漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ベオウフル/呪われし勇者(映画)男女のさが

2007-12-04 | 映画
男と女のさがというか、この問題は本当にラビリンスです。

優しく美しく気高き王妃は、王の浮気が許せず跡継ぎを作ろうとしない。


一方、この魔物と恐れられる女は、「富と権力を与えてあげるから子供を産ませて」と男を誘うのです。

魔物の女は子供(この子供が半端じゃない)が育ってしまうと前の男を子供にやっつけさせてまた次の勇者を誘うのだ。

ん~、なんちゅうやっちゃ!
けしからん。

と思うけど、

よく考えると、この両パターンの性格は、あるある、いるいる。
しかも一人の女の中にも存在しているかも。

そして、困ったもので、
勇者の男たちも、魔物の女の誘いを受けなきゃこの悪循環を断ち切り、優しく美しく気高き王妃はりっぱな王子を産んでくれただろうに、いちいち、次々と、やすやすと、魔物の女のえじきになってしまうのだ。

王妃は王に問う、「そんなにその女は美しいの?」
王「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」

ん~、やっぱ勇者(男)は呪われている・・・

ホント、男と女の仲は、秘密が山ほど、問題が山ほど・・・


ところで、この映画で話題にしなければならないのは、役者本人と役者そっくりのCGアニメが交錯するつくりだということでしょう。
だもんで、それを見極めようと画面を必死に凝視するものだから、字幕にまで目が行かず、ストーリーが頭に入らなくなることも。

CGもついにここまで、って感じです。

ちなみにマルコビッチは、本人のほうがあたかもCGのようでした。


★★★★  ・・・★をつけるのは難しい作品だけど。

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