福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

記事

2019-02-28 07:05:42 | 日記
多摩NT再生の記事の中で、福祉亭が掲載されました。
多摩版ですが。
でも、NT内の取材先がいくつも掲載されて、その中にある福祉亭で、ちょっと、うれしい。
どこかからは、パンチ不足・・って、つぶやきが聞こえてきましたが。
でも、客観的。
新聞記事に、なかなかパンチまでは、ねえ・・。
スポーツ紙なら、題字ガラガラ・・とか、派手にできるのでしょうが。

記事の反応ではなく偶然でしょうが、昨日は、30年前からのご近所さんとか、福祉亭でできた友人とか、保護者仲間さんとか・・
普段なかなかお会いできかねるみなさんが、福祉亭を尋ねて頂きました。
そうそう大安のお日和でしたね。

福祉亭の中にいるだけだと、ついつい煮詰まる空気感もないわけでは、ありません。
みなさんのご訪問は、うれしい。
厨房のみなさんにお断り頂いて、ゆっくり、おしゃべり。
今度いつ・・が、わかりませんので。

父が晩年言っていました。
そのかたとは、もうお会いできないかもしれない。
だから、挨拶をしておく・・と。
ご近所で評判の、父の丁寧な挨拶の姿でした。
その言葉どおり、家族には丁寧すぎるような挨拶の姿をワタシたちに残して、逝ってしまいましたが。
ワタシの晩年がいつ・・ともわかりませんが、ワタシもそのように過ごしていける晩年でありたいなあと、思います。





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関係性

2019-02-27 07:17:04 | 日記
アメリカン・ファーストの言葉から生まれているファースト。
都議会には、その風にのった〇〇ファースト政党も生まれている。
地域の暮らしにも、そのファーストが定着して、昨日のお集まりでも、盛んに語られる。
他愛ない話の中で・・ですが。
ボクと、〇〇さんと、〇〇さんは、自分ファーストですね。
△△さん〈ワタシ)は、自己チュウですね・・と、笑顔で。
あらあらあら・・・
自分ファーストと、自己チュウは、どう違うの?と聞いてみる。
お答えなし・・でしたが。
もちろん、身体の中には、小さなブゼンという虫が、顔をのぞかせたワタシでした。
それにしても、地域の人間関係のとりかたって、ムズカシイですねえ。
気心がしれているので、ブゼン虫でスルーできますが、やっぱり、もやもやが、身体の中に残ります。
しかも、漠然と自己チュウな・・と思っている人物からの笑顔のご指摘ですから。
う~~む・・よく考えましょう。

お相手を認めるって、大事なことですね。
認める、ほめる。
これが、なかなかの難儀。
気持ちのいい地域づくりは、やっぱり、笑顔の挨拶ファースト・・ですかね。
これだったら、心のハードルは低いです。
認める、ほめるの練習にもなりそう。


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未完

2019-02-26 06:41:32 | 日記
福祉亭の歩みと並行してずっと、関わってきた市民評価。
生活協同組合の福祉事業の評価活動。
福祉亭の世界からみえる地域の諸相や、人という存在の最終の旅路を見守りつつ、支えるという行為を、どう構築して、さらに広げ、さらに深く、やるべきことは、何か・・をいつも提示してくれていた。
これなくして、福祉亭の運営に参加している意味合いを早い時期に喪失していたことだろうし、もっと、別の道へと福祉亭を導いていたかもしれない・と、振り返る。
市民評価から派生した大学のTAボランティアの活動も、ワタシ自身が身につけていなかった福祉の世界の基礎部分の知識の補完になり、偶然のように出会った福祉の世界に身を置くことに、安心感を得る機会となった。
よく見、よく聞き、よく考え、まとめるという学問の世界の際をなんとか覚束ない歩みでも歩くことができたとも思う。

昨年早逝した友人の存在もありがたかった。
頭の中で、ぐるぐるごちゃごちゃしがちなワタシの求めを、周辺資料も参考にしながら、ジツに、完成度の高いものにまとめ、見事にPPTに表現してくれた。
市民評価をやりたいと言い出したワタシの求めを、組織の中に、しっかり位置づけてくれた職員の存在も、ありがたかった。
振り返れば、多くのかたの存在に助けられ、たくさんの果実を得させて頂いた。
その評価委員会も、ほぼ、昨日で、ゴール。
まだまだ、作業は、残るけれど、さらに、内容に手直しをかけていく時間は、ワタシ自身にもなく・・。
形的には、完成となるけれど、未完の作業で結局、終わる。
未完の部分は、仮説の検証。
関わりのある世界で、これからもこつこつ補完していくしかないですね。







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2019-02-25 06:17:52 | 日記
まだまだ風は、寒い。
でも、陽射しは、春。
日曜日のカラオケは、久しぶりのかたと、珍しいかたとが、常連のかたに混じった様子。
賑やか。
いやいや、良かった!!
いろいろ失敗。
よく、振り返ってみます。
どこで、どう判断を間違えたのか。
何がどう、動いて、次の状況が生まれたのか。
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ご苦労さん・・

2019-02-24 06:52:58 | 日記
杖をついて、歩行がご不自由。
定食のご注文。

召し上がって、手招き。
そばに伺うと、ご飯を落としてしまったよ・・と。
そうですか・・と、床をみると、ご飯は、一粒程度。
でも、気にしておられるということですから、しゃがんでティッシュで、とることにしました。
すると、ご苦労さん・・という声が上のほうから。
うん?
ちょっと、違和感。
しゃがんだままで、
あの~~・・こういう時は、ご苦労さんじゃなくて、ありがとう・・って言います・・と言う。
そうかい?と。
ご苦労さんは、目下のかたに使いますから。ありがとう・・・が良いと思います・・と。
ここで、会話を止めないのが、福祉亭です。

大勢の部下さんがおられたんでしょうね・・と続けて言うと、
ひげもそらず・・のお顔が、にっこり!!
とてもうれしそうでした。
目も輝きました。
 
あッ、これこれ!!これです。
この会話・・が、足りておられないんです、きっと。
お腹がすけば、ご飯。
これは、生きている限り続きます。
それと同じくらい大事なこと・・会話です。
会話は、人として生きる大事な心の栄養です。
生きている・・ってことを実感する手段です。




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共生

2019-02-23 06:34:34 | 日記
最近の流行りのように、共生・・が語られている。
福祉亭は、ずっと前から共生に取り組んでいるから、今更・・が、言葉に出さずとも、思っていたこと。
しかし!!
昨日いつものように食材を探しに出かけて、偶然、ワタシ自身の共生感が、どのくらい薄っぺらいものか・・に気づかされました。

いつものように大量の買い物。
カートにカゴ二段。
レジをすませ、レジ袋詰め。
福祉亭のご利用者さんが、偶然隣に。
笑顔で挨拶。
大量の食材を袋に詰めるのは、そう簡単にはいかない。
やっと、詰め終わると、チャリまでもう一度カートに乗せる。
一つずつのカゴは、重く、しかも、山積み。
積み上げが多いほうを、上段に・・
幾分少ないほうを、下段に・・が、経験からえた知恵。
それをやろうとすると、カゴの重さにうまくカートに乗らない。
その時まで、その人物が、ワタシの隣にいることさえ気が付かなかったのですが、
隣のかたが、微妙に動くカートを抑えてくださるのです。
ありがとうございます!!と、笑顔でお礼。
もちろん、そのかたも、笑顔で、重い・・と一言。
たぶん、言葉もご不自由。

内心はッとしました。
見ればすぐ分かる程度のかなりの障がいのかたでした。
今までも、見ず知らずのかたから、いろいろな窮する場面で、手助けして頂いてきました。
でも、障がいをお持ちのかたから受けた手助けは、初めて。
見ず知らずの。
その一瞬の出来事で、ワタシ自身が持っていると思い込んでいた共生感が、どのくらいのものかを悟らされ、お相手の優しさに恥じ入りました。
人というものの存在に、不遜でした。
不遜さは、いろいろなところに、出ていたはずです。
申し訳ないことです。




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この街

2019-02-22 06:27:22 | 日記
福祉亭立ち上げの頃から、お顔を見せてくださっていた。
社会的なお立場から、遥かな経歴も伺ってきた。
折々のお話しの中でロイヤルファミリーとテニスをされたご経験を聞き及んでおりました。

昨日の厨房のボラさんが、同じ街区のお顔見知りで、やあ・・と、朗らかな笑顔で、厨房に挨拶にみえた。
久しぶり。
別のかたとのご相談業務もかねてのご様子。
終いの作業をしながら、ボラさんたちと、そのかたのテニスの思い出バナシを持ち出すと、
なあんと、
もうお一人おられたボラさんのご家族も、むか~~し、ロイヤルファミリーとテニスの経験がある・・と、話が広がる。
え~~~・・!!と。

直接お目にかかることなど、万が一にもない普通の一国民のワタシ。
ニュータウンの片隅で、豆粒ほどの運営をしている福祉亭で、そんな稀な経験を話すことのできるみなさんが、お二人も!!・・にび~~っくり。
ニュータウンという街が持つ奥深さに、改めてびっくり。





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大忙し

2019-02-21 07:25:39 | 日記
気温は、4月。
久しぶりの暖かいお日和。
大忙しの一日でした。
やっぱり、春が待ち遠しい。

いろいろあった仏滅。
ちょっと、疲れましたが、いい一日でした。
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見え方

2019-02-20 06:39:31 | 日記
世界の見え方。
ワールドに対してもそうかもしれないけれど、そんな大きなものではなく。
ふつうの日常から、見える周辺世界。
それぞれ何かを感じ、何かを思い、何かを考える。
それぞれのご経験、持っているセンサーの性能、受けてきた教育、育った家庭環境、時代、今ある環境・・に応じて。
些細なことから、大きなことまで。
興味深く、おもしろい。

普段、いろいろな会話を交わしていても、ふっと言葉として表現され、それを耳にした時の大小の驚き。
人が持つ奥深さや、善なる心の発見やら、その正反対に思えるものから様々。
根源にあるのは、経験。
経験と発見。
日常の中からや、天下国家の動きの中からの。

人とのお付き合いから生まれる会話は、砂浜で宝石を見つけたように輝きを放ちます。
いやがらず、面倒がらず、いろいろおしゃべりをしましょう!!
人生の宝石に出会うかもしれませんよ。






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留守居役

2019-02-19 07:17:21 | 日記
運営に加わっていると、なかなか現場を抜けられない。
各曜日の柱がしっかり立っている時期は、どことなく目に見えない事務かた作業をやったり、料理作りの補佐をやったりのサポート役だったので、なんとか、抜け出せた。
その後、厨房の柱になるみなさんが、様々なご理由で、福祉亭から抜けられると、
次の新たな柱が見つからない限り、柱役を務めることに。
柱役は、どこか強気か、神経が太くないと務まらない。
だから、ボラさんの中から、はいッと、手があがるものでもない。
料理を作ること、そのものは、キライではないというところからのスタート。
おいしい!!のレベルにまで到達するには、なかなか。
失敗を繰り返す。
それをなんとか、こなしているうちに、会議の入る日だけは、助っ人チームに依頼することで、現場を離れられる今の状況になった。

昨日も、会議。
突発的なことの発生で、3時で、午前のメンバーがいなくなる・・ということが、わかった。
さあて・・です。
あわてて、心当たりを探す。
すると快諾。
やれやれ・・でした。
戻りますと約束した時間に、福祉亭に大急ぎで戻ると、なあんと、みなさんで、パンの袋詰めをしてくださっていた。
そうそう、この仕事があった・・と、思い出す。
終いの作業も、すべて、順調に進んで、しかも、懸案だった新たな隙間家具の購入で、不用となったものの処理まで、すべて終了して。
び~~っくり。
びっくりと、やっほ~~!!でした。
留守居役のお役が、みなさんのご協力で、しっかりできている!!
福祉亭のボラさんたちは、力を合わせるということを、しっかり身に着けておられ、素晴らしい!!です。






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休日

2019-02-18 06:36:16 | 日記
休日は、ためこんでいる宿題の日。
探しているファイル・・
ちょっと待っての校正・・
なんとか、全部やり終えたような気がして、清々。
しかし!!
一つだけ、残っていました~~。
必要性は、わかるけれど、さて、作ったところで、面倒な作業が待っているシートづくり。
続けられるものかどうか・・の懐疑。
食材調達の記録シート。
経験を記録していく作業。

いやいや、思い起こせば、
福祉亭をボランティァで担うことが決まり、やがて、法人化した一年ほどは、会計の閉めを毎月定例の理事会に提出できなかった。
必ず、毎月提出できるようにいたしますので、お待ちください・・と理事会にお詫びしたもの。
とにかく、右も左もわからないのに、勢いだけはあった立ち上げの時期のこと。
会計年度の閉めの時期は、大仕事。
でも、まだ当時は、定例の会議には、行政の担当部署から参加が必ずあって、ずっと、伴走。
市民協働が、役所の中にも、言葉どおり根付いていたし。
福祉亭が次第に足腰がしっかりして、行政の職員の移動もあって、市民協働の姿は次第に形を変えていった。
どこで、誰が、何を思って伴走が途絶えたのかは、わからないけれど、市民協働というものが、もしなければ、やがて福祉亭そのものが、なくなっていたかもしれない・・と言った類のもの。

そうだった、そうだった・・福祉亭の歩みを思えば、食材の調達記録なんて、できるに違いない。
やれば、できる。
はるかな道の歩みに、また、新たな課題が科せられるのは、自然な流れ。












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ゲイジュツ家

2019-02-17 09:23:24 | 日記
福祉亭には、何人か、ゲイジュツ家・・と、そっと呼ばれているかたがおられます。
それぞれの個性が、際立つ。
福祉亭の空気は、個性の際立ちをとがめだてすることは、ありません。
ゲイジュツ家のみなさんの際立ちを、認め、フツ~のものさしを当てることを、それぞれが戒めています。
出来の悪いワタシなどは、時々、むっかぱらを立てながら・・では、ありますが。

昨日も、閉店間際、先日発表会を終えたバイオリンさんが、ご挨拶に。
発表会に出かけたボラさんも、ちょうどおられ、しばらくの間、発表会のこと、音楽のこと、それから、日常の仕事のこと・・など、おしゃべりに花が咲きました。
おしゃべりしていると、つくづく、しみじみ、ゲイジュツの世界に生きる生きにくさが、伝わってきます。
その個性があって、目にみえない多大な努力があって、表現される作品がフツ~としてある世界のみなさんの前にわかる形になるものなんでしょう。
古今の音楽家のハナシは、おもしろく、興味深く、話がはずみます。
でも、現代に生きる音楽を志すみなさんは、かつての貴族と言われる階層や、豪商と言われるかたの援助を受けて、ゲイジュツの道を歩く生き方は、望むべくもなく、生活の糧を得つつ・・ですから、より、困難な生き方になりますよね。
生活の糧を得る世界は、ゲイジュツの世界とは、隔絶しています。
生きずらさ、そのもの。
ぽんぽんテンポよく飛び出してくる生活の糧の世界での、ごつごつした仕事がらみの諸相。
これは本当は、お互いの不幸です。
相手の世界が、お互いにみえるまでは。

ガラスのような世界にいるゲイジュツ家にかける言葉は、難しいです。
慎重に、一言ひとこと繰り出してみましたが。
音楽を投げ出さないように、人生をあきらめないように・・・。






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いかん!!

2019-02-16 07:10:46 | 日記
朝、福祉亭に入り、いつものように手荷物を置く。
うん??
普段とは違う臭いに気が付く。
しかも、かすかなこげ臭。
朝の立ち上げの時間。
厨房は、動いていない・・それなのに・・
いささか、あわてる。
何かこげてます!!と、声を出して言う。
厨房にあわてて入ると、すぐ、その原因がわかる。
炊飯器のコードが抜かれていず、保温状態のままの赤いランプに気が付く。
あわてる。
コードを抜き、炊飯器のふたを開ける。
なんとか・・・

ジツは、前日は、終いの作業に集中できるご利用の少ない日だった。
しかも二人体制。
しかも、フロントも夕方まで、二人体制。
ワタシは、手伝いの役で、あちこち。
あおられないで、今日は、仕事ができて良かったね・・という、最後の挨拶で、ボラさんたちがお帰り。
やれやれ・・の空気。
可燃ごみ出しという大仕事も、最後の一つを残して、出し終わっていた。
ずっと福祉亭がかかえていた困難事例も一段落・・の安堵感が、柔らかく空気を作っていた日。

こんな時、隙をつかれる。
ヒューマンセンサーが働いていない。
次の日が、休日だったら・・・あるいは、もしかして、大変な事態に。
いかん!!です。






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一つひとつ

2019-02-15 06:22:57 | 日記
一つひとつ・・というより、
お一人お一人・・。
ず~~っと、専門職、地域が、陰ひなたなく、サポートしていたかたが、入院された。
地域は、いつもと変わらない日常風景でありながら、どこか、さざ波が立たないような静けさに。
スーパーに行っても、
福祉亭にいても。
みんなで、たくさん悩み、たくさん語り、たくさん手をお貸ししてきた。
だから、ワタシは、今は、入院されたことに対して、発する言葉は、何も持ち合わせない。
理事会では、説明役を担い、ボラさんたちには、きちんと病名と病状を伝えて、入院されたことを告げているけれど。
もう、世間話風に語る気力は、池の水が枯れ果てたように、残っていない。
次に起こるステージを、静かに待っているような心境があるだけ。
周囲のかたとも、お互いに、微笑み合うだけ。
回復されるかもしれない。
回復されないかもしれない。
でも、どちらでも、もう、ワタシたち、ワタシとの関わりは、終わったと思います。
精一杯、そのかたが、残されたご自分の人生を生き抜いてくだされば、それでいい、それで十分です。

お弁当づくりが必要なかたも、お一人お一人と、次のステージに進まれている。
お弁当が残りがちになっているという、ケアマネさんからの情報が昼ごろに、配達をするボラさんから。
じゃあ、今日から日付をいれようねと、話合って、そうだね・・と。
夕方、娘さんから電話が入る。
今日から入院が決まりましたので、お弁当をお休みします・・と。
母が入院した病院と思います・・と。
お弁当の配達では、優しくして頂き、ありがとうございました・・とお礼。
電話の受け応えを耳にしていた配達のボラさんは、すぐ、状況を把握。
仕事が、一つひとつ片付いていくね・・と、どこか一抹の寂しさをボラさんと語り合う。

結局、お弁当の配達をお待ちになっておられるかたは、昨日の時点でお一人に。
そのかたのところにも、いつまでお届けできるのか・・
おかゆしか食べなくなっている・・と、ご家族がつぶやいておられた。

福祉亭は、もうお弁当は、不要です・・という日までの関わりが仕事です。
忙しくお弁当の配達が、ずっと、遅くなってしまう日もありますが、待っていてくださるのです。




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知恵

2019-02-14 06:48:20 | 日記
住み慣れた地域で暮らす・・や、最期まで自宅で・・と、時代の変化と共に、人々の願いとして、様々な物語が生まれてきた。
それは、高齢になっても描くことのできる明るい、望ましい未来の姿として。
でも、現実は、その言葉に、フレイルという状況をクロスするようにして進む。
自分のなんとかなる・・なんとかする・・の予想を超える身体の衰えや状況に向き合う時期と重なる。
頼りにしていた子ども世代のほうの衰えや、消失など、様々な外力によっても。
どうしても、サポートの手が必要。
サポートをどこに求めるか・・
本当に、よ~~く周囲を見回しておかないといけない・・としみじみ。

よき隣人として、自分を処す暮らしぶりが必須。
一人でも、二人でも、あのかたが困っておられるなら、手助けしますよ・・という関係性づくり。
専門職、隣人を問わず。
都会は、どこか自分中心の考えや暮らしぶりに、固まっていく。
なんだか、そのほうが、住み心地がいいような・・空気感で。
でも、それで、本当にいけるのか・・と。

結局は、地域での人間関係を大事にしないといけないことが、自然に浮き上がってくる。
協力するところは、協力し。
一緒に行動するところは、一緒にし。
控えるところは、控え。
出るべきところは、出る。
ず~~っと、昔から、父や、母が、自然体でやっていた近隣とのつきあいの知恵。
長い年月の中で、培われていた知恵や行動が、やっぱり、ニュータウンでも輝くはず。
高齢する地域社会を心配しているだけじゃあいけない。
一人ひとりの自覚。







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