「遠野」なんだり・かんだり

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2018 山谷観音まつり

2018-07-01 23:33:53 | 地域

今日から今年も後半となりますが、せっかくの日曜だというのに遠出もできず、

昨日同様にお昼前後の時間を有効活用ということで、市内小友町へ。

 

昨年に引き続き、二回目の山谷観音まつりへの出撃となります。

 

11時過ぎ、観音堂下の駐車場に集まってきた地元の方々と一緒に境内へ

 

仏事・神事が始まる前に観音堂内部を観察すると元禄5年の絵馬をはじめ、

結構な数の絵馬・奉納絵が内壁に飾られていました。

斎衛年中に慈覚大師によって開かれたと云われる観音堂ですが、文和3年(1354)に再興され、

火災に遭い、元禄4年(1691)に再興したばかりの本堂が、またまた焼失。

元禄12年(1699)にまた再建したものが現在の建物になるようです。

この絵馬は元禄12年に再建されるまでの間に奉納されたものになるようです。

 

お昼少し前、巌龍神社そばにある常楽寺のご住職により、仏事です。

昨年はこの後、ご詠歌が行なわれましたが、今年はありませんでした。

 

続いて、観音堂の隣りにある八幡神社にて、神職による神事です。

小友村勝蹟志によると、明治維新の廃仏毀釈により八幡神社と改めるとあります。

仏事・神事を例祭に合わせて行なうのは市内ではここだけだと思われます。

 

神事の最中に遠くから聞こえていた笛・太鼓の主、山谷獅子踊りの皆さんがやってきました。

 

今年は昨日・おとといの夕立で境内がぬかるんでいることから、直会は別会場になり、

仏事・神事と踊りの奉納のみ。

 

ここでの数枚が撮りたいが為にやってきたので、それだけでも感謝です!

 

観音堂の後は、八幡神社前にて

 

そして、子供たちは絵馬の奉納

願いごとが書いてありましたが、お小遣い値上げなど、現実的なお願いが多いようでした。笑

 

湿度がかなり高く、じっとしていても汗がタラタラ状態でしたが、シシさんもお疲れのようです。

この方とも長い付き合いになります。

 

今年は小学4年生の子もシシ頭を被っていました。

 

しばしの休憩が済むと直会会場へ直行とのことで、正味1時間の例祭の終了です。