漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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12月に雲雀ひばり?

2012-12-18 | 植物&動物
日曜日、印旛沼サンセットヒルズで催される自然観察会に行く途中、
歩いているわずか先にハラっと舞い降りた小さな鳥。
あれっひばり?
今頃ひばりがいるのかと思ったけど、おつむに冠があるし。

ホオジロにも見えますが、


冬でもヒバリはいるのか講師に尋ねるといるとのこと。
「一年中あんなにさえずってたら疲れちゃうでしょ、冬も静かにいます。」

この日の自然観察会では、
タカ、メジロ、ヒヨドリ、コゲラ、ジョウビタキ、シジュウカラ、カワラヒワなどに遭遇。
野鳥に慣れた人たちは見つけるのが早く、講師も講義をしながら視線が木々のあちこちに動いている。
当分こんな風になれそうもない・・・

そして冬に咲く花、ヤツデとビワを観察。
二つとも、濃厚な香りを放っています。香りで冬の数少ない虫を呼び集めるのだそう。

ヤツデの花。
花びらの開花とともに雄蕊が5本でて土台部分から蜜を分泌。
その後いったん蜜はなくなって雄蕊と花びらが落ちたのち、
雌蕊が生長して再び蜜を分泌するという仕組み。そうやって虫たちをうまく利用しているわけ。
花房をよく見るとさまざまの段階の花が見られます。


ビワの花。
広くてふさふさ毛の生えた葉は、虫が日向ぼっこするのに打ってつけ。
寒さで動きが鈍った虫たちは、葉の上で充分体が温まると蜜集めに活動を開始するのだとか。


小さな美しい真珠のような白い実が見えるでしょうか。奥のほうにも転々と。
大きさも真珠そのもの。スズメウリという。別名、真珠の首飾り。


暖かかった日曜日、もやっているけど印旛沼サンセットヒルズから見えた富士。