まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

住んでみたい素敵な街 「瀬田」

2015-10-28 21:09:54 | 日常
平成27年10月26日
我々の仕事でよいところは日本全国を駆け巡り、いろいろな土地に行けること。そしてそこで素敵な出会い、発見をすることです。
煌々と照り輝く満月に見守られ、朝6時、滋賀県大津市瀬田に到着しました
瀬田は琵琶湖のほとりの街、「瀬田の唐橋」で有名ですが、瀬田川が琵琶湖から流れ始めるあたりはボート場として古くから知られています。この時間でもすでに数隻のボートが練習をしておられました。川沿いには遊歩道も作られ散歩している人も見受けられます。すぐ傍らには石山寺もあります。後ろは緑豊かな森が続き、前面には滔々と流れる瀬田川、空気も爽やかで清楚な感じが漂う土地。歩きたいと体がうずきます。こんな街で暮らしたら健康になるだろうと思いました。住んでみたいね。引き渡しまでは時間もあり歩いて石山寺にお参りに行きました。
石山寺は天平19年(747年)聖武天皇の発願により創建された歴史のある寺院です。内部には古色蒼然たる寺院や宿坊が立ち並んでいます。石畳の摩耗具合から1300年の歴史を感じさせます。頭上を覆う見事な樹木、紅葉の時にはさぞかし素晴らしい色彩で迎えてくれることだろうと思うだけでも心が躍ります。是非また来たいものです。
帰りに来たついでに宇治平等院にも立ち寄りました。平等院はよく歴史に登場する宇治橋の近くにあります。昔、修学旅行で来たような気がしますがあまり記憶に残っていません。10円硬貨のデザインに採用されていますが意外とこじんまりとした寺院でした。
永承7年(1052年)関白藤原頼通によって父道長の別荘を寺院に改め創建されました。時の最高権力者の財力、技を極めた造りと権力の象徴として贅をつくした最高傑作でしょう。世界遺産でもあり平日でも多くの観光客でにぎわっていました。2014年4月に屋根をふき替えたり外装塗り替え等の平成の大改修が行われた。色彩も当時の色を忠実に復元されたとのことですが朱色とはいえ鮮やかな色彩ではなく少しくすんだ色でこげ茶色のように感じました。少し地味にも見えますがその分屋根に輝く黄金の鳳凰は実に見事に光輝いて見えました。
修復工事のビデオを見ました。千年以上前の創建当時の瓦もいまだ健在で再使用されたものもありましたが前回の工事に使用された瓦は材質が悪く雨水がしみ込んで屋根板の下地まで傷んでいるところもあったとのこと。後生畏るべし。後の世の人々からの評価に耐えうる仕事をすべきこと。痛感しました。
石山寺。平等院、良い目の保養になりました。
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