新しい年

新しい年は申年。
ご縁にかけて、五猿・・
見ざる、言わざる、聞かざる・・
短いフレーズに込められた古人の知恵。
後世にまで、言い習わされ、みゃくみゃくと今に至る。

どのかたにとっても、2016年が良い年となりますように。

大掃除

大掃除。
晴れて良かった。
暖かい日ざしに恵まれた。
朝8時には、フロント側の搬出の9割がたが終わっていた。
機動力にびっくり！！

今年は、月曜日チームの団体に委託。
はじめて。
男性5人衆。
編成を前日聞いた時は、やや懸念した。
でも、たいしたもの。
普段、体調によっては、いかにも具合の悪そうにしている若手が、不自由な手をものともせず、大活躍。
服の前をびしょぬれにしながら役割を果たしてくれた。
団体の利用者としては、最年長になるのを気にしている長老役も、リーダー性を発揮。
後で、聞くと様々な仕事をしてきた経験が役だっていると。
今年、介護職から転職したきたスタッフは、一番の難事業の換気扇の掃除をずっと、もくもくと。
それから、仕事をすると、すぐふ～～ふ～～は～～は～～と、息切れする利用者も働き手。
大掃除部隊としての編成が、なにもかも万全ではない。
所長は、もちろん、全てのリーダー。
たいした手腕です。
柔らかい口調で、厳しく指導。

福祉亭の運営側として、福祉亭設立当初よりずっと、「仕事の時間」を共有しているお仲間たち。
気ごころは知れているし、持っている障がいという不自由さに対しても呑み込めている。
あらためて、一緒に、仕事をしてみると、ジブンとは違う厳しい人生の時間を生きていく存在として理解できる。

たくさん差し入れも頂いた。
感謝です。

戦後補償

暮れの挨拶が一段落して、ほっとした空気が流れる。
誰かがTVをつけた。
ニュースは、隣国との合意が成立した・・と。
10億円の拠出と、像の撤去と、不可逆的対応と・・とニュースは続く。
うん？？
10億円！！
うん？？
不可逆的？？？
傍らで聞くスタッフに、不可逆的って、な～～に？？と思わず尋ねる。
聞きなれない言葉。
もう二度と今後、持ち出さない・・ということと。
そうか・・・

10億の額に、囲碁のメンバーが反応する。
うんぬんと、隣国を非難。
もちろん、その額の大きさにワタシだって驚きはした。
でも、こちらがしかけ、やったこと、口を慎まなければいけないという思いから、つい、注意。
戦後70年が経過してもなお、亡くなった方に対する涙が、ある。
同じ時間が生きて過ごした隣国のみなさんにも流れている。
その時間を経ても、なお、心の傷が癒えることがなかったということです。

言えることは、国と国の戦は、二度としてはいけないということだけです。
時のリーダーが、今後、ずっと、謝罪続ける国であってはならないとコメント。
確かに。

年末年始

年末は、今日で最終。
新年は4日月曜日から。

世の中の大型休みに習うことなく、しっかり。
高齢期の食を担うという地域での担い手として、しっかりしないと・・と。
すでにスーパーは、暮れの買い物で一色。
数の子、紅白かまぼこ、エビ、いくら・・・と並ぶ。

そのスーパーの中をうろうろしてしまう。
数の子を買うわけにはいかないし。
エビでも、無理だし。
野菜は、予想どおりぐんぐん高騰してきているし。
頭をかすめる豚汁メニュー。
いやいや、豚汁は、キライなの・・と既に、耳に入っているし・・。

高齢期のみなさんは、他意はなく、体調や、好みから様々なことを口にされる。
肴の半身の頭がいい、いや、しっぽがいい・・・などと。
以前、たまたま、しっぽに当たったかたが、おれのところに、しっぽが出てきやがった。
もう、二度と福祉亭には行かない・・と、捨て台詞と一緒に、耳に入ってきた。
はッ？！！
聞くほうも、心穏やかには、いかない。
なんとか、お気持ちを収めて頂きたい。
おっしゃって頂ければ、頭が出てきますので。
玉子にしてください・・の注文も多い。
それも、1個で・・と注文は、さらに続く。
一個の卵焼きをきれいに仕上げるのは、難しいのです。
玉子焼き器に、卵液を入れただけで、お好み焼き状態に広がってしまうのです。

福祉亭は、努力どりょく・・の連続です。
福祉亭の食材比率をさらに高騰させる買い方は、無理ですし。
お客さまは、神様・・と、厨房でもよく耳にする。
福祉亭は、時に、神様に反発できる。
世の中の食を担うみなさんの努力がどれだけのものか、伺い知ることになる。
ムカシは、食べ物のことで、とやかく言ってはいけない。
黙って食べなさい・・と、どこの家庭でも言いながら子どもたちは、育てられていたはず。
それが、どうも、生かされていないのは、豊かさと長寿社会の影響ですね。

お元気

12月もいよいよ押し詰まった。
忘年会も、なんとかやっと終息の時期。
忘年会のオーダーのない福祉亭もサビシイだろうなあ。
いくつかを受け持たせて頂いた。

昨日は、老人会の忘年会帰りのみなさんがみえた。
着物姿や、ロングドレスのかたも。
みなさんいきいきとされている。
平均年齢は、どのくらいだろうか。
いつまでも、おしゃべりがつきない。
男性の姿も。
よく食べ、よく笑い、いかにも幸せそう。
全く、年寄臭くない。

そんな姿を拝見しているほうも、なんだか、うれしい。
気持ちが明るくなる。
お世話役は、朝から準備に追われたという。
福祉亭のボランティアさんもお世話役の一翼を担っておられる。
老人会の会長さんは、福祉亭の理事さんですし。
み～～んな、老人会世代。
お元気ですよ～～！！
福祉亭もぼやぼやしていられません。
残すところあと一日。
その次の日は、暮れの大掃除。

コグニサイズ

何度も耳にしながら、すぐ、なんという体操だったかなあ?
頭に定着しないこの介護予防体操。
リクツは、なんとか、理解していた。
100ひく7は、93、93ひく7は、86・・というように、声に出し、歩きながら頭の中は、別の使いかたをしていく・・というもの。
1・2・3・4・・・と声に出しつつ、足の体操をし、3の倍数がきたら手をたたく・・とか。

に・が・て！！
でも、おもしろい。
間違うところが。
みんなで、間違うところが、おもしろい。

月に2回、第2と第4金曜日に別の介護予防体操を定例でやっている。
昨日は、お忙しいリーダー先生が、お休みで、包括のスタッフがリーダー先生。
いつもは、厨房の手が空かないけれど、ちょうど、遅いまかないの時間帯になっていた。
口をもぐもぐ動かしながら、参加できた。
文字通りのコグニサイズ。
もぐもぐしたり、手を動かしたり、足を動かしたり。
手足を動かしながら、しりとりも。
他にも、左手は上下運動。
右手は、一緒に、三角運動・・これは、難しい。

一応60代なので、なんとかどれもクリア。
まったく、「大脳のメンテナンス」ってものは、やっかい、やっかい。
80代さんにおすすめしてみると、いやだ、いやだ、やりません。
ワタシは、別のメンテナンス方法で、いきます・・と、身体を丸めて背を向けてしまわれる。
あはッ。
どうも、やっぱり、苦手らしい。
でもね、コグニは、頭脳の柔軟体操。
みんなで笑いあえば、それは、心の柔軟体操。
みんなで、やりましょうよ。

むか～～ッ！

忙しい厨房を抜け出して、会議へ。
最初の報告の部分までは、わかっていた。
後半部分の資料に目を通している時間もなく、直行。
後半部分の協議にはいって、資料に目をやっていると、び～～くり！！
な・なんということか！！
おいおい、いい加減に・・！！

厨房を抜け出すのだって、容易なことではない。
しかも、アシストチャリを走らせていると、な～～んと、充電のランプが点滅を始める。
や・や・や・・
最後の難所の坂道にすでに入りかけていた。
しかたなく、アシストを消し、ひたすら自力でこぐ。
もおッ！！
誰に怒りをぶつけているのか、ジブンでもわからない怒りが全身にみなぎる。
なんとか、無事定刻5分前に滑り込む。
まあ、ここまでは、やれやれ。

事前に全く、誰からも情報が入っていなかった箇所に協議が入って、びっくりぽ～～ん！！
も～～ちろん、怒りにまかせて挙手。
しかし、どうみても、そこの箇所は不自然。
援護射撃の発言も。
承認したのかどうかあいまいなまま次の審議に。
怒りで、無言。
不機嫌さんを会議全体に蔓延させてしまったかも。
それは、お詫びいたします。
でも、さすが、聡明な委員がおられ、先ほどの件は、承認されたのかどうかと、最後に発言。
すかさず、承認していません！！
内容を修正してから承認かどうかの協議をしてください・・と言う。

まったく、こんな内容を所属団体に持ち帰れるはずもない。
即刻首！！どころか、自ら、退任しなければ・・というほどのもの。
ジブンの見通しの甘さに愕然。
それにしても、福祉亭厨房が気になって途中退席を考えていたけれど、しなくてよかった～～・・
制度側にいる者と外にいる者では、考えることにこれほどの開きがあるもの。
笑顔外交もほどほどにしないと。

祝日

ずっと昔だったら、日の丸の旗を門に立てる天皇誕生日。
福祉亭は、集まり。
パプアニューギニアの国のハナシを聞く会のあとの懇親会の。

パプアニューギニアって、まだ、上半身上着なし・・なの？？と、初歩的質問。
いや、さすがに、着ている。
でも、はだしの人もいるよ・・と。
そんな国からのおみやげは、日本の片栗粉に似た粉。
名前は、サンギ・・だったかなあ。
ココナッツパウダーと。
おいしい！！のちょっと手前・・・でした。

でも、ジツは、観光旅行のハナシでもないのです。
パプアの街づくりのハナシらしいのです。
へ～～～・・・！！！
街づくりですか～～～・・！！！
2015年のおとぎ話ですね。

どの国も、どうも、進歩と発展をめざし、超スピードで変化しつつあるらしいということが、伝わってくる。
パプアにも、団地とか、ニュータウンとか言われるものが、建設される時代に入っていくのでしょうかね。
水洗トイレとエアコン完備の。
び～～っくり！！ですねえ。

非力

亡くなられたかたのご親族探しが難儀した。
個人情報保護の考え方が色濃く。
でも、振り返れば、結局のところ、都会という街の暮らしの中で、親しく心を割って話すご近所さんが持てなかったことも一つの理由かとは思う。
でも、良いハナシはできても、つまらないハナシは、ついつい心の奥底にしまっておくのが、あたりまえ。
ご親族にまで十分なことをできるほどの経済力も持てず、ご親族にしても精一杯。
特に、3.11で、仮設住宅に未だお住まいのご親族だった。
気持ちはあっても、ただ黙す・・だろう。
自然に疎遠となる。

楽しいお顔をよくお見受けしていた。
立派なお考えもお示し頂いていた。
得ることも大きかった。
良い人間関係にも恵まれておられた。
ご自宅での懸命な独居の姿もお見受けして、心底感心もしていた。

でも、振り返れば、それだけでは足りない何かがあることに気づかされる。
結局のところ、エンディングノートか？とも思う。
人生の終いかたは、なかなか難しい。
自分で取り仕切ることがかなわないから。
人生で、幾度かの人を送る経験を積むと、大抵のかたは、なんとか、後は、頼みます・・と。
言ってみれば、放棄状態。

福祉亭は、おかげさまで、今、良い経験をさせて頂いている。
最終ステージの見守りかたと、その後の。
生前と同じように、既に見えなくなっているその姿から、得るものが大きい。
そして、最終ステージを恐れることもない・・ということにも気付かされる。

ご友人たちの動き、親しくして頂いたみなさんの動き。
みんなで、気持ちを合わせて、がんばっている。
福祉亭も。
ごみとなったものの後始末から、不用となった家電製品や家具類の搬出。
どれもこれも、たくさんの人の手を必要とする。
関わられるそれぞれの姿に大きな驚きとたくさんの感謝。

やっと、辿りつけたご親族は、福祉亭に何度も電話して感謝してくださる。
仕事があり、思うように動けないこともお話くださる。
それは、当たり前のことと、誰しもが理解できる。
長年の疎遠があったとしても、温かな思いはつながる。

それにしても、「制度」の非力さを、思い知らされたのも事実。
力を合わせる・・
思いでつながる・・
普段は、こちらのほうが非力にみえていた。
福祉亭は、非力だと。
でも、いざという時には、制度のほうが、はるかに非力。

高齢者向け

高齢者優良賃貸住宅としてある2住宅を訪問。
手すりのつけかたや、ベランダに出る段差や、様々な工夫がみられて、興味深い。
備え付けてある緊急時通報も、入居時期が一年の差というのに、機種が変わっている。
構造に差はないものなのだろう。

緊急時のボタンと相談と外出のボタンがある。
つけられている位置も幾分高い。
普段は、不用という考えなのだろう。
それに対して、日常の見守りをするモニター機の設置が目的。
設置には一軒30分と予定していた。
なんのなんの結局小一時間。
それぞれ同じ間取りのお部屋が、住まい方によって随分印象が違う。
印象だけでなく、内部の構造に細かい差というか、違い。
建築系のみなさんが、住まい方に関心があるのも、当然。

親しくさせて頂いているお二人ですが、お身体の変化もご病気もそれぞれ。
周辺環境もそれぞれ。
福祉亭が思い描く「福祉亭の役割」の実証実験。

やっと・・

やっと、福祉亭にもクリスマスの気配。
12月に入っても、どこか、気忙しく、やらなくちゃあなあ・・クリスマスツリー・・・と頭の隅で思い浮かべてみるものの、一日いちにちを見過ごしてしまう。

昨日は、カラオケ。
年内最後。
厨房をお任せして、イルミネーションだの、ツリーだのを取り出す。
やっと。
ボラさんと二人で、飾りつけ。
脚立に乗らないといけない。
いつもの年より、ずっと、サッパリ、シンプルな仕上がり。
ふっと、気が付くと、イルミネーションの途中が、一か所点滅しない。
イルくんも、高齢期。
まあ、これでよし！！
だいたい、あと5日きり。

カラオケは、盛り上げて頂き、みなさん楽しそう。
普段より、ず～～と、歌自慢さんたちがお集まり。
演歌ばかりでなくて、多彩。
アカペラで歌う友人のクリスマスソングが、素敵だった。
大手術をしなくてはいけなかった今年。
励ましつつ回復を願ってきた。
健康が一番！！と、なにげに口にはするけれど、それを強く実感させられることになった年だろう。

あと、10日あまり。
みんな、がんばって。
くよくよしても、いいことないです。

しごと

つくづく「しごと」というものをみつめる。
「場」と「機能」と果たすべき「役割」の3つがキチンとかみあっていることの重要性。
もちろん、担い手の能力も問われていく。

午後に出た外部の会議は、紛糾し、結局、役員が悪いんだよ・・の一言が発っせられる。
ジツは、その前に、二元立法の片方が・・と発言したのは、ワタシ。
いけなかったなあ・・。
まあ、こういう状況に立ち入ると必ず、あっちが悪い、いやこっちだろ・・と。
結局、こういう言葉が出始めお互いの心がささくれていく。
会議が終わって、トイレに入っていると、直属長の力量不足が・・といくぶん声高な声が聞こえてくる。
や・や・や、ちょっと、ちょっと・・・。

離合集散というものは、きっと、この過程の先にあることなのだろう。
状況が分かっているようで、まるで分っていない頑迷さの果てに。
気付いた時は、マイナス要因ばかり。
冷静に言えば、それは、たぶん、双方に。
そして、一人ひとりの構成メンバーにも。
忙しさを理由にしてみたり、時間不足で・・と言い訳してみたり。
今のワタシそのまま。

どうしても必要という組織でなければ、やがて、消えてしまうのは、必然。
全体状況からしても、設立当時の熱い空気は、すでになく、手直しにつぐ手直しの数年。
新しい試みであるからこその、それぞれの思い。
思いは、ぶつかりあう。
思いでしかつながるもののない組織。
ぶつかり合えば、去るか、残るかとやがて決断を迫られていく、自分の中で。
踏みとどまる何かが、そこにあるかどうか・・・と。

ないものねだりしてもしかたがない。
あるものを考えていくしか。
それにしても、福祉亭の継続していく力と、その魅力って、なんだろう。

優しさ

福祉亭は、相当優しい・・と思っている。
十分かどうかは、お伺いしたことないのですが。

定食の大波を、なんとかくぐり、スタッフの80歳さんが、消耗しました・・と一言言い残されて、福祉亭を後にされた。
それから、やっと、みなで、まかない。
ワタシは、疲労で、一人厨房裏で。
だって、忙しさのあおりで小鉢一つ割ってしまったし。

お日様がぽかぽか。
目の前には、野菜に被せてある新聞。

もっとも、お気に入りのまかないのシチュエーション。
の～～んびり定食を口に運ぶ。
大忙しの波が過ぎると、ワタシのまかないもなくなっていることも。
でも、昨日は、しっかり、小鉢も全種類。

目の前の新聞記事は、おもしろく、ついつい読みふけりながら、もくもく、むしゃむしゃ。
ふっと、後から声をかけられる。
一人で、こんなところで、食べているの？
かわいそうに・・・と。
うん？
目をあげ、振り返ると、ワタシの定食をお譲りすることの多いお隣のおにいさん。
ガールフレンドが欲しい・・
どうしたら・・って、むか～～し、尋ねられた。
うん、うん、そうだね・・と答えたまま。
それっきり。

まかないを一人で食べているのは、ワタシの勝手。
しかも、どちらかと言えば、気に入っている食べ方。
でも、その姿は、おにいさんから見ると、かわいそうに・・と見えるよう。
優しい！！
優しさに、内心慌てる。
定食食べますか～～？と、他に言うこともなく、尋ねてみる。
ううん。今日は、うどん・・と。
微かなざ～～んねん・・の気持ちがわく。
だって、あと一食残っていたから。

70まじかのおばさんの心は、かわいげがないなあ・・まったく。

知恵くらべ

福祉亭を運営していると、ご高齢期のみなさんの思いがけない発想に驚かされる。
運営の最初の頃、紅茶は、ティポットに入れて出されていた。
覚めないようにお帽子被せて。
たっぷり、楽しんでくださいね・・と。
福祉亭にみなさんが、お馴染みになるにつれ、カップもう一つ・・・と注文が入るようになった。
いかにも、楽しげに。
うん？？
お友だちと二人で、仲良く分けて、嬉しそう。
はあ・・・
仲の良いことは、結構なこと。
しかし！！
小中学生のおこづかいなら、ともかく、200円の紅茶をお二人で。
カップともろもろは、二つ・・・となると～～・・
？？？
いか～～ん！！
これでは、福祉亭が運営できません・・となって、ティポットでの提供は、お終い。

定食セットの50円引きにも、いろいろ。
コーヒーと紅茶のみの対応。
ココアは？・・と時折、お尋ねくださる。
一杯のココアの手のかかりかたを思うと、あいすみません。

セット価格は、定食と一緒のご注文なので、感謝を込めての値引き。
それなのに、一時間ほども新聞読まれたり、お昼寝されたり、それからやおらセットコーヒーでと、ご注文を入れてくださる。
一度福祉亭を出て、ご用事をすまされ戻られてから、セットコーヒーでのご注文をされることも。
むか～～～・・・！！
ちょっと、それは・・無理。
顔に出たようで、それはダメか？と、尋ねられてしまう。
そんなこと常識でしょう・・と、こちらは、内心ぶんむくれ。

人間には、頭脳が授けられている。
でも、もっと、別のところに、頭脳のひらめき！！をお願いしま～～～す。

重量オーバー！！

食材を探しに駅前に。
出かける時には、2回に分けようと、思って出ている。
スーパーを回っているうちに、買い物かごは、二つに。
カートも取りに行き、かごを乗せる。

ジツは、このカートに乗せるのは、失敗のもとになりがち。
重さがレジに行くまで気付かないから。
普段は、めったに、カートに乗せることはしないのに、昨日は、夕方の予定で、幾分気が急いていた。
なんとか、目当ての食材にたどりつけて、やれやれとレジに。
レジ係りさんが、「お・おもい！！」と、思わず口にした大根2本。
蕗、キャベツ、じゃがいも・・とにかく、たっぷり。
レジ袋も結局、7つ必要だった。

この辺りから、既に、次のことを予測していないといけなかった。
レジ袋を両手に持つと、あまりの重さに、運べないことに気づく。
ほとんどやったことのないカートを押して、そのままチャリのところに行くことにした。
ゆるやかな上り坂をカートで上がっていく。
道路に出ても上り坂。
なんと、道は斜めに傾いて、カートが素直にその方向に。
やっとのことで、坂道を上がって行く。
そこまでは、よかった。
ところが、段差！！
車道と歩行通路の区別にわずかな段差があることに全く、無頓着なまま押す。

ガツン！！
バッシャッ！！
大きな音と共に、カートから食材が投げ出される。
きゃあ～～・・
カートをそこに置こうと思っても、坂道。
止められない。
植え込みに車輪を掛けるようにしてやっと。
あ～～だの、こ～～だのと食材を拾っていると、助っ人さん。
買い物しすぎだね・・の声と共に、荷物を拾い上げてくださる。
確かに！！
重量オーバー！！

やれやれ、食材はきっと打ち身だらけだろうなあ・・