福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

世界の違い

2020-11-30 04:43:06 | 日記
気持のいい初冬の晴れ間。
前日堆肥を入れ、土慣ししておいてくださったので、植え付けの昨日は、ふかふかの土。
花苗を花壇に運び、水やりホースも運び・・と準備していると、偶然、ラウンジのお仲間と出会う。
ハナから作業は、一人と思っていたのに、お手伝いしてくださる・・と。
遠慮しつつも、気心の知れた関係。ラッキー!!喜んで申し出を受ける。
200近い花苗。
考える余地なく、とにかく並べる・・状態。
いや、それでも、ちょっとは、配置だの、高さだのは、考えつつ。
取りかかれば、早い。
前日の土慣しのお手伝いをしてくださったかたが、栄養剤を持って慰労にみえる。
ありがとう!!
11時半には、もうすべて植え込みが完了。
植え込みしている傍らで、二人の男の子の会話が耳に。
ず~~っと、テレビの天気予報と、交通情報のまねっこ。
ジツに、雑多な情報が繰り出され、地名まで。楽しげ。
へ~~、ムカシの子と遊びが違うねえ・・と、相棒さんと笑い合う。
水やり。片付け。12時少し前には、すべて予定どおり終了。

福祉亭に戻ると、偲ぶ会の準備が整えられていた。
福祉亭のご利用者さん。
偲ぶ会は、ご関係の濃いみなさんで主催。
厨房は、用意された茶菓子で、甘い香り。
庭仕事服のワタシは、普段より整った服装のみなさんとは、ハナから別の世界人。
福祉亭の中で、異なる世界が混在。
世界をつなぐものがなければ、別世界同士。
地域が持つ不思議感。
でも、もともと人間世界にはある一つの姿。
ある者は、笑み。ある者は、涙。
常に混在している。
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とっさ

2020-11-29 06:40:57 | 日記
GoToで世の中騒がしい。
経済をまわしながらのコロナ対応が、どれほど難しいものかを思い知らされている。
経済をまわすのは、人。
すべて順調・・であれば、AIでもいいのでしょうが、とっさの判断、とっさの行動、とっさの何か・・は、いつもつきまとう。
現場は、瞬時の判断の連続と積み重ね。
それが的確であることが求められる。
的確のバックヤードは、積み上げられた情報や知見、経験。
今、世界は、経験のない感染症に右往左往。
たたけたと思えても、再度。再再度・・と人に襲いかかってきている。
今のところ防御しか、確実な手立てがなく、ひたすらウイルスの攻撃にひれ伏す人間界。

感染者570旋風で、土曜日のご利用は、激減??と思っていたら、
突然、何がなんだかこちらには、分かりかねる突風が、福祉亭に吹き渡った。
用意した食数を超えても、まだ、ご利用。
ありがたい!!と、なんだなんだなんだ??・・が、1時間あまり。
あまりの忙しさに、オーダーミスも出て、厨房は、ただただ対応に追われた。
それでも、さすが、積み重ねた経験と技。
時間の経過と共に、なんとか、クリア。
そして、ふと、時計を見ると、なあんと、まだ1時半。
ありゃあ~~・・でしたね。
ご利用のみなさんにも、ご迷惑をおかけいたしました。
お詫びいたします。
この読めない、読み切れないご利用の波が、AIで解決できるとしたら、エライ!!頼みます!!です。





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570

2020-11-28 07:00:14 | 日記
570には、びっくり!!ですね。
専門家の中に、このまま(まだ、400人に届かない頃です)いけば、一日1,000人を超える日がやがてくるという予想を出されたかたがおられましたが、早いスピード。
早すぎ。
どのくらいやっかいな感染症かを、また、改めて確認した日でした。
閉店後には、定例の老人会の集まりが中止になった・・という情報。(集会所開催です。)
なんとかお元気に過ごされているみなさんも、また一層、ピリピリ。
ニュースでは、ゴルフに行って同行者から感染・・と。
え?ゴルフ??これもびっくり。
お元気だから、ゴルフ・・ですよね。
とにかく、マスク、消毒、手洗い。

福祉亭にみえるみなさんは、なんとか、今のところなにごともなく過ごされています。
いったんコトがあれば、即、閉店。その破壊力は、想像を超えます。
万が一、コトが起きて、閉店となった時、再度立ち上がれるかどうか。
ご高齢のご利用、ご高齢のボラさん・・の集団ですから。

口酸っぱく、マスクを外さないでね!・・を言う一日一日です。





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食数

2020-11-27 06:54:17 | 日記
コロナ感染者数急増で、また、定食の食数のヨミが難しくなっている。
ご利用は、明らかに減り、お弁当が増えて。
総数をどこに置くか・・。
昨日は、思い切って、30と決めた。
でも、結局、スタッフのまかないが出るかなあ・・と作業中に、ぐらつく。
迷いは、混乱を生む。
安定した思考でないので、最後に、ま、いいか・・の世界に。
結局、一日を終えてみれば、30で十分。
食材は余った。
この心の迷いをどうするかは、いつもアタマを抱える。
足りない足りない・・とおっしゃる傾向のシェフさんもおられる。
実際、足りないこともあるし、予想どおりの時も。
一頃、食数を減らしたら、毎回足りず、大慌てで、まかない分をつくる日が続いた。
なんとか不足分をカバーできることは、カバーできるのですが、大慌ての手当作業は、疲れるのです。
そこで、食数を増やしましょう、という提案があって、そうだね・・と増やすとその日は、食数が出ず・・やれやれ感。

食数を減らしても、とっさの対応用として食材は購入せざるをえず、食材費そのものを減らすこともできず・・。
結局、消毒薬などの消耗品費も増え、今年度の大赤字を生んでいる。
やっと、ここ1・2ヶ月なんとか赤字から抜け出せたかな?と、気持が軽くなっていた矢先の感染者数増加。
ふり出しに戻る・・です。
人が動けば、感染者数は増加・・という自然の流れでしたね。
寒くもなってきました。
明るい見通しは立ちにくいです。


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検温

2020-11-26 06:53:32 | 日記
朝フロントのほうで、幾分空気がざわつく。うん?
水銀体温計は、ありませんか?と、その後問われる。
フロントボラさんたちが、それぞれ、検温してみたところ、
お一人の体温が、いやに高い・・と。
このコロナ感染者数急増の昨今、みなさんが神経質にならざるえない。
ムカシながらの水銀体温計も、なにか、はっきりしない・・ということで、
結局、薬局に行って購入。
非接触型体温計というものも、入り口に備えてあるので、その乾電池も交換。
あまりざわついて居心地を悪くさせても・・と思い、何か変わってことがありました?と尋ねてみる。
尋ねてみると、今朝3時に起きて・・と。
え?3時に?
4時間ほど眠ってから3時に目が覚め、そのまま・・と。
よくよく伺ってみると、二度寝すると朝寝過ごすので・・と。
ワタシの顔が浮かんだんですか?って、さらに尋ねる。
それには、お答えはありませんでしたが。
それにしても、その責任感。
フロントは、8時半にはみえる厨房ボラさんが動きやすいようにと、ガス台を空けて置いてくださる。
そのためには、みなさんより早く福祉亭に入ってくださる。
いや~~・・早く来てくださっていることは、知っていましたが、眠りにまで影響させていることを知って、心底感謝。

ワタシは、寝坊すれば、すみません!!寝坊してしまって・・と言い訳しつつ遅い。
よくアンタのシンゾウと違うの!と、別のかたからしかられる。
シンゾウでなく、シンケイです・・と言い返すワタシ。
しかし・・それにしても、人って、違うもの。
また、あらためて、納得。
そして、ボラさんを大事に・・との思いを強く。
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旗振り

2020-11-25 06:12:19 | 日記
連休中に、ボヤ騒ぎ・・があったらしい。
永山の近隣公園脇で。
きりんの会という市民団体が設置していたベンチの脚・・らしい。
ちっとも気がつきもせずに過ごしていた。
ちょっと隠れ家・・のような空気感のあるところで、子どもたちの遊び場空間。

オンライン文化祭のハナシで昨日は、盛り上がった。
90歳さんがまた、大ブレーク。
90という年齢からみたアフターコロナへの熱い願い。
ご自分一人のことのようで、そうではなく、高齢期のかたを含めみなさんへのエール。
市民オペラやろうよ!!と。
え!?
その飛んでる頭脳にびっくり。
でも、考えてみたら市制50周年は来年。
もしかして・・うん??
今年は、いつものように第9で盛り上がるって年ではないだろうし。
小さな旗が、大きくなるかもしれない・・うん??
オンライン文化祭で、ちょっとその片鱗みたいなものにも触れたし。
最初のびっくり!!から、少しずつ形が形成され、大きくなっていくような・・
あれ?
できる?




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会話

2020-11-24 07:23:55 | 日記
休みは、慰労日。
時間に追われることなく、のんびり。これは、ジツにいい。
でも、会話が極端に減ってしまう。
昨日も、家族以外の会話といったら、三つ、四つ。
数えられてしまう。
家族もいつもいるわけでもない。
同居家族でさえ、出かける。
シーンとした家で、一人。耳の奥までシーン!!
こんな時には・・と思い立って、子どもたちに電話連絡してみる。
近況でも聞こうか・・と。
ところが留守電。
え~~・・と、自分の所在なさにガクゼン。
以前ほど休日に集中しなくてはいけない仕事があるわけでもなく。
部屋掃除は、一番後回しにしたいし。
結局、やり残していた庭仕事。
やっと、沈黙の世界から解放されて、ぼちぼち会話ができる。
カラカラに乾ききった花壇に水やりしていると、焼き芋の差し入れ。
ポケットに入れると、ぽかぽか・・とお腹が温かい。ありがとう!!
その後は、先日のオンライン文化祭の放映で、地方の親族から電話がかかてきたというご近所さんのおしゃべりを聞いて。
一緒に喜んで。
その後は、前日、別のかたが、花壇手入れしていたよ・・って教えてくださる福祉亭のボラさんと、おしゃべりして。
やっと、所在ない、なんとも落ち着かない一日を終えた。
普段は、面倒にさえ感じてしまう会話が、こんなにも、大切!!心の栄養。
90歳さんが、歌いたい!!とつぶやき続ける気持が理解できる。
しかし・・・コロナがねえ・・こちらのつぶやきも、変わりようもなく。

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公園

2020-11-23 06:52:47 | 日記
連休に手入れしたいことは、山ほど。
今週花苗の配布を控えているので、まず、そこ。
公園花壇に出かけると、もう大勢の親子さんが、賑やかに遊んでいる。
出かけたくても、コロナが・・と思えば、小さな子どもづれでは・・と不安がつきまとう。
近場の公園で・・となるのだろう。
子どもにすれば、近場だろうが、遠出だろうが、楽しく遊べれば十分満足・・に違いない。
近隣公園は、スーパーも隣。
とても便利。
ムカシは、石でできた滑り台や、高いジャングルジム、縦型のジャングルジムと、今とは、違う遊具だった。
今は、すっかり、遊具も安全第一。
それでも、子どもを遊ばせながら、若いご夫婦が、逆上がりを試みていたり、
ママ友同士で、子ども時代に熱中した遊びで盛り上がっていたり、
すっかり童心に戻った声のパパ・・公園は、のんびり休日を楽しむみなさんが入れ替わり立ち替わり。

その傍らで、秋の花壇から、冬の花壇への模様替えの準備。
雨がここ2週間ないので、土が乾ききっている。
相棒さんが、やっていたように、高く伸びたセージ類を切り、束ねる。
枯れ始めた苗を抜く。
次第に、すっきりした花壇の姿に。
葉ボタンは、見るも無惨な虫食い。生育もよくない。
ちょっと冬用苗としては、植え付けが早すぎたかも。
時期を選ぶことの大事さ。やっぱり、土いじりには、経験が大事。
経験させてもらうありがたさ。






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換気

2020-11-22 06:20:09 | 日記
昨日は、強風。
ここ3日ばかり、気温が上昇して厨房は、とうとう37.7℃。
厨房ドアは、自然に開放。
ファサード側をコロナ対策で開ければ、落ち葉と共に、強風が入ってくる。
厨房のガス台の炎が激しく乱れ、弱火にでもすると消えてしまう。
コロナを心配されるご利用のみなさんのお気持ちを思ってファサード側を開け、厨房ドアを閉める。
そうすると、強風が亭内に吹き抜ける・・というような状況になる。
ところが、いつの間にか、ファサード側が閉じられて、うん??換気!!・・で、慌てて厨房ドアを開ける。
開けてください、閉めてください、・・この声が何度も亭内に響く。
コロナに対しても大層神経質なかたと、まあまあのかたと。
もちろん、消毒、マスク、会食中の会話・・など基本は、どのかたも守っておられる。
でも、日々の運営の場面では、常に気遣い。
忙しさと、気遣いとで、疲労感。
マスクしての作業で、疲労感が増しているのに、さらに。
これからの時期は、寒気が入ってくる季節。
寒さには、高齢者は弱い。
換気対策をどうするか悩ましい。

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光と影

2020-11-21 05:46:12 | 日記
大学生さんに問われてから、福祉亭の光は、ともかく、福祉亭の影は??と、まだ、考え続ける。
結局のところ、一番苦労しているボランティアさんの補充。
体制づくり・・じゃあないの?と提案があった。
確かに・・。
しかし・・じゃあ、どういう体制づくりをしてこなくてはいけなかったのか・・には、すぐには、答えは、見つからない。
運営初期段階は、20代の若者3人ぐみさん。
でも、結局のところ一年目の収支は、人件費の捻出に目処が立たないことを、自ずと示していた。
長い一年間の議論が、続き、最後に出てきたのは、ボランティア体制でいく・・という方向性。
その道しか辿りようもなかった。
特に、地域の男性お二人からは、厳しい意見が出され、そして、ご自分の意見が通らないと分かると、会議の途中で退席される場面も経験した。
その重苦しい空気と場面をまだ、記憶の底に抱える。

でも、新たな仕切りでの再スタートは、地域活動を担ってきた女性たちと参加された男性たちの手で、賑やかに始まった。
毎日毎日福祉亭を担ってくださっていた家事支援のみなさんには、いつかご負担を軽くするからね・・と口約束した。
これは、その後、実現し、週一或いは、週二の体制となった。
いつか人件費を払えるように・・も、あった。
補助金が三カ年で終了する頃には、諸経費充当として、時給換算したら数百円程度あるいは、もっと低い額の活動費として現在に至っている。とても、世の中の人件費という考えには、到達できていない。
でも、そもそも目指したのは、地域の居場所づくり。
みんなで、居心地の良い場づくり・・が目標だった。
そこは、まあまあ、そこそこ・・実現して現在がある。
苦労は、あった。でも、楽しさもおもしろさも、あった。

つい最近も、長くお付き合い頂いているボラさんが、ボランティアだからね、それが良かった・・と。
過重な責任を負うことなく、みんなの知恵と力で・・が良かったと。
もしかして、そこが光と影の接点かも。
ボランティアだから、できたこと、できなかったこと。
社会的責任や課題を、みんなで担い合う。
もし、苦しいだけであったら、運営は続かない。
今、まだ、福祉亭がある・・ということは、苦しさだけでは、なかった・・と信じたい。
運営側に立つ厳しさと苦労は、ずっとつきまとう。
でも、自分が望んだこと。その現実。
光には、影は、つきもの。
光があるから、影もある。

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小5つ

2020-11-20 07:02:15 | 日記
534ショック。
500を超す日も近いと思っていたけれど、な・なんと534!!
PCR検査数8,000件あまりの結果・・と。
夕方は、そのニュースに釘付け。
都知事の5つの小(こ)と心づかい・・のハナシを、見守る。
そして、何が5つか・・と何度も自分の中で、確認してみる。
時間、人数、皿、まめ、えーと後一つ・・??
まめの中には、マスク、手洗い、消毒、換気と、いくつも入っている。
5つどころじゃあない!!
それにしても、福祉亭が、やれていない、やっていないことは、一つもない。
幸い、ご利用者にも、ボラさんにも、感染は出ていない。
それなのに、防ごう重症化、守ろう高齢者・・・のフレーズが繰り返される痛み。
ゆるみは、厳禁。
検査数が増えれば、感染者数は、増える・・ということは、第1波、第2波の頃から言われてはいた。
それが、現実に。
ほんの数ヶ月前には、今日の感染者数40!という報道に、都知事さんがびっくりされるニュース映像が流れたのに。
日本人の感染対策に対する姿が、持ち上げられていたのに・・ね。
さあて・・です。
次に何があるか、戦々恐々。
(思い出せなかった小(こ)は、声・・でした。)


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訪問

2020-11-19 04:39:17 | 日記
大編成のグループと、3人でのご訪問と、があった。
大編成のみなさんの平均年齢は高く、3人ぐみさんは、大学生さん。
大編成ぐみさんたちも、大学の市民講座受講生さんたちで、やっぱり大学がベース。
NTは、街歩きぐみさんたちが多い。
時代時代の街の造り方、街の姿の変遷が、よく分かるから・・と聞いている。
なるほどね。
福祉亭は、最初期入居という街にあるので、課題も他の街から見れば、高齢化と老朽化に偏りがち。
そんな街にも希望を感じさせるような何か・・は、ないものかなあ。探す日々。

3にんぐみさんたちの最後の質問は、福祉亭の成功と失敗は?でした。
うん??変化球。剛速球。
成功は、運営が未だに続いている・・・こと。
失敗??
これは、困った。
何が、失敗事例になるのか・・しばらく、アタマの中をかき混ぜた。
小さな失敗は、日常的にある。
でも、改めて、問われると、結局のところなんだろうか?と、ウロウロうろつく。
厨房の狭さかなあ??
でも、それは、計画段階から、客席数を増やすと、バックヤードがとりずらい・・どうしよう?と、問われた。
なんと答えたのか、記憶が抜け落ちているけれど、集まっていたメンバーで随分論議になったことだけは、記憶にある。
思い起こせば、他にもたくさんのことが、問われ続けた。
その答えが正しかったかどうか。
玄関ドアの位置、形状。
トイレドアの形状。
オイルフェンダーを設置する?どうする?
厨房に排水用の溝を設ける?どうする?
誠実に自分なりの考えを伝えていたように思ってはいるけれど、でも、今ほどには真剣では、なかったかも。
最初期から参加していたからと言ったところで、今ほど分かっては、いなかったし。
時間の経過、経験の大事さ。

それで、結局、何を失敗と答えたかと言うと、個人的には・・という注釈付きで、生活支援グループの組織からの離脱。
ただ、それを、福祉亭として失敗だった・・というかどうか。
目指す姿のズレだったし、上る山道の違いだったし。手法の違いだった。
そうそう、若くして亡くなった相棒さんが、後ろからタマが飛んでくる福祉亭・・って、表現していた。
ひと言で言えば、組織づくりの無理さ加減。
成功と失敗は、表裏一体。








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NTという街

2020-11-18 05:32:11 | 日記
諸用で関戸へ。ムカシと同じくチャリ。
途中、ふっと、シルバーパスがあったなあ・・と思い出しながら小春日和のNTを飛ばす。
いつもと同じ道、いつもと変わらない風景。
帰路、ニュータウン通りから上がって来る道をいつもとは違う反対歩道に。
緩やかな上がり。
アシストなしなので、ゆっくりチャリを押す。
NTの紅葉は、今が盛り。見事。
石積みを眺めたり、見事にまっすぐに延びる車線をみたり。
左右の街路樹に見とれたり。
陸橋にさしかかる。
ふっと上を見上げると、「1974年9月日本住宅公団建設」の文字が目に。
NTの入居開始は、76年の3月。
その2年前。
その銘板に誘われ、思わず、当時NT建設に携わったみなさんの若い頃の姿がアタマの中に浮かんできた。
もちろん、想像の中。
公団で建設に携われたみなさんの姿、工事現場のみなさんの姿。
まっすぐに延びる道の測量をするみなさんの姿。
そして、立ち上がった永山の高層棟の姿。
どのかたも、希望にあふれていたに違いない。
国家プロジェクトに関わるという「仕事」に恵まれた日々だったでしょう・・と。

そこから、半世紀が過ぎ、ワタシたち住民にも長い時間が流れ、老いという自然な姿に直面している。
そして、NTも、街としての成熟と老朽とが、同時に進行している。
目の前にあるのは、豊かさと、微かな荒廃。
NTほどに街というものを想起させる街をワタシは、知らない。
それは、街の歴史が、人間の寿命、一生に、似ているから。
だからと言って、この街の先に死・・が待っていては。
これからの街の50年を見守り続けることは、できかねるけれど、見守れる間は、見守ってみたい。











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地域の高齢化

2020-11-17 05:57:50 | 日記
タクシーで久しぶりに定食を召し上がりにみえた隣の街区のご利用者さん。
昨日は、まず、今日は、やっているか・・、タクシーで行く・・と電話でお尋ねがあった。
午後になって、たまたま厨房外で仕事をしていると、どうもそのご利用者さんのタクシー。
降車に手間取られている。
近寄って手を貸す。
歩行もやっと。
でも、なんとか自立歩行。
こんなにやさしくされたことない・・とつぶやかれる。
もう少しお元気な頃には、歩いて時折みえていた。
次第に、福祉亭までの道を忘れてしまって・・とつぶやかれるようになった。
福祉亭に着くと、外テーブルで歓談中のお顔馴染みのご利用のみなさんが、笑顔と拍手で歓迎。
定食もなんとかほぼ全部召し上がった。コーヒーも。
総合事業のサポーターさんが、みえると、冷たいんだから・・と目に力が入る。
どうも、昨日は、たまたま車を出せなかった様子。
しっかりされてはいるけれど、そろそろ・・の様子もうかがえる。

もう一例は、郵便局へ・・のご依頼が入った。
ところが、どうも、残高が不足。
窓口で事情を言って、調べて頂く。
口座に少額残して、お届けする。
偶数月の年金払い日と勘違いされた様子。
娘さんの体調がよくないということで、ご依頼。
さらに、もう一例。
閉店後、用事をすべてすませて外に。
9時手前。
福祉亭のご利用者さんが、前を歩いておられる。
幾分お体が、傾斜されて、とぼとぼとした足取り。
今まで、そんなことなかったのに。いつの間にか。
うん?と気になりながらも、夜ということもあって、そのままに。
こちらも娘さんが時折みえている。

地域の高齢化は、徐々に、静かに、いつの間にか進む。
2世代同居、3世代同居は、それぞのご家庭によると思うけれど、NTにはほぼないように思う。
地域の人間関係や社会制度が、高齢化していく世代の日常を補完するところにまで至っていないことは、確か。
福祉亭のあるこの地域の高齢化率は、39%。
総合事業の進捗も、覚束ない。
現状に追いつけるなにかを見つけ出せるかどうか。






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足場

2020-11-16 05:58:09 | 日記
ずっと答えが見つからず、うろうろ。
改めて、福祉亭というものを説明するとしたら・・の問いかけの答え。
予定どおり、日曜日に道路アダプトの花苗を植え付け。
ざっと工程をイメージしておいたので、それに沿って。
配布を希望した50株がうまくおさまらない。
移植してみたり、一鉢に植え込む数を増やしたり減らしたり。
あれやこれやしながら、なんとかまとめる。
小技。
小技の時は、特に、どう考えていくかが、結局のところ大事になる。
自分を集中させる。
ひたすら向き合う。
午前中では終わらず、午後も。
一人土と向き合い、静かな数時間を過ごした一日に。
暖かな陽ざし。
最後の大鉢を運ぶ時、なあんと、福祉亭を表現する答えが見つかる。

福祉亭は、食堂のような形をとっているけれど、それは、一つの形に過ぎない。
結局のところ、街を耕す・・が目的。
そして、福祉亭は、地域活動の足場・・としてある。
今とりかかり始めたことは、街のバリアチェック。

澄み渡る青空の下、けやきの樹が、風に誘われてはらはらと葉を落とす。
やれやれ、やっと、答えが降ってきた。




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