まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

103歳の誕生日。

2022-09-11 15:51:21 | 日常

(負けるものか。この表情ならまだ大丈夫、生きて行ける。そのように信じています。おかぁさん頑張ってください。)
令和4年9月6日
今日、母は病院のベットで103歳の誕生日を迎えました。
コロナ禍で面会が制限される中,何か月ぶりでしょうか、少しだけ面会させていただきました。
形だけケーキと花束を持参しハッピーバースデーを口ずさみお祝いしました。
母も一緒に口ずさんでくれました。会えてよかったです。
容体もよくなく今日の誕生日までが山でしょうと言われていました。
何とか先月末の奥穂高岳山行にはゆくことができました。が これか先は何があってもおかしくないといわれています。
後日聞けば、姉は病院からの連絡を待つため携帯電話を傍に置き、すぐ行けるように準備して過ごしていると聞きました。だからろくに食事もとっていないようです。
私は「母はしぶとい。見た目は穏やかだが根性があります。内臓も心臓も強い。だから簡単には逝かない。」と姉に言っていました。
9月10日、姉のことが心配になり、すぐ調理できるお肉や冷凍食品を持っていきましたら友達も同じ考えのようでで多くの食べ物が届けられ冷蔵庫が一杯になっていました。
友達とは有り難いものですね。
私は姉の大好物のイチジクをもっていきました。破顔一笑、大変喜んでくれました。
友達も同様でイチジクを持参してくれたようです。
姉は「これは私が頂いたのだから誰にもあげませんげません。」と独り占めして両手で取り囲み、喜んでいる姿は日頃の姉からは想像できないような本当に子供のような無邪気なさまで皆笑いました。
先生から余命僅かといわれても母親が生きようと頑張っているのに子供が死ぬ時を待っているようでは申し訳ないといっていました。
逝くときは神のみぞ知る。
母はしぶとい。簡単には逝かない。母の頑張りを信じて日々精一杯生きるのみです。
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