平安夢柔話

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素敵なjazzy night ~濱田金吾さんライブ2017年7月29日

2017-08-06 15:52:57 | えりかの徒然なるままに
 7月29日夜、3ヶ月半ぶりに行ってきました。通算20回目の参加となる濱田金吾さんのライブ。今回も楽しくて素敵なライブだったのでレポートさせていただきます。
 場所は東京曙橋のBACK IN TOWN(以下、BITと記します)だったのでもちろんバンドのライブ。
 しかも今回はジャズ中心のライブ「jazzy night」ということでメンバーもいつもと違っていて、ギター担当の片桐幸男さん、キーボード担当の中道勝彦さん、ウッドベース担当の和田弘志さん、ドラム&パーカッション担当の佐藤唯史さんがサポートメンバーでした。

 私はjazzy nightには初参加、なのでとっても楽しみにしていました。
 構成は1-setは洋楽カバー、2-setは金吾さんのオリジナルが中心になるとか。そんなわけで今回はオープニングは何の曲なのか全く見当がつかなくて。
 始まった曲は「My Cherie Amour」
 あ、この曲知っている~と思いました。スティービー・ワンダーのベストアルバムに入っていましたっけ。
 しかも、この曲が流れてくるとなぜか、「何か、金吾さんが歌いそうな曲、いつか歌って欲しい」といつも思っていたのです。なので最初からテンションが上がりました。
 2曲目は「This Masquerade」。この曲はカーペンターズで知っていました。洋楽には詳しくないので大丈夫かなという不安がちょっとありましたが、そのあとに演奏された曲も、「この曲聴いたことがある」という曲がちらほら。金吾さんもおっしゃっていましたが、ジャズというよりボサノバという感じの曲が多かったです。
「今日はこんな感じのおとなしい曲が多いから皆さん退屈しないかなあ」
と金吾さん、しきりに気にしていましたけれど、私はこういう曲が大好きなので。(^^)

 1-setが半分くらい終わったところでサポートメンバー紹介。いつものParadigm Shiftのときと同じく、金吾さんとメンバーの皆様がお互いにいじり合っていて楽しいメンバー紹介でした。

 一番若いキーボードの中道さん、最近は松山千春さんのバンドメンバーとして活躍されているようです。
 私は昔、ピアノを習っていたことがあるのですがずっと離れていて、最近になって、家の2階にあるピアノを、家族が家に誰もいないときに時折弾くようになりました。もちろんあまりうまく弾けないのですが、中道さんのキーボードの演奏は気になってそちらに気持ちが行くことが多かったです。ああ、いつかあんな風にうまくなれるといいのになあ。

 次に若い佐藤さん、金吾さんとは昔、トワ・エ・モアのサポートメンバーとして一緒に演奏したことがあり、金吾さんがその時から、ドラムとパーカッションの両方を操れるなんてすごいと思い、いつかまた一緒にやってみたいとずっと思っていたのですって。今日、それが実現したわけです。私が参加したバンドのライブではパーカッションは初めてなのでわくわくしながら聴いていました。

 ギターの片桐さん、私、かなり以前からこの方のお名前を知っていました。それだけ有名な方なのでしょうね。なので、時々金吾さんのサポートメンバーで演奏していると聞いたときから、「いつか生の演奏を聴いてみたい」とずっと思っていました。そして期待通り、、格好良いギター演奏で。(^^)
 そう言えば片桐さんってお話しされている声が金吾さんとよく似ていてびっくりしました。私の気のせいだったかもしれませんが。

 ウッドベースの和田さん、大阪の打ち上げで金吾さんに、「7月のjazzy night行きます」と言ったら、「その時にはウッドベースが来るからね」と言っていました。でも私、ウッドベースってどんな楽器かよくわからなくて。
 それでそのことを友人に話したら、「ジャズの曲のバックに聞こえるボン ボンっっていう、あの音なのでは?と言われ、ああそうかと納得。
 なので注意して聴いていました。こちらもすごく格好良かったです。
 その和田さん、とても忙しい方のようで、この日もシャンソンのライブのさぽーとの仕事を終えてからこちらに駆けつけたのだそうです。

 そんなわけで1-setも後半へ。
 後半はジャジーな曲が多くて嬉しかったです。「Day by Day」など聴いていてうっとり♪
 「Our Day will Come」は何かなつかしい感じがして。どこかで聴いたことがあると思ったけれど思い出せなくて、帰宅して思い出しました。昔、カーペンターズの3枚組アルバムをテープで持っていたのですが、その中に入っていました。テープは引っ越しでなくなってしまったので、聴いたのは20年ぶりくらいかも。
 金吾さんのMCによるとこの曲、1962年頃の曲だそうです。私が生まれる前ですね。なのに全然古さを感じない。
 圧巻だったのはビートルズのカバーの2曲。「I Will」「Till There was You」。どちらもジャジーで素敵で、「ビートルズもジャズを歌っていたんだ~」と思ってしまったのですよね。 
 ところが、お隣のcharさんのお話によると、この2曲、本当はあんな曲ではなくて、アレンジがおしゃれになっていたとのことでした。
 確かに、帰宅してこの2曲をYouTubeで聴いてみたら、全然違った曲に聞こえました。アレンジであんなに変わってしまうのかとびっくり。
 そうそう、私、この日のライブでもそれを実感していましたっけ。1-setのラストの「Moonlight Serenade」です。
 この曲はグレン・ミラー・オーケストラで知っていて、スローな曲という印象だったのですが、少しアップテンポなボサノバ風にアレンジされていて、いいな~いいな~と思いながら聴いていました。

 このように、金吾さんのボーカルもバックの演奏も素敵で心地よくて。jazzy night来て良かったと心から思いました。
 金吾さんのお言葉によると、「忙しい人たち」「練習が嫌いな人たち」なのだそうですが、このメンバーで洋楽のジャズやボサノバのカバーアルバムを出して欲しい♪なんて思ってしまいました。

 15分ほどの休憩のあと、2-setへ。金吾さんのオリジナル、さてどんな曲が演奏されるのでしょう。((o(^-^)o))

 2-setのオープニングは金吾さんのギターの弾き語りコーナーから。
 1曲目は、夏のこの時期にしか聴けない「Water blue」。
「CDにも何にもなっていない曲です」 
とのことですが。今年も書きます。この曲のCD化希望。
 そう言えば「Water blue」の弾き語りバージョンを聴いたのは初めてかも。

 2曲目は彩恵津子さんに提供されたジャジーで素敵な「Gentle voice」。
 3曲目は人気曲の「裏窓」。。この曲はご自分のアルバムにも入れられていますが、高橋真梨子さんにも提供された曲。で、真梨子さんが最近、コンサートで歌っているんですって。嬉しいことです。

 以上で弾き語りコーナーはおしまい。
「さて、おじさんたちをよぼうかな。」みんなおいで」
と、金吾さんが言ったので、私は思わず、「え、じいさんじゃないの?」とつぶやいてしまいました。いつも、Paradigm Shiftのメンバーを呼ぶとき金吾さん、「じいさん」といっていますので。でも、考えてみるとキーボードの中道さんがまだお若いようなのでじいさんはかわいそうですよね。幸い、ステージには聞こえなかったようなのでひと安心。

 そんなわけで演奏されたのはJazz singer」。超ジャジーな曲なので、今回は絶対にやると思っていました。もちろん一緒に歌わせて頂きました。
こうして始まったバンドコーナーも私の好きな曲が目白押し。
 「アップテンポの曲はこの曲くらいだから大切に浸かって」と金吾さんが言ったからかもしれませんが、手拍子で楽しかった「Like what?」。
 「Water blue」と同じく、この時期にしか聴けない「昼下がりのセレクション」。この曲も手拍子で盛り上がりました。ちょうど2年前、名古屋ライブに初参加したときにもこの曲、手拍子で盛り上がったのよね。その時のことも思い出して幸せ気分♪
 「シャワールームのある風景」、じっくりと聴きました。暗い曲だけど大好き♪
 バンド演奏の「once again」、初めて聴きました。ジャジーな雰囲気がよく出ていて素敵。
 「インクブルーの夜明け」「Modern times」、いつ聴いてもいいなあ。
 結局私、金吾さんのジャジーなナンバーはみんな大好きなのよね。(^^)

 2-setで印象に残ったMCを少し。

「最近、がっかりしたことってある?」
という、金吾さんの問いかけに対して。サポートメンバーのどなたか失念してしまいましたが、「政治家」と答えた方が。で、金吾さんうなずいていましたが。でも、みんな選挙にはしっかり行っているそうです。さすが。
*このことに関して、
 今回のライブ参加組のTさんから情報を頂きました。ありがとうございます。
 政治家にがっかりしたのは片桐さんだそうです。

 あと、友人知人で亡くなったり、病気になったりということもがっかりしたことみたいですね。
そんな病気になってしまったご友人の話をしていたら会場から
「金ちゃんも気をつけてね」
という声が。ほんとそうだよね。

 それから、今後のライブ予定もお話しされていました。
 このライブの約1週間後に行われる逗子サーファーズでのイベントの吉野藤丸さんとのジョイントライブ(この記事がUPされる頃には終了していると思いますが)とか、9月のグリーンスポットでのプライベートライブとか。
 それで、次のBITは10月というお話もされていたのですが。
「10月末だと思うけどいつだったかな?」
と言っていたので、私、思わず
「28日ではないですか。」
と言ってしまいました。そうしたら
「そうそう28日、さすがだね」
とお返事が。この瞬間が幸せなのよね。でも残念ながら、この2週間前の大阪ライブに参加するため、10月28日のbITには来られないのですが。

 こうしてあっという間に2-set終了、アンコールへ。アンコール曲なかなか始まらなくてドキドキしましたが。
 中道さんの素敵なキーボードの演奏から始まったのは「 New York State of Mind」。金吾さんのボーカルもバックの演奏も迫力があって、「ああこれがバンドライブなんだなあと実感していました。
 2曲目は「Mas que nada」。私はスターダストレビューのライブアルバムでこの曲を知っていました。日本のアーティストで知っているというところが、洋楽にうとい証拠ですが。
 それはともかく、手拍子と合唱で大盛り上がり。お隣のcharさんはほとんど全部歌っていましたし。私もスターダストレビューのライブアルバムをもう少し聞き込んでおけば良かったです。でも楽しかったので。(^^)
 ここでサポートメンバーの皆様が退場。お疲れ様でした。

 そしていよいよラストの曲。
 このライブの5日前に逝去された山川啓介さんへの追悼の意味も込めて、金吾さんのギターの弾き語りで山川さん作詞の「東京 Come & Gone」がラストの曲でした。で、詩をじっくり聴かせて頂きました。
 この曲はキャンパスで出会った3人のことを歌った曲。そのうち「彼」と「彼女」がカップルになり、「僕」は2人を見守っていたのですが、彼と彼女は別れてしまい、彼女はふるさとへ帰ることになり、僕は彼女を見送るという内容です。何か奥が深いと思いました。歳月を経て変わっていく、それが人生なのかもしれませんが、歌詞にもあるように、10年経ってみんなでまた会えるといいなと思ったり。。

 そんなしんみりした気持ちでライブ終了。でも、とっても幸せな気持ちでした。初参加のjazzy night、本当に楽しかったです。また機会があれば参加したいと思いました。
 素敵な時間をプレゼントして下さった金吾さんとサポートメンバーの皆様、ありがとうございました。

 次回は、上でも少し書いたように10月に大阪のライブに参加予定。こちらもとっても楽しみです。((o(^-^)o))

濱田金吾さんの公式ホームページこちらのページにて、2017年7月29日のセットリストをご覧頂けます。

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