漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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気を開いて、つかえを取り除く漢方薬

2021-02-05 | 春の養生法

食べた物は口→胃→腸と、体の上から下へ向かっていくべきですが、

この流れが滞ると、張ったり、つかえたり、逆流してゲップが出たり、便秘になったり下痢になったりして痛みを伴うこともあります。

春は気の流れが停滞しやすく(気滞)、ここ数日、「開気丸」のご指名が増えました。

お馴染みさんのカルテを見ると、開気丸を購入しているのが決まって春だったりします。

開気丸の効能は胃腸の不快症状の改善ですが、腹が張る、胃がつかえて苦しいなどが選択ポイントです。

気滞状態が長引いていると石のように固まっているので、効いてくるのに数日かかる場合もありますが、

つかえがとれた途端に霧が晴れたようにスッキリします。

気を開くという考え方は西洋医学にないものですが、症状の解消にきっかけを与えてくれる大切な漢方の働きで、ストレスなど精神的な症状に用いることもあります。

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