まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

「オール5」の本物の温泉です。温泉津温泉

2013-12-06 15:00:21 | 日常
平成25年12型3日
今日、太田市に行く仕事があり、帰路念願の「ゆのつ温泉」に行ってきました。
大昔に行ったことがありますが熱いお湯の温泉との印象がありました。
石見銀山が世界遺産に登録され、それに付属して銀の積み出し港として温泉津の町も良く取り上げられテレビでも放映され、機会があれば行ってみようと思っていました。温泉津は文字どうり温泉と津(港)の街です。奈良時代の初期、神亀3年(724年)に編纂された倭名抄にも登場しているからそのころから温泉があったのでしょう。特筆すべきはこの町に中四国唯一の日本温泉協会認定の「オール5」温泉があることです。日本には約2万か所の温泉がありますが「オール5」に認定されている温泉はわずか10数ヶ所のみ、その基準は源泉垂れ流しで加熱、加水なし、循環なしの温泉で「天然温泉」と呼ばれています。それが「薬師湯」です。大正8年築ですから既に94年を経ていますがレトロな洒落た洋風な3階建ての建物です。屋根には時計台のようにトンガつた塔もあります。3階のテラスからは谷間にくねくねと続く街並みが眺められます。肝心の浴槽は約3メートル×2メートルの小判形の小さなものです。泉質はナトリームー塩化物泉、PH6,5です。源泉の泉温は46度、浴槽口の温度は43度でちょっと熱いくらいです。有名な温泉ですから全国各地から入湯者があります。料金は350円。「オール5」に感激しありがたく入浴させていただきました。この向かい側にもう一軒の浴場があり、梯子して入浴しました。元湯温泉「泉薬湯」です。この温泉の発見には伝説があります。老狸が入浴して傷を癒していたのを旅の僧が発見し、それから利用され始めたと伝えられています。浴室に入ると湯槽は3つあります。左が座る湯,真中がぬるいお湯で43度、右が熱い湯でなんと46度もあります。私は熱い湯こそ本物の温泉と思っています。
草津温泉の48度のお湯に入る3分間入浴法こそ正しい温泉の入り方と信じているからです。入浴後に吹き出る体の不純物が汗となってふき出ます。そのさっぱり感がよい。体の細胞が熱さに驚いて目覚める感じです。温熱療法というのもあるくらいですから高熱により殺菌されるのでは。頭からお湯をかぶり、まずぬるいお湯に入る。体を温めた後、熱いお湯に入る「あっー」10秒も入っておれない。2回目、20秒我慢する。3回目30秒入る。草津温泉の時はお湯の温度は48度くらいでしたが気泡が体にまとわりつき和らげてくれるので3分間耐えられましたがここは体にもろですから大変熱く感じました。上半身は何とかなるが足が痛いほどでもうこれ以上我慢できない。体が真っ赤にほてる。気持ちいい―」温泉はこうでなくてはならない。私にとって温泉らしい雰囲気、ムードは「薬師湯」ですが、お湯加減は「オール5」の泉質よりも、熱い「泉薬湯」のほうが性に合っています。本当に良い温泉でした。今度来るときは一泊して温泉、料理、神楽を楽しみたいですね。
(上の写真はテレビの旅番組から引用した薬師湯の一コマです)
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