亀鹿仙(きろくせん)の主な成分は、亀板や鼈甲、つまりクサ亀やスッポンの腹甲羅
クサ亀は、池の水をさらうTV番組で外来種として疎まれ日本には居場所がないようだが、大切な生薬なのだ
亀板:滋陰潜陽・清虚熱、益腎強骨、固経止崩、養血補心
鼈甲:滋陰潜陽、軟堅散結・破瘀通経
で、妊活対策では特に卵胞期によい働きをしてくれる
卵胞期とは、たっぷりの栄養の中で焦らずじっくり良質の卵子を育てるときで、生理周期の健全さは、ほぼこの時期の充実度で決まるといっていい。
そのため卵胞期は、補血滋陰益精活血理気など体質に応じてできる限りの漢方対策で取り組むようにしている。特に、年齢が高まると血流悪化により末端の栄養不足が発生しやすく、滋陰潜陽が重要なカギとなる
実際、採卵治療でなかなか結果が得られない人にこれを使ってスムーズに採卵できた経験もある。
年齢とともに生殖能力が低下するのは事実で、これに逆行して若返るのは、ふつうに生活していては難しい。何千年もの経験を積み重ねた中医学の知識の中には、それをなしうるものがあるということに驚く。
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