
やっているうちに、なあんと不確かな・・・と、気付く。
だいたい、大まかな目指す方向性は、出ているものの、何一つ具体的になっているものがない。
お～～～！！
この現実・・
みえているのは、国の方向性と、それに玉突きされた恰好の様々な解説。
やるっきゃない・・は、わかってはいるけれど、しかし！！

全国各自治体の悲鳴が聞こえてくる。
総論は、ほぼ出そろっているけれど、各論にスムーズに移行できる自治体は、きっと稀。
だって、肝心の、主役に抜擢された市民が、それで何をやれば？？？って、うろちょろしているのです。
だいたい、主役って、競争を勝ち抜いて、やりたくてやる役でしょ？
永山モデルは、やりたくなくても割り振られてしまう主役・・・なんです。

書くように促され、まあ、なんとか、一日かけてペーパーは、書いてみました。
当面の目標だけは。
でも、書き終えるとその直後から、う～～ん？？これでいいのかなあ？？と、深い霧の中に彷徨い出てしまうのです。
脳みそが、もともと不足しているのか、この暑さでやられてしまっているのか？？？
理解していると思っていたことは、幻想だったのかなあ・・・と。

ゲリラ豪雨

台風が、3つも！！
朝から、ゲリラ豪雨。

おかげで、ご利用は、ほんの少し。
オリンピックをのんびり見ながら、冷たい麺類・・がいいですよね。
高校野球もありますし。
チキンの照り焼きがおいしかったんですけれどねえ。
ご利用があまりに少なくて、どなたが、どの席に座られたか・・まで、振り返りができるほど。

朝のゲリラ豪雨がやんで、やれやれ・・と思っていると、また、降り出していました。
夕方のお酒の会の準備も進んでいたのですが。
ご参加は、どうでしたかねえ。

しっかりさん

みえればクッションを汚してしまわれるご利用者さん。
でも、いつも、にこにこ。
とにかく、賢いし、かわいいし、応対するほうも、気持ちがいい。

みえた時の店内の状況をよく把握し、控えられる時は、控えて、誉める時は、誉め、おしゃべり相手がいる時は、おしゃべりし、周囲を楽しませ、飲み物をゆっくり楽しまれ、さりげに店を出られる。
でも、弱みは、人間だれしも持つ。
お帰りになると、すぐスタッフは、クッションを確認しにいきます。
今日は、汚れていないかなあ・・と。
汚れていない時は、にこっ。

汚れていれば、すぐ、その日のリーダーが、洗濯。
だ～～れも、文句など言いません。
そこは、福祉亭のえらいところ。
ほんと～～に！！
みな、明日のジブンをご利用者の姿に重ねているのです。

お気に入りの座席があるので、できるだけそこにお座り頂くようにみなで注意しています。
たまたまその座席が、塞がっていると、ふかふかのクッションのほうに座られます。
あちゃ～～～！！って、みな大慌て。
クッションを洗った直後に、また、みえる時もあります。
ありゃ～～！！
え～～・・もう、洗っちゃたのに～～・・。
気付かず、スタッフが座ってしまったハナシもあります。
くそ～～って、座ってしまったスタッフは、その時のハナシをおもしろおかしくします。
み～～～んな笑いバナシ・・・になってしまいます。

暑い夏の陽射しは、気持ちよく、クッションを乾かしてくれますので、大助かりです。
リハパンを持って、ご家族がお部屋に行く様子もお見かけしてはいます。
でも、ご本人は、ご自分が、まさかその状態だって理解できていないのでしょう。
これ何かしら？？・・なのですよ、きっと。
たぶん。
たぶん、リハパンは、ご自宅のベットの脇か、どこかにしっかり、しまわれているのです。
どのくらいの使用頻度か、ご家族が、ちょっと、みてくださるといいのにねえ。
いつまでも、お元気な頃のままのしっかりさんではいないものです。

お休み明け

午後急に、真っ黒い雲。
あれっ？
雷が鳴りだした。
雨は、まだ。
台風の影響。
雷の音が次第に大きく。
ボラさんたちが、浮足立つようにお帰りになった後、ポツポツと雨。
午後のボラさんが、出てみえる時間に、ちょうど、大雨。
でも、ほんの一息で、雨もなんとか上がる。

多摩は、このくらい。
でも、都心は、どしゃぶりと雷・・だったらしい。

夏休み明け、気にかかるご利用者さんをさりげに、みなで、見守る。
お一人は、長い休みに、開店日を一日間違われたらしく、みえる。
お一人は、変わることなく、ちょっと、不自然な厚着でみえる。たぶん、エアコンのせい。
お一人は、やっぱり閉店直前に、定食ないの？と、いつものように、にこにこ顔で。
あとのお一人、それからもうお一人は、まだ、みえない。
クッションを洗うかたは、もう一度みえている・・らしい。クッションが干してあった。

でも、なんとかみなさん、それぞれ一週間のお休みを乗り切ってくださった様子に、やれやれ。
日常がまた、戻ってきた。

待ったなし・・

休み明けの一日目は、暑さと、オリンピック観戦で、低調・・だった様子。
でも、しかし・・
介護状態のお弁当配達ぐみさんたちは、生きているみなさん。
なんとか福祉亭の夏休みを過ごしてくださったけれど、状態は、じりじりと、押されていく。
権利擁護のお世話になられたり、ショートの手続きに入られたり。
支援の家族があっても、なくても、介護度の進行はじりじりと、目に見えない早さで進んでいく。
お一人は、褥瘡ができている・・と。
この暑さの中、お風呂に入るのもままならなければ、身体が反応していく。
生命体としての弱点。
常に基本的な生活習慣を、毎日、毎日、飽きることなく、弛むことなく、投げ出すことなく、続けていかないといけない。
生きるということの基本。
食事、清潔、家事、おしゃべり・・・
怠れば、すぐその結果が、ご自分や、部屋の様子に反映されてしまう。

ココロに、もういい・・・などという言葉を浮かべてはいけない。
常に努力。
日常を送ることに、何の苦労も感じなかった若い時代は、いつの間にか、足早に過ぎ去り、いつか訪れる彼岸に立ち去る日までの日々を、生命体としてやるべき基本を繰り返していく。

手助けが欲しいですよねえ。
言葉かけだけでも。
ココロの栄養になる、えらいねえ・・、がんばっていますねえ・・の言葉かけがあると救われますよねえ。
愚痴も聞いてもらえると、もっと、いいですよねえ。

さあて・・と。

開店準備も、なんとかできた。
一日目から、台風かあ・・！！と、覚悟していた。
フライシートも巻き上げた。
でも、今朝は、なんとか、青空が広がり静か。
台風一過のさわやかさ。
これは、いい！！
なんだか、空は高く、秋のような気配が微かに。
でも暑い！！

さあて、ダッシュ・・だぞ・・
うん、うん・・

お弁当配達のご利用者さんたちのそれぞれに出くわした。
お一人は、車いす。
ケアマネさんが押している。
お弁当代を前払いしたい・・と言う。
え～～？？
まだ、頂いた前払い分がありますよ～～・・と伝えると、金銭管理がうまくいかず、あるだけ使ってしまうので・・と小声で。
そうか、偶数月の年金支払い日があったばかりだ。
ご本人は、車いすに乗って、聞かぬふりのおすまし顔。

もうお一人は、やっと、美容師さんが訪問してくださって、小ざっぱり身ぎれいに。
一日中、ベットで休むことが多いのに、髪が伸びきっていて太陽神のようになっていた。
どお？ってワタシに問う。
あ～～素敵！！
かわいい！！
そう言うと、にっこり笑顔。
美容師さんは、隣の市から。
隣の市は、うちの市より、サービスが少しそろっていて、どうもいいらしい。
お友だちが、車で連れてきてくださった・・という。
お友だちも、かなり年長です。
やっぱり年金が出るのを待ちかねて、訪問してもらった様子。
よかったねえ！！