昨日は、本業でお世話になっている方の息子さんの結婚披露宴でした。
行った場所は大槌町浪板
黒いガードレールのある国道45号線の上には高台移転した住宅が建ち並び、
さらにその上には、間もなく開通すると思われる三陸自動車が整備されています。
会場は3.11にて被災した浪板観光ホテル健康亭
写真はその年の7月下旬のものですが、40歳まで所属できる某団体で面識のあった
当時のここの経営者のお一人も犠牲になりました。天皇皇后両陛下がご宿泊された処でもあります。
2013年に、「三陸花ホテルはまぎく」と名称も新たに再建。
震災後、美智子妃殿下が「はまぎく」をお持ちになり、「がんばりましょう!」のポーズをおとりなっている姿に
感動した人が多いのではないでしょうか。
あの「はまぎく」は、このホテル由来で、花言葉は「逆境に立ち向かう」
開演の時間です。
人前結婚式の後、祝辞となりますが、新郎側から遠野市上郷町の板沢しし踊り保存会長
新郎は6歳から釜石市の小川鹿踊りに参加し、中学生になる頃には、小川鹿踊りの本家である
板沢しし踊りにも参加と紹介がありました。
この中で新郎のお母さんも笛で参加していたという話をはじめてお聞きし、後で、そのお母さんから
笛吹さんは、私がしし踊りに出ている時は、いつも私の前を素通りしていたと云われ、大汗でした。
美人さんを直視できない性格です。笑
さて、お待ちかねの祝宴となり、新婦側から釜石市箱崎町の白浜虎舞さん
震災の翌年から青笹町の六神石神社例祭に出演していることで、私自身馴染みの虎舞いでもあります。
新婦のお父さんも踊りの甚句に参加
実は六神石神社例祭に最初に参加した年にもお出でになっていたようです。
新郎側からは釜石市の小川鹿踊りさん
代表の挨拶では、遠野から習ったが、仙人峠を越えてくる時に忘れたものがあり、
形が違っていますが・・・と云う話をいつも、されます。
おそらく、その忘れものとは、遠野のしし踊りにある刀掛けを意味していると思います。
新郎は虎舞いが披露された時には太鼓で、鹿踊りでは踊りでと芸達者
またまた六神石神社例祭の時の写真を確認すると、新婦が笛で、新郎が太鼓で虎舞いに出ていました。
新郎新婦共、郷土芸能を愛して止まないお二人という事で、
この結婚披露宴に向う車中、今日は芸能人の披露宴だ!と同乗していた方々が話していたことに納得。
新郎新婦そして両家のご両親共、美男美女と何ともうらやましい取り合わせでしたが、
出席者名簿を眺めながら、私と歳があまり変わらない新郎のお父さんは、随分頑張ってきた人生だと感心し、
両家のご両親が子供たちに注いできた愛情の深さに、これまた感動でした。
独身の娘二人の父親として、両家を観るとはずかしい限りです。汗
最後に、親の愛情と郷土芸能に育まれてきた新婚さんの前途に乾杯!おめでとうございました!
じじい呼ばわりされても、子供の笑顔が最高のしあわせだと思いながら・・・笑
昔のこの辺のご祝儀ではこれが当たり前のように行われていたのだろうなって思いました。
ところで今年の唐丹桜まつり 出動予定はありますか?
新郎新婦どちらからも郷土芸能が出るとは笛吹さんから見れば大分おいしい事だったとお察しします。自分は今すぐに結婚する訳ではないですが自分にその時が来た際は両親に感謝するのはもちろんですが今は亡き祖父母にも感謝を表す事が出来る式にしたいと思いました。
現在の遠野でも郷土芸能関係者の披露宴では、当然の如く、郷土芸能がつきものですが、
今回のように新郎新婦が異なる郷土芸能の出演者という披露宴に招かれたのは初めてです。
其々の地元の芸能が祝宴で披露されると、皆さんが喜ぶので第三者で出席していても、楽しいものでした。
唐丹桜まつり・・・天照御祖神社の式年大祭のことでしょうか?
釜石市関連では日程は見つけられませんでしたが、みちのく芸能ごよみでは、4月28、29日になっていますね!
29日であれば、残念ながら遠野さくら祭りとぶつかるので、出撃叶わずです。涙
今すぐにでも、結婚して下さいな~!
今回の結婚披露宴には事前に郷土芸能が出ることを知っていたので、楽しみにしていました。
おかげ様で、お酒はほどほどに撮影三昧させて頂きました。笑
お祝い事は、親が元気な内にしないと後悔しますよ~笑