川沿いを散歩していると白いマーガレットを
小さくしたような花によく出会う。
至る所に生えているからやっぱり雑草の類いである。
もしこれが姫女菀(ヒメジョオン)なら季題だ。
歳時記では夏の五月の候に載っている。
しかしこの姫女菀とそっくりな品種があって
これもいたるところで咲いている。
さて、写真の件の花はどちらでしょう?
実は私も、よく似た二種類の花があることは
知っていたが、どちらがどうとははっきりと
解っていなかった。
ハルジオンは咲き初めがヒメジョオンより
やや早い。だがどちらも花期は長いので
しっかり違いを把握していないと、どちらが
どちらなのかはずっと解らないままとなる。
それでは受け売りだが違いを述べる。
1.ハルジオンは葉が茎を巻くように付くが
ヒメジョオンはそうでなない。
2.花弁はハルジオンの方がヒメジョオンに比べて
細い。しかしこれは同時に比べないと解り辛い。
3.ハルジオンの茎は中空だが、姫女菀は
空洞ではなく中に白い物が詰まっている。
どうやら外で見つけた場合、花期が重複しているので
見分ける場合は葉の付き具合で判断するしかない。
茎を折って確かめるのはちょっとためらいがある。
ということで撮った写真をよく観察してみると
どうやら葉が茎に巻いているように見える。
ということはこの品種はハルジオンではないか
という結論に至った。正解かな?