龍の子供は9匹いて(九龍)、
その第一子の名前が贔屓(ひいき)です。
体は亀、頭が龍の姿をしています。
第一子として親龍がとても大切にしたそうで、
「えこひいき」とか「ひいきにする」などの
言葉の語源となっています。
悠久の美~中国国家博物館名品展 東京国立博物館
を観てきました。
見事な道具や飾り物の数々が
古いものではなんと紀元前4000年の時代から
使用されていたとは、まったく驚きで、
このころの日本にはまだ文明らしきものは
ありません。
中国の奥地で発見されているので、きっと
そのころ、このあたりはもっと温暖で過しやすく
にぎやかに人が行きかっていたのかなと
思いをはせたりしました。
その地を中心に地図を眺めると、日本の位置は
まるで宇宙の果てのようで、
こりゃ、どうにもかなわん・・・
と思ってしまいました。
で、この贔屓は、その展示品のひとつというわけではないのですが、
そこのミュージアムショップで買い求めたものです。
「あ、贔屓(ひいき)だって。この龍の名前かしら?」
すかさず中国人の販売員が、
「龍の長男の名前ですよ。長男だから大切にされたのです。
縁起がいいですよ。」
とかなんとか、話しながら購入してしまいました。
ところでこういうものは、作品に値段がついていて
それを払えばよいのかと思うと、作品を乗せてある
台座がないとどうにも格好がつきません。
でも、台座はそれを裏返すと、底にしっかり値段が
ついています。
これも結構高い。
ま、それでも縁起物ですから、
ありがたく購入させていただきました。
そうそう、名前といえば、「やくざいし」というのは
長ったらしいかなとかねがね思っていたので、
今年から「やく」にします。
というわけで、
どうか、今年もご贔屓に