平安夢柔話

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斎宮に行きます♪

2009-11-06 18:35:41 | えりかの平安な日々 04~09
 現在、三重県の斎宮歴史博物館にて、11月23日まで、「「伊勢物語 ~狩の使と斎宮」の展覧会が開かれています。
 狩の使と斎宮というキーワードですぐに連想されるのが、在原業平と恬子内親王です。「伊勢物語」の69段には、狩の使として伊勢にやってきた在原業平と、斎王恬子内親王の恋愛が描かれていますよね。この2人には興味津々です。

 それで、ぜひ展覧会を見てみたいと思い、来週、斎宮への日帰り旅行を決行することにしました。朝6時半に家を出発、夜9時に帰宅予定です。斎宮滞在は約6時間、その間に、展覧会や斎宮歴史博物館の常設展示を見たり、斎宮跡を歩いて妄想したりしようと思っています。何しろ数年間、熱望していた斎宮行きですから、思いっきり楽しもうと思います。

 そこで、斎宮でたくさん妄想できるようにと、現在、本を読んで予習しています。

 まず最初に読んだのは、『華麗なる宮廷才女 ー人物日本の女性史1(円地文子監修 集英社)』の中に収められている『斎宮の系譜』です。
 この文章は、国文学者の清水好子先生が書かれたもので、朱雀天皇御代の斎王、村上天皇女御の徽子女王(929~985)の生涯を綴った文章です。私が、斎宮や徽子女王に興味を持つきっかけになった文章でもあります。
 今回読み返してみて、「徽子女王はやっぱり素敵」と思いました。自分の考えや意志を持ったしっかり者の女性、それでいて優雅で女らしく、才能も豊かです。
 徽子女王の人物伝を書いてみたいと思っているのですが、思い入れが強すぎることや、何よりも彼女の原点というべき斎宮に行ったことがないのでイメージが思い浮かばず、なかなか実行できません。彼女が少女時代と、中年になってからの数年間を過ごした斎宮に実際に行ってみたら、少しは考えがまとまるかもしれないし、妄想もふくらむかも…と、ちょっと期待しています。

 そして現在は、斎宮歴史博物館の学芸員、榎村寛之先生の書かれた『伊勢斎宮と斎王 祈りをささげた皇女たち(塙書房)』を読んでいます。拙ブログ内の『(女専)子女王 ~神がかりした斎宮』を書くときに参考にした本で、斎宮制度や斎王たちのエピソードや歴史をわかりやすく解説してあります。お薦めの本なので、図書室で紹介してみたいとも思っています。

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