「健全な精神は健全な肉体に宿る」
疲れすぎると難しいことは考えられなくなるし、ちゃんと食べないと気持ちが不安定になることもあるし、産後の体力消耗でうつに陥ってしまうこともあります。
体が元気でないと精神活動は弱るのです。
「心主神明」
中医学では神明は「心(しん)」にあり、十分な「血(けつ)」が必要としています。心(しん)とは西洋医学的な心臓や循環器系を含みます。
感情が高ぶったり動揺したりすると思わず胸に手を当てて気持ちを落ち着かせようとします。やはりこころは心によって支えられているのでしょう。
そして「血虚」の症状の中に、不安、気分が落ち込みやすい、眠りが浅いなどがあげられています。一見、西洋医学的貧血とまったく関連のない症状ですが。
たとえば、血虚体質で漢方を飲み、体が充実してくると、「この漢方を飲むとよく眠れる」とか「気持ちが楽になる」という声をいただくがあります。
中医学的に考察すれば当たり前のことですが、そこが西洋医学と異なる経験医学のすごいところですね。
精神的な弱りを自覚したら、漢方飲んで、よく食べてしっかり休息をとってください。
オオイヌタデ(シロバナサクラタデ)やコミカンソウが見られるようになりました。そろそろ夏も終盤?
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