漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不妊を漢方で・黄体機能不全・漢方家ファインエンドー薬局

2015-11-11 | 子宝・妊娠体質つくり
婦人科で黄体ホルモンが少ないといわれ高温期に黄体ホルモン剤の補充をしながら3~4年タイミングをとってきたが妊娠しないという30代女性。
排卵までに約3週間かかる。ストレスがあると生理周期が乱れ基礎体温のスパイクも多い。

理気活血、補血、補腎陽対策でスタートして1か月後。
スパイクがだいぶ減り低温期と高温期の差がくっきりして元気な基礎体温に。

その後さらに3~4か月、漢方を微調整しながら続けると、14日で排卵する周期も現れてきた。
排卵期の勢いがもう少しなので、理気剤に加えて低温期に炒麦芽を重ねる。
すると低温期がさらに安定して、低温から高温への変化が素早く元気になった。

かかっていた婦人科を不妊専門クリニックにかえてみようかと話していたので、体調も良いことから転院すると、基本検査&AIHで進行中にすんなり妊娠。

彼女は、黄体ホルモンが少ないという言葉にこだわって毎回ホルモン値を気にしていました。そのことがストレスとなって生理のリズムを妨げていたのか、理気活血剤や炒麦芽がよく効きました。

黄体期の充実は黄体期にホルモン剤をプラスするより、低温期に良い卵胞が育ち勢いよく排卵するよう養生することが一番の改善法。それにホルモン剤に頼れば頼るほど自分の分泌力は低下します。
黄体機能不全

低温期が長くかかるのは腎陽不足も考えられパワーアップを図りました。半年ほど続けると力がついてくるので必ずしも排卵まで14日でなくても良い卵子が育つようになります。

黄体期が心もとないと心配している方、どうかご相談ください。


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