「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2018 大出早池峯神社宵宮其の壱

2018-07-18 23:04:29 | 郷土芸能

9日(月)に抜歯し、昨日、仮の歯を装着し、やっと人前に出られる姿になったので、

昨晩は告知どおりに附馬牛町大出へ出撃してきました。

 

まずは本殿に参拝

 

生憎の雨模様ということで、お客さんの出だしは少な目です。

 

千葉さん親子による胴と鉦で、6時30分、珍しく?定刻どおりにスタート

集まり始めたお客さんの中に見知っている人は数名だったでしょうか。

連休明け早々の平日の夕方では仕方ないですね・・・。

 

大出早池峰神楽さんの四人鶏舞から

 

今年もこの神楽に出る為に関東方面からかなりの人数が来ていたようですが、

無難なスタートとなりました。

 

子供たちの神楽(シンガク)

 

三番叟

1月に開催された遠野郷神楽共演会では、大人と二人で同じ演目を舞っていましたが、

今回はワンマンショーです。

 

つかみはOK!と云う事で、大きな拍手でした。

が、残念だったのは、カメラを固定していたので、ちょうど良いシーンでは、

小出のおじさんの後ろ姿を眺めることになりました。笑

 

ここから他団体の神楽となり、まずは鱒沢神楽さんの八幡舞

 

鉦には女性二人が参加していました。

 

小倉神楽さんの翁舞

 

翌日は神楽から張山しし踊りに変身する芸達者な皆さんです。

人が足りないだけだ!と、笑っておりました。

 

平倉神楽さんの竜殿

 

舞手は女性二人

7日に鱒沢で開催された鞍迫観音・白山神社宵宮でも、鱒沢神楽さんが女性二人で

この演目に挑戦していました。

 

引き続き、平倉神楽さんの悪神退治の舞

この夜神楽には、釜石から元気の良いK崎さんがいらっしゃっており、三番叟の時もそうですが、

大声援をおくっていました。

おととしの台風で笛吹峠が不通になってからお会いする機会が無く、二年ぶりとなりますが、

元気が姿を見て安心しました。笑

 

鱒沢神楽と小倉神楽は、大出早池峰神楽と同一系統ですが、平倉さんは大迫町の岳神楽の系統

 

両神楽の草創期には、同一系統の神楽だったと云われていますが、

神仏混合の時代にあって、神職による神社としての機能が大出で、住職による機能が町中の妙泉寺

と云うように分離していたためか、大出早池峰神楽の系統を遠野では神人神楽と呼び、

大迫町の早池峰神楽とは、リズム・テンポ共に異なったものに変化しています。

 

荒舞で平倉神楽さんらしさを魅せて、前半の終わりです。