上郷まつりと順番が逆になりますが、7月18日は大出早池峯神社例祭でしたので、報告します。
大同元年、来内村の四角藤蔵が早池峰大権現の出現を始めて見て、
峯に御宮を建立し、6月18日に遷宮したのが早池峰大権現の創始となりますが、
それに因み、旧暦に近い一ヶ月遅れの7月18日が現在の例祭日に定められています。
10時からの神事に先立ち、町内のしし踊り3団体は、神社のある集落入口となる橋、鳥居、神門などを
誉め唄をかけながら本殿へと集まります。
前日の宵宮で11時過ぎまで奉納の夜神楽をした大出早池峰神楽の皆さんも
シンガクを奏しながら神輿渡御に附属するため集合
本殿内に続き、外でも神事が行われ、
御神輿を清めるため、通称祓川へ
途中、境内社である駒形神社へ寄り、集落へ
神楽は毎年、同じ場所でシンガクを舞い
集まったお客さんの頭をカミカミし、
河原の草を川に浸し、御神輿を清めます。
佐々木文書早池峯縁起には、この神輿洗いが終わった後、神楽がなされたとあるようですが、
現在の神事等にはありません。
例年どおり橋の上から、この様子を見守る方々がおりました。
一人の方は弟さんが遠野の人となり、このお祭りに合わせて休暇をとって東京から。
また、遠野に移住することにしたと話していたご夫婦が昨年まで橋の上にいましたが、
移住されたのに、風の便りでは、旦那さんがお亡くなりになったとのこと。合掌
何万人もの観光客が集まるお祭りと異なり、周辺集落の方々を中心として固定日に行われるお祭りでは、
ちょっとした出会いがまま有り、そのような方々に再会するのもまた楽しみのひとつです。