世情

世情がどうも不安定。
春のせいですかね。
障がいの子が、わからない奇声をあげるし。
立派なみなさんが、わけのわからない発言をされるし。

土曜日の会議。
そこでも、プチドンパチ。
声のトーンがあがっている。
会議の後、発言をめぐってか、納得のいかなかった点の意見のやりとりも。
周囲は、困惑。
う～～ん。

ワタシ？
ワタシは、朝5時起床で、眠くて会議の間70％居眠り。
だいたい、毎月カラオケ週は、休みがなく疲れ気味。
それに加え、年度末に入って、考え事も多いし。

ふっと、カレンダーに目をやると、ぶ・つ・め・つ・・・！！
なあんだ、これかあ。
皆さ～～ん、今日のできごとは、どこもかしこも、仏滅のいたずらだったんですよ～～！！
一日がなんとか無事に終わったことを、感謝すればいい日です。
元気出しましょう！！
それとも、わ・は・はっ！！って、笑い飛ばして、お終いにしましょう・・・ね！！

あわわ・・

今ボラさんを二人欠く体制の金曜日。
ベテランボラさんなので、なんとか。
大忙し。
厨房は、あおられっぱなし。
でも、どのボラさんもグチ一つないままに、全力。
でも、やっぱり、小鉢が一つ足りなかった・・・とか、予約が入っていなかった・・とか、発生。
定食がないとなると、別のオーダーも入り始める。
ありがたい！！
でも、それは、それで、ふ～～ふ～～・・ばたばた・・
顎出し状態。

カフェオレ注文の別曜日のボラさん。
カフェオレなんて出ないよ・・お客のようで、そうでない気安さで、フロントさんがぶちっ・・。
待って！！
慌ててミルクを温めると、ぬるい！！まだ！！と、今度は、こちらにとばっちりお小言。
どこもかしこも、大騒動。

それでも、なんとか、昼時が終わり、やれやれ・・と、やっと、なんとか、まかないの用意に。
すると、予約した・・とご利用さんがみえる。
うん？？
結局、まかないは、ご予約さんに。

今度は、まかないどうしようかあ・・・のご相談。
お餅にする？
それとも、何がいい？？

一日中、こんな調子。

ありがたいなあ・・

雨。
寒い。
夕方の定例になりつつあるお集まりが、どうかなあ・・
定食の出かたを気にしながら、さらに、夕方の心配。
だいたい、近頃は、春めいたせいか、気持ちが不安定なボラさんが出ている。
そのあおりで、こちらの気持ちも、ざわざわ。
周囲にふっと、もらすと、はっきり言え・・・と。
そういう立場にいるのだから・・と。
うん。
でも、さあ～～・・そうかと言ってさあ・・。
ぐずぐず。
気持ちが行きつ戻りつ。
いつものように。

夕方のお料理担当は、男性シェフさん。
予定時間には、さくっと、厨房に。
さあて、何するの？と、目が問いかける。
はいっ！
用意してある食材を見て頂く。
大したものではない。
でも、すぐ、取り掛かってくださる。
そのついでに、現職時代には、縁遠かった「中華料理の勉強を始めたよ・・」と、ノートを見せてくださる。
えらい！！
福祉亭は、和洋中華・・素人料理だけれど、なんでも・・のところ。
ご自分の苦手を苦手のままにしておかないプロ魂。
すばらしい！！

夕方のお集まりも、すべて男性。
雨の中を、三々五々。
明るい笑顔と一緒に。
ありがたいなあ。
雨で、どうの・・ぐずぐず・・などとは、ならない。
この気持ちの安定ぶりが、日本という国を支えてきたんだよなあ～～～と、昨日は、学ぶことばかり。

三寒四温

言葉通りに、３日の春日和。

ご利用者のみなさんにおしゃべりがいいですよ～～～！！と、いつも。
それでいて、十分、運営側がおしゃべりしているか？？
忙しすぎたり、ちょっとした心のつまずきで、おしゃべりを控えたり。
ダメダメ。

春の陽射しに勇気をもらって、できるだけのおしゃべりを試みる。
なにげない会話でも、なんだか気持ちが行き交うなあ・・
まず、あいさつ・・と。
大きな声で。
それから、ちょっとしたやりとり。
それから、思いつくままに、用件。
会話が途切れない！！
うれしいなあ。
憂鬱な心も、なんとか浮揚。

言葉は選ぶ。
でも、感情を下手に動かし過ぎなければ、だいじょうぶ！！
一度何かの折に堪えていると、つい、つまらなく心が動く。
それで、また、失敗したり。
きっと、お相手もだぞ！！
そう思って、がんばる。

ふっと、人の心模様が春の季節に似ている・・・・ことに気づく。
三寒四温。
凍りついたままじゃあない。
そしたら、怖くなんてないゾ。
今朝は、寒い。
でも、春はもうすぐ。
鼻のムズムズも始まったしね。

梅の枝

毎年届けられる梅の枝。
手にあまるほど。
小さな白梅が、ぽっ、ぽっ・・と。
馥郁（ふくいく）と香る。

ラウンジにも届けられ、居合わせたみなさんと分ける。
お弁当をとりに福祉亭に寄ると、花瓶にも、花束にも。
春満開。

食材探しに小学校の近くを通る。
裏山より一足早く開花していた紅梅と白梅。
こんもり、まあるく春の山の姿。
眺めつつ、大きく深呼吸。
胸一杯に柔らかい春が飛び込んでくる。

おっと・と～！！

頭がまわらないままの市民評価委員会。
集中力もないまま。
でも、年度末。
報告書提出が迫る。
定刻を３０分過ぎ、すみません・・帰りますと、小さな声で伝え、一足早く帰路。

帰りついた福祉亭は、難破船状態。
大賑わいで、まかないもなくなり、その手当をしている。
ごめん！！
大慌てで、卵焼きを引き受ける。
慌てるので、手元が狂う。
失敗だろう・・寸前で、なんとか厚焼き玉子。
遅れたお弁当の配達。
作ったまかない用もなくなり、もう、いい・・と、とうとうお雑煮となった。
しかも、５人分。
よく、作る気力が出ました。

そのまかないも食べるヒマもないまま、ばたばた。
ワタシのお餅は、半ば固くなってしまっていた。

な～～んという一日だったんでしょう！！
一日の終わりは、お隣の国からの取材チーム来訪。
８人のクルー。
力の入り方に、びっくり。
ＮＴの現状のドキュメントとか。

カラオケ

定例の月に一度のカラオケ。
朝から、開店準備。
準備真っ最中の９時３０分には、おばあちゃまと親子づれ。
１０時には、お友だちとおしゃべりのご利用。
日曜日は、どこか、いつもと違う空気が漂う。

あ～～だの、こ～～だの、準備に追われるうちに、いつの間にかカラオケスタート。
さあて、難しいもので、ぼちぼちのお集まり。
でも、ご利用の入れ替わりがありつつも、いつの間にか温かい空気に。
ぐんを抜いてお上手なかたから、練習中のかたまで。
それぞれがんばる！！

ずっと、聞くだけだった奥さんも、歌う。
歌い終えた奥さんを見る温かなご主人のまなざし。
ご主人は、介護の認定をお持ち。
でも、目は、変わることなくキラキラ。

歌っている間、立っていられずに座って歌う体調がイマイチのかたも、何曲か
かわいい声。
お上手。
８０代さんたちも、何曲も。
歌の本来の曲とは、まったく別物になっている。
でも、全く動じず、何曲も。
手があいたスタッフも、仲間いり。
踊るように歌う。
声量が落ちてきている。
でも、歌っているうちに、曲に乗り、声も出始め気持ち良さげ。

一人ひとりの姿が光る。
歌う間は、つかの間の人生の主役。
やっぱり、カラオケっていいなあと、しみじみ。

みんなおいでよ！！
もう一人の自分に会いに。

お～っ！すごい！

定食は出ずヒマ。
福祉亭が広々のまま。
そのまま、お酒の会を担うみなさんに場を譲る。

最終日曜日のカラオケは、定例。
その食材を入れ込みに、もう一度福祉亭に。

昼間の空気は、一掃され、お～～～！！カラオケボックス！！
びっくり！！
大賑わい。
大合唱。
大音響。
大きな笑い声。
すごいっ！！
シルバーパワー炸裂！！

ご高齢期のみなさんは、エネルギーを持て余されておられる？？ご様子。
立派なお父さん、お母さん・・像を捨て、素のご自分、あるいは、今までにないご自分にチャレンジ！！されておられる。
お酒の会にご出席の９０歳さんが、「わたしが来なければ始まらない」と、タクシーから降りられたその光景を思い起こす。
タクシーが、福祉亭を知らず、ぐるぐると迷ってしまったんだそうです。

数少ないご自分を出される場として、福祉亭のご利用。
孤立防止には一役。
めったになく心躍らせられる空間。
いつでもどなたでも、どうぞ！！の場づくり。

ただ、この波に乗れないみなさんも、地域にはおられ、福祉亭の前を下を向いて通り過ぎて行く姿も。
地域の実相を、どこに置いていくのか、ふっと迷う。
地域や高齢期の切り取り方が、それぞれ違ってしまう。
楽しいことが一つずつ消えていくような気配が漂う高齢期。
今日は、楽しかったねえ！！も心底、大事。

完売

昼の定食時間帯は、どこかのんびり。
拍子抜け。
だって、４０本作るべき春巻きをわざわざ５０本にして準備完了・・していたのです。
あまりののんびりぐあいに、途中残りを数えてみました。
２４本でした。
つまり２６食定食が出た・・という計算です。
でも、そのうちまかないも入ってのこと・・・ですから２０食と、単純に計算できます。
ありゃりゃ・・・
作り手のボラさんたちは、こんなことには、慣れてはおられますが、幾分、沈みこむものがあります。
ワタシだって、う～～～～ん・・・小さくしょぼっ。

でも、その空気を出すことはできかねます。
こういう時こそ、大丈夫！！と励ますのがリーダーです。
だから、ジブンを励ましつつ、ボラさんも沈み込むことのないように、大丈夫ですよ～～～と、気遣いします。

ところが！！
おもしろいもので、午後に入ると、遅い定食の注文が入り始め、一つ、また、一つ・・と、春巻きの山・・から出ていきます。
午後のお集まりのアフターの女性陣がみえ、ひとしきりおしゃべりが終わると、お馴染みさんが「春巻きあるの？」と。
ありますよ～～～！！何本ですか？
だって、まだ、その時は、山・・でしたから。
４本。
は～～い。
にこっ・・

まだ、残っておられたボラ姉さまたちに伝言。
４本が出ていくと、なんとワタシも、ワタシも・・と。
ご注文を伺って、数を数えてみると１８本必要！！
あれ～～！！
ちょっと待ってくださいね！！
慌てて厨房に。
６本不足！！
きゃっ！！

結局、お互いに譲り合って頂いて、それぞれのご注文数より少なくそれぞれに。
春巻き完売！！となりました。
心底、ほ～～～っ！！
福祉亭の一日は、人生と同じ・・波高し！！

かたい頭

ジブンの頭がとのくらいかたいか！！って、気付いた日。
遅くればせ！！ですねえ。

組織のリーダーとして、何をやり、何をめざすか・・
様々なご意見、苦情、提案・・を頂く。
振り返ってみれば、結局のところ、リーダーって、ジブンの好きなことをやっていればいいお役じゃあない。
こんなこと言っていると、また、当たり前だろい！！って、声が、かえってきますよね。
でも、その当たり前のことが、なかなか。

周辺の定年ぐみさんたち、優れたリーダーさんたちから、様々な学び。
リーダーは、一番、よく働く人・・
リーダーは、朝、一番に来る人・・
リーダーは、上がってきた意見にすぐ対処できる人・・
リーダーは、みなさんが納得のできる中長期を考えている人・・・

ふ～～～
周辺におられるみなさんが、いかに優れたリーダーだったか！！を自ずと浮かびあがらせます。
とにかく、3年先を考えている・・・には、び～～～くり！！
その日暮らしのワタシです。

理事会

大安の理事会。
無事、スルー。
ほっ！！
でも、片付かない案件も。

理事会の前に、一度食材搬入。
都心の研修が終わって、もう一度。
調味料の補てんを・・となると、もう、限界。
だから、雨を理由に、忘れたふり。
ごめん。

雪

新地域支援事業の戦略会議。
雪の予報。
しかも、２日とも。
雪かあ～～・・
足元だけなら雪でも、まあ・・気にならない。
食材の入れ込みがある。
難題。
深く積もれば、搬入行動がさらに難儀。
つい、がらにもなく、くよくよ。
何度も、外を確かめる。
何度も、天気予報を確かめる。
何度かそれを、繰り返しながら、やっと、とにかく朝にならなければ、わからない・・・と。
前夜、寝る。
朝も、何度も、確かめる。
雨？？？

結局、雪は、降らず、雨。
いや～～～、よかった！！
大根２本、ごぼう３本・・・・雪さえなければ、重いだけ。
指先や、肩に、ずっしりと食い込む重みは、いつものこと。
苦になるほどのことでもない。
でも、ふ～～～・・重い！！

立ち話

昼時、良い天気。
お弁当の配達。
初めて二人体制。
おしゃべりしながらの配達は、なかなか楽しい。

配達を終え、公園にさしかかる。
久しぶりのお顔見知り。
ところがお相手も、どこで、ワタシと会ったのか思い出せない様子。
ワタシも。
でも、お顔見知り。
親しげに、積もるお話をしてくださる。
それが、なんとも、緊急性があるような家庭内暴力か？？と思われる内容。
杞憂だといいのですが。
初めて聞く単語もハナシのあちらこちらに。
頭の中で、その単語を拾いつつ、ジブンの頭の中の知識に沿わせる。
お相手は、真剣。

うん、うん、そうなの。
何かあったら遅いよね。
早く、キチンと対処できる機関に相談したほうがいいよね・・・と、お相手の背中を押す。
相談する別のお友だちもいる様子に、ちょっと、安心感。

春めいた陽射しとは正反対の、ふっと耳にするそれぞれの家族が持つ息苦しさ。
今朝のニュースにも、幼い子どもを殺してしまった若い母親・・の事件。
苦しい時ほど、外に出せず、話せず苦しむ。
ちょっと手助けできる、ちょっと、話を聞いてあげることのできる上の世代が、周辺にいなかったのだろうか。
外の世界にあるものが見えなくなってしまうのだろう。

とにかく、励ます。
とにかく、笑顔で。

日曜日の電話

日曜日にも電話がある。
福祉亭に忘れ物なかった～？？？
う～～～ん、なかったと思うよ～～～・・
食材の搬入の時に、確かめるね。
わかった。

これは、これですむこと。
もう一つの電話。
地域の困難事例。
家族の力がなえている。
高齢化と障がい。
うん、ワタシでよければ手伝うよ・・と。

家族力の低下は、地域力も低下させて、今の日本という国の大きな課題になっている。
家族力の低下がみえて、介護保険制度が作られてきた経緯がある。
でも、結局のところ、15年の経過の中で、高齢者を抱える家族にとって良かったところと、新たな問題が出てきて、より困難に直面している家族が出てきている。
しかも、それを支えきれていない地域社会。
しかたがないとも言える。
でも、なんとかなるだろう・・という曖昧な予想や、期待だけでは、すまないんじゃあないか・・の予感。

問題がより深刻になる前のサポート。
まだ、外部に状況を伝える人がいる段階のうちに周辺サポートづくり。
新地域支援事業で言うと、３層の課題。

よく考えないと

のんびりした土曜日。
午後、女性ご利用者。
健康フラダンスの見学・・と。
お話してみると、中途難聴で、聞こえない・・と。
う～～ん、フラ？？？
曲が聞こえない、先生の声が聞こえない・・・
う～～～ん。
でも・・・と、気を取り直し、ご案内。
多摩センターに近い街区から・・と。
ワタシの口元がはっきりみえるようにと、真正面で話すことを心がける。
健常であれば、これほどの熱意で、求めるものを探す・・ということは、ない。
ダンスの合図は、手で示してくだされば・・・と。
熱意に押され、お世話人にも、以前からの参加者にも、よろしくお願いいたします・・・と頭を下げる。

夕方、ファミリーのご利用。
なんと、台東区からと。
コミュカフェをやりたい・・・と。
富山型で。
富山型？と、一瞬、戸惑う。
そうだ！！共生型。
お父さんのまっすぐな視線に気が付く。
健康に恵まれて誕生したはずのわが子の障害に気づいた時、人は、どう行動するのだろうか。
強い意志。
そして、強い家族愛。
その二つを支えに、突き進む。

福祉亭が応えられるのだろうか。
認知症のかたの受け入れも、今後さらに、求められる時代。
精一杯応えたい。
でも、ダメかもしれない。
福祉亭の能力を超えることかもしれないし・・・。