8月下旬にネット申し込みし、取り寄せに時間がかかり、先週やっと手に入った本。
合間合間に何度も読み直しつつ、おなかいっぱいになる内容。
実はこの本を読んだ後から、仕事をしていても、どこかで遠野の芸能事情と
本の内容を比較している自分がいます。これを病気と云います。笑
さて、神楽の後編へ
本来、五番の恵比寿舞
兄弟神楽・同系神楽と云われる飯豊神楽さん、上宮守神楽さんでも、お馴染みの演目。
内陸と沿岸の神楽では舞の違いがはっきりしている演目かと思います。
もしも江戸時代からの演じ方が、そんなに大きく変わっていないとすれば、
遠野の修験は沿岸地域との交流が内陸より盛んだったと想像できる魚を釣り上げる舞です。
町中開催の遠野まつりでは、行列を組むシンガクだけが神楽だと思い込んでいる
市民も多いと思われますが、楽しみながら観られる演目も数多くあるんですけどねえ~
この日も物知りのお客さんが傍の人に説明していました。笑
舞や囃子の上手い下手を論じる人もいる大勢のお客さんの中とは違い、
少ないながら、どこかほんわかとした雰囲気でのこの晩
新人デビューなどもあり、楽しい宵宮となりました。
最後は権現舞
市内の山伏系神楽では、権現舞の前の下舞を行わない団体もあり、
これは、明治以後、神事では時間の都合上、打ち鳴らしと権現舞だけが行われ、
省略されていったのかもしれないと思いながら、観てしまいます。
3演目程度かと思っていたところでの、予想以上の演目数に満足、満足
この後、集まった皆さんの頭をカミカミして、
PR無しの宵宮夜神楽の終わりとなりました。
外で密になることもなく、飲食も無く、おだやかなひと時に感謝です。
八幡神楽と黒森神楽の恵比寿舞
似ているようでちょと違う・・・でもその違いを口で説明できないもどかしさ(笑)
昨年から芸能ワクチンが接種できるお祭りが無いので、重症に・・・。
やっと、少しだけまとまったワクチンが手に入り、落ち着きを取り戻しつつあります。笑
恵比寿舞、全国には似たような演目のある芸能が沢山あるようです。
恵比寿さんをどの切り口で演じるのかが系統の違う神楽の差では?と思いながら観ています。汗