漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不安定な気候に漢方を使い分けて

2013-08-03 | 漢方的話題
「湿気でムカムカして体がもやっとしたとき、夫の勝湿顆粒をもらって飲んだらすぐ治っちゃった」

「湿気の多い日に背中の痛みと肩のこわばりが出て、勝湿顆粒に冠元顆粒を少し足して飲んだらスッキリしました」

「これから先は麦味参顆粒、少し手元に置いといたほうがいいかな」


アカバナユウゲショウ。小さなピンク色の花がよく見られるこの頃

漢方ファンの皆さん、上手に工夫していただいてうれしい限りです

今年の夏は西と東で気候が異なり、西は猛暑で東はいまだ梅雨があけない。
千葉県はちょうどその境目のようで、
暑いかと思えば急に冷たい風が吹いたりと一日のうちでもコロコロ気候が変わる。
また冷房の効いた場所とそうでない場所の環境変動も大きい。
そしてどんな時も湿度は高い。

そこで、環境に応じて漢方薬を使い分けると体がスッキリします。
湿気が多いと感じたら、湿を取り去る処方、
たとえば、かつ香正気散(勝湿顆粒)や分消湯、平胃散、五苓散など
冷えを感じたら、桂枝湯、人参湯、冷房で首や肩が凝り固まったら葛根湯とか。
外仕事でどっさり汗をかいたら、生脈散(麦味参顆粒)飲んでおいたほうがいいでしょう。
うまく使い分けると1服、2服で体が整います。

漢方は食事メニューと同じ。
今日はどんなものを食べようかと考えるのと同じ発想で漢方をアレンジしてみてください。


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