今朝の朝刊、センター見開きに
伊藤忠商事のカラー広告が掲載されていた。
リモートセミナーの広告ばかりが目立って
最近の新聞広告はつまらないなあと思っていただけに
今朝の二連版の広告は久々に見入ってしまった。
ビジュアルも心和むけれどコピーが良かった。
「朝、美味しいコーヒーを飲むこと。
頼んだ荷物が予定に間に合うこと。
決まった時刻に飛行機が飛んでいくこと。
一人で暮らす祖母の家の近くにコンビニがあること。
地球の裏側に新しい道ができること。
目の前のひとの喜ぶ顔が見られること。
誰かのために働けること。
当たり前のことが、ずっと当たり前であるように。
暮らす。
愛する。
商いする。
Dear LIFE 伊藤忠商事」
今、ウクライナでの戦争で、人々の日常が
当たり前でなくなっている現状にあって
さおさらこのコピーがぐぐっと心に刺さる。
広告は時代を映す鏡でもある。
時に時代に竿をさし、時に時代に抗う。
また広告は提案でもある。私はそう学んできた。
そういう意味でもこの広告は上質である。
久々に新聞広告の良さを感じる広告であった。