時速500キロで疾走するリニア実験車輌 世界最高時速581キロの実車輌の展示
昨日、ある宿泊研修で「(山梨県立)リニア見学センター」を見学する機会を得た。そして実際に時速500キロで疾走する実験車輌を目にすることができた。リニアモーターカーの実用化を進めるJR東海では走行実験の日程を公開していない。この日も「リニア見学センター」で実験は見られないだろうとの予想で訪れたのだが、何と幸運にも我々のいる間に何回か往復する実験車両を見ることが出来たのだ。この施設に何度も案内したことのある旅行社の添乗員が初めて見られたと興奮をしていた。センターで見学できる範囲は200メートルとない。ここを時速500キロで走っている実験車両が見られるのは一瞬(1秒ちょっと)のことで、さらに左上の写真のように長いノーズから車両全体がファインダーに納まるのは大変珍しいことだとセンターの職員から言われてホクホク顔になった。別に動画でも一瞬で通り過ぎる実験車を撮ることもできたが、これがアップできたらリニアの速さが実感できるのだが・・・。なお右の写真の車両は実際に581キロの世界最高時速を記録したものでセンターのシンボルになっている。
秋も深まり、いよいよ明日から11月である。そんな井之頭公園を散策
秋の七草 キキョウ 咲き始めたカンツバキ まだ夏のアベリアが ハナミズキの紅葉と赤い実
落ち葉を敷き詰めたラクウショウ 紅葉し始めのたハゼノキ 静まりかえる弁財天の周り
群れ泳ぐカルガモ達 井之頭池のコイたちと話を交わす。水は澄んでいた
[日本語教師の中国滞在記] 北京編#32-作文と模擬面接そして後任
日本留学班の開講から2ケ月、11月に入ると教科書だけでなく実践的な日本語の授業も試みた。それが作文と模擬面接である。
まず2ケ月の成果を測るため作文を書かせてみた。題は「私の一日」とし、数日の時間を与えて黒板に書いて発表することにした。一応こんなことを書いてみたらとヒントは与えたが、私はその出来栄えに感心した。生徒3人は3様の内容であり習熟度の違いはあったが、(多少日本語の心得のあったリー君を除き)中学卒業後日本語を全く初めて学ぶ生徒としては上々の日本語であった。日本の大学生が中国語を2ケ月受講しただけでこれほど書けるだろうかと思ったものだ。中でリー君は「小林先生の授業は楽しい」とも書いてあって教師冥利に尽きる思いであった。
模擬面接は日本の高校の面接試験の模試である。私は想定問答を作成し、さらに日・中の考えや習慣の違いがあるので日本の流儀を伝えるようにした。これも生徒たちの聞く力、話す力は予想以上であった。
ところでこの時点では生徒たちは私が3ケ月の任期だということを知らなかった。「日本留学班」の募集パンフレットには「日本人の専門の教師による指導」と謳ってあり、短期の教師であることを隠してあったのである。私も口止めをさせられていた。11月も半ば近くになって、私に事情ができて帰国することになったと生徒には伝えられた。後任には北海道在住のワタナベさんという中高年の女性が赴任することになり、私は後任が戸惑わないようメールを通して引き継ぎを行った。