後鼻漏（こうびろう）を漢方で

喉の奥に鼻汁が降りてへばりついているみたいで、よく咳払いするがスッキリしない・・・
そんな症状で長年悩んでいる人、意外に多いです。

そのような人の鼻粘膜は腫れ気味なので、血流改善や無駄な水を掃かす対策はよく行いますが、
長年患っているというのは、自らの体力不足（気虚）があるのでこれを改善する必要もあります。

鼻やのどは直接外気に触れるところですから、その粘膜の力が低下していると絶えず外気が刺激となっていつまでたっても治らないのです
また、胃腸ともつながっていますから、夕食が遅いなど食事の不摂生で胃腸が疲れると鼻やのどの粘膜も影響を受けます。

まず、どのような時に症状が悪化するか、自身の体調を観察してみましょう

たとえば、
天気の悪い日に悪化する
体を動かしたり入浴で体を温めると鼻の通りはよくなる
というタイプは、袪風湿しながら体を温める力をアップする漢方対策
（たとえば勝湿顆粒＋鼻淵丸＋レオピンファイブ）

風邪をひきやすくて長引きやすく、鼻やのどの症状が続く
というタイプは、粘膜の力が足りない衛気虚の対策を加えます。
黄耆をたっぷり含む玉屏風散（衛益顆粒）などを用いて良い結果がでています

夜食や外食が続くと症状が悪化する
という場合は、胃腸の掃除から行います。
胃腸がスッキリすると鼻やのどもスッキリします。

いろいろなパターンがありますので、相談なさってみてください

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