陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

百合開く

2022年06月05日 | nonoka

ハーブ園で見つけた百合の花。
これは笹百合だろう。

葉が笹に似ているから笹百合という。
百合はその孤高な雰囲気が私は好きである。
昨今、百合園と称して何万本もの百合をとりどりに
咲かせている園があるが私は好きではない。
山の斜面に孤高に咲いている百合がいい。
それが私の百合のイメージなのである。

閑話休題。

今日の句会で先生が師の遺品を整理していたら
かなりの数の新刊の書が出て来たという。
それは著作の買い取り分も含めた書籍群である。
私はそれを聞いて改めて師の懐の深さを知った。
自分や関係する書を引き取っていたのだ。
それはつまるところ出版社への支援でもある。
そういう意味では師は経済(お金)を廻していたのだ。
正に偉大な支援者なる方であった証左である。
今の時代パトロンという存在が希薄である。
だからそんなお方の存在と志がどれほど
この社会を人知れずして支えているか?
改めて感じ入ることの多かった話であった。

百合一花遠嶺の風を聴いてをり
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