益々コロナ感染拡大の危機感が募るが、今回は放っておいて、オリンピック競技がたけなわ。
このブログは数日に一度しか更新しないので、日本選手団の活躍をフォローしきれないが、前回投稿以降昨日(1日)までの思い出のシーン等を幾つか挙げてみるにする。
①中国勢の厚く高い壁に阻まれて来た卓球で、混合ダブルスの水谷選手と伊藤選手のペアがその壁に風穴を開けて金メダルを獲った。優勝を決めた直後に歓喜のハグをする場面で伊藤選手がイヤイヤをする仕草を見せた。まだ若い伊藤選手の”照れ”なのかなと思ったが、実は一回り年長の水谷選手と伊藤選手は小さい時から同郷の幼馴染だったことを初めて知った。伊藤選手は「痛いからやめて」ということだったらしいのだが・・・。
②その翌日だったか、今度はバドミントンの混合ダブルスで渡辺・東野(ワタガシ)ペアーが優勝して心から抱き合って喜んでいた。こちらは同い年の幼馴染なんだそうで、本当に微笑ましく心から拍手を送った。
③競泳男子個人200mメドレーでは瀬戸選手と萩野選手が揃って決勝に進出。決勝では瀬戸選手が4位、萩野が6位で共にメダル獲得に至らなかったが、同級で共に競泳の日本勢を引っ張って来た二人はお互いに決勝で一緒に泳げたことに喜びと満足感を表わしていた。特に瀬戸選手はその前の個人2種目で決勝に進めずに国民の期待を裏切り、精神的に大きな痛手を負っていただけにこちらも少し救われた気持ちになった。
④フェンシングのエペ男子団体で日本チームが優勝、フェンシング競技で日本初の金メダルをもたらした。直後のインタビューで選手が「フェンシングはエペですよ」と語った。
フェンシング競技では今回のエペのほかフルーレ、サーブルの3種目があり、それぞれ選手は専門化しているのであろうか。日本初のオリンピックでのメダルは08年北京で、太田選手がフルーレの個人で銀、続くロンドンで同じフルーレ団体で銀メダルを獲得している。今回改めて新聞の解説等を読むと、エペは全身の突き、フルーレは胴体の突き、サーブルは上半身の突きと斬りによる得点を競うのだそうで、使用する剣もそれぞれ異なるとのこと。
競技日程を見たらなんとこの3種の競技がそれぞれ男・女、個人・団体で争われている。3×2×2=12の金メダルを争っていることを初めて知った。「フェンシングはエペ」というのは日本ではフルーレでメダル実績があるが、本流はエペなんだというアピールなのであろう。
⑤最後にゴルフ。昨日、男子の4日間の競技が終り米国のシャウフェレ選手が金メダルを獲得して幕を閉じた。まあゴルフなんて最後の最後まで勝者が分からないものだが、最終日の昨日は日本の松山選手を含む10人近くが終盤近くまで優勝の可能性を有してスリリングな展開であった。
全72ホールの最終ホールで金・銀メダルが確定、7人が銅メダルを争うプレーオフに入ったが松山選手は銅メダルを逸した。
4日目、3位で最終組をスタートした松山選手は最後まで1打から2打差の優勝圏内でプレーをして、終始ハラハラしながらテレビ観戦していたが、それにしても他の競技がドンドン進行して行く中、にゴルフは4日間✖丸半日がかりである。余りに長大な中継放送ではなかろうか。何らかの五輪向け競技方法を考える必要があろうかと思う。