漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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虫類で通絡(経絡のつまりを解消する)痛みやしびれ

2023-01-20 | 漢方的話題
生薬の中で、サソリ、ムカデ、ミミズ、ヒル、アリ、カイコなどは、経絡のつまりをとる働きがあります。
たとえば、帯状疱疹や脳卒中の後遺症である痛みやしびれは、なかなか頑固で、鎮痛剤を長期間続けても取れなかったりします。そんなとき、この通絡という対策もやってみてはいかがでしょう。当薬局では、ヒルやアリの製剤を利用しています。

脳梗塞の後遺症で何年もたつが半身の手足になんともいえない重痛やしびれがあるという方に、ヒルの錠剤を加えて飲んでいただいたところ、足の動きが少し軽くなってきたそうです。
また、高熱の後遺症で目が見えづらくなって治らないという方にもこれを用いて、驚くほど改善してくれました。
またつい先日は、歯科治療後、原因不明の歯痛が1年近く続いているという方に、まず三叉神経痛などに用いる漢方薬を数日使ってみていただいたのですが、今ひとつということで、通絡を試みることにしました。うまく改善してくれるといいなあと願っているところです。
私個人も歯茎の痛み(歯周病?)にこれを使って改善した経験があります。

昆虫食が注目されています。たんぱく質やミネラルが豊富で体に良いと思います。
日本ではミミズは解熱に使われていますし、ハチの子やイナゴも食べています。なんと大正時代でも50種類以上を食べていたそうで昔の日本の食物多様性は素晴らしいですね。
今では農薬(殺虫剤)の使用で、地球上の昆虫は激減しているそうで、今後が不安でもありますが。
先日の印旛沼付近の探鳥会の様子です。1万歩くらい歩きますが、鳥を探しながら歩いていると多少天気が悪くても、寒さも疲労もあまり感じません。知らず知らずのうちに健脚になれ、ストレスも解消できます。


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