漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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夏はきぬ

2009-05-23 | 植物&動物
ミズキ(水木)・・・滴るほど水分を含んでいるそうです。
散歩途中、強い日差しを避けて木陰に飛び込んだら、ちょうどこの木の下で、
静々と雪が降るように花が落ちてきました。


今週は、すっかり新型インフルエンザの情報に翻弄され、
地に足がつかないというか、
常時「今何人?」「場所は何県?」
なんてことばかり気になってました。

今日になって、今回の震源地(?)メキシコのインフルエンザ終息の記事。
(まだ地方には出てるらしいけど)
このウイルスは変異しづらいらしいとのこと。

ちょっと安心する一方で、みょうに虚無感にも襲われている。
牛(狂牛病)鳥、豚・・・
「ワクチンを作りやすい」、とか記事には書いてあったけど、
もっと人間、自然に対して謙虚に生活しなきゃいけないんじゃないだろうか。

「地球の揺り戻し」とでもいうようなそんな事態があるとしたら
人間なんてひとたまりもないんじゃないだろうか。
もしかしたらこのウイルス騒動はほんの始まりにすぎないんじゃないかなあ。


外は、気持ちのいい初夏の陽気で、

「ノイバラ」
野バラと言えば日本ではこの「ノイバラ」が代表格だそうです。
田んぼに引き込む水路や湿地で日当たりがいいところによく見られます。

爽やかな日差しにふさわしい白さ。

思わずシューベルトの「野バラ」を」口ずさんだけど、
歌詞を追うと野中のバラは「Röslein rot」赤いバラでした。
シューベルトの国では、野中に赤いバラが咲いてるのかなあ。

秋になると赤い実がつき、これを煎じて利尿、下剤の作用があるそうです。


ウツギ(空木)の花も咲き始めました。

別名は卯の花。「夏はきぬ」の歌の冒頭にでてきます。
卯の花~匂う垣根に、ホトトギス・・・

こんな季節の歌、すっかり忘れてたなあ。
いい季節をくれる自然に感謝。