まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

「李秀賢」さんと 「望月カズ」さんのこと。

2019-11-12 00:11:54 | 日常
令和元年11月11日
李秀賢さん,誰か知っていますか。彼は当時26歳の韓国人、留学生です。今から18年前、2001年(平成13年)1月26日、東京山手線、JR新大久保駅において線路に転落した男性を助けようとカメラマンの関根史郎さん(当時47歳)と共に自らの危険を顧みず救助しようと敢然と線路に飛び降り、尊い命を落とされた方です。新大久保駅の壁面にはそのことを記したプレート板が取り付けられています。政府も「日韓の絆を深めた」と」コメントを出した。きょうのNHK 番組「事件の涙」でこの事故のことが取り上げられました。先の台湾旅行のブログで韓国のことを書いていたばかりなので関心を持って見ました。李秀賢さんさんは日韓を結ぶ懸け橋になりたいと来日、留学中にこの事件に遭遇されました。ご両親も初めは留学に賛成ではなかったようですが見ず知らずの韓国人留学生を多くの日本人がその死を悼んでくれることに感銘され、その遺志を引き継いで寄せられた多くの弔慰金を基に財団を設立し留学生を支援するための奨学金制度を立ち上げられ、日韓の友好な関係促進のため尽力されています。6年後にこの事件を基に製作された映画「あなたを忘れない」の試写会には天皇、皇后両陛下も出席しご覧になったとのこと。
一方韓国においてもかって国民を感動させた日本人がおられました。望月カズさんです。
望月カズさんは6歳の時満州で孤児になりました。朝鮮戦争後も韓国にとどまり厳しい生活を強いられながら韓国の孤児、133人もそだて、孤児から「カアちゃん」とよばれて慕われた日本女性で「韓国孤児の母」と呼ばれ、多くの韓国人にも感動を与え、映画や小説に書かれました。1983年11月12日56歳で亡くなりました。その功績に対し日韓両国から勲章が授与されています。戦後最悪な日韓関係の中、韓国の方にもこのような日本人がいたこと、日本においても勇敢な韓国青年がいたことを今一度思い出してほしいですね。それにしても明日が彼女の月命日とは奇遇ですね。このブログも彼女が書かせたのでしょう。
(実は今ブログを書いている時刻は12日の午前1時40分興奮して書いてしまいました。朝起きれればよいですが・・・)
ともにお互いの国、国民のため尽力され友好関係構築に寄与された方です。今一度このような日本人、韓国人がおられたことを思い出して冷静に現実を考えたいと思います。日本の安倍首相も韓国の文首相もお互いの国民に嫌悪感を植え付け、対立を煽り、自らの政治的地盤強化に利用しています。日韓両国民とも冷静さを失い熱くなり興奮状態となっています。その点過去にこだわる我々年寄りよりも若い人の方が未来志向で現実を見て冷静に付き合っているように思いました。
どのようにしたらよいのでしょうか。何か良い解決策はないものでしょうか。共に考えましょう。
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1 コメント

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架け橋 (権兵衛)
2019-11-15 11:58:40
もう18年も前になりますか?月日の経つのは早いものですね。
私もこの事件は凄く感動し、はっきりと覚えておりす。
先日のテレビも偶然ですが目に留まり、ご両親に対し、何だか申し訳ない気持になりました。

私は政治の事はよく解りませんが、彼らの為にも日韓関係を良くしなくてはと思います。
お互いの国のトップは色んな考えが有っての事でしょうが、私には子供の喧嘩にしか思えないのです。
彼らの行動を踏まえて、その上で今の日韓関係ならば、人間の取るべき日韓関係じゃない様に思うのは私だけでしょうか?
                 合掌


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