山谷観音のある地域を東南から北に流れるのは藤倉川。
ほたるの里として、集落の方々が大切にしている川です。
しかしながら、最近、目にする耳にするのは、「清流も、よどめば、腐る」状態 大河であれ、沢であれ全く同じ。
やはり聞く耳を持つということが大切なんでしょう。
ちょっと脱線しましたが・・・
さて、境内での出番が終わった山谷獅子踊りさん
この後はどうするの? との問いに、の門かけをするとのこと。
(当地方では、は集落・地域を差し、差別用語ではありません)
まだ、帰るには時間が早いので、少しだけ追っかけです。
其々の家では来ることがわかっているので、お花を準備して待っています。
一軒終わると、また次へ
お祝いのお花を頂いた後に、投げ草・・・御礼の踊りと唄が入ります。
小友町三団体と駒木鹿子踊りさんに見られますが、メロディーが何とも良いものです。
まだ、廻ります。
種ふくべ時代からの知り合いである太鼓の菊池さん(どの菊池さん?笑)
この日、境内で最初にお会いした時には、「よぐ、来たなあ~!仕事は、ちゃんとしてるのがあ~?」
と、満面の笑みで声をかけて頂き、角かけ中には、お気遣いまで頂き感謝です。
おそらく子供たちが普段行かないお宅にも廻っていると思いますが、
地域の人を知る、そして、見守る絶好の機会にもなるのでしょう。
大人から子供まで一緒になって演じる郷土芸能の良さを満喫しっぱなしで、追いかけます。
地元ならではの良い表情が
あちらでも、こちらでも
この日は、小学生高学年か中学生と思われる男の子達が数人シシを被っていましたが、
交代で投げ草を踊り、良い実践の場になっていたのが印象的でした。
腕を怪我していたこの子は、皆に着いて歩き、時々、シシと一緒に踊っていました。
移動中の家の周りには、昔懐かしいものもあり、
笛吹の松田さん?の家に門かけした後には、飲み物をわざわざ車で休憩していた私に持ってきてくれたりと
山谷の人達の暖かい気持ちにふれた良い半日となりました。
最後に私から山谷獅子踊りの皆さんに気持ちだけの投げ草を。笑
門かけ出来るからしし踊りも出来るんだよね。
遠野祭も門かけしてますが受ける方も大変そうですね。何団体も来るから。一時張り紙があったときもありますが一時で無くなりましたね。
郷土芸能は、共に支え合う融和の心で成り立って来たんでしょうね。難しい時代になりました。
門かけでは、沿岸地域と違って、お花は少額なので数で勝負となります。
ただ、遠野まつりだと参加する団体数が多いので、
各とおりや自治会ごとに祭典事務所を設け、そこで頂くことが多く、
中には、昔からの馴染みで出さざるを得ない場合も。
事情を知らずに軒並み廻る団体は嫌われます。笑
また、其々の地元自治会が人的・金銭的に支援しているところも多くなっています。
そうでないと、なかなか続けられません。